カイパパ通信blog☆自閉症スペクタクル

〜自閉症から広がる、チャレンジに満ちた新しい世界!〜

ラジオでお話しします! 4月1日&4月8日

インターネットラジオ「多文化ラジオ番組 People Junction」に出演させていただきます。

・第1回(4月1日放送)テーマ「世界自閉症啓発デー 自閉症、はじめまして!」
・第2回(4月8日放送)テーマ「ストリートで出会う 自閉症」
 放送時間は、朝7:30〜8:00

よかったら聴いてくださいね♪

【ラジオの聴き方】
「People Junction」HP内の「東日本チャンネル」(▶)をクリック!ネット環境があれば世界中どこにいても聴くことができます。スマホでもパソコンでも。
■「People Junction」HP 
 http://www.yumenotane.jp/people-junction
People_Junction

<以下は、多文化ラジオ番組 People Junctionのページから引用です!>
【シェア歓迎❇️4月第1・2週の放送告知❇️】
多文化ラジオ番組People Junctionをいつもお聴きいただきありがとうございます。次回の放送は4月1日(土)です。次回は、4月2日の「世界自閉症啓発デー」にちなんで、『ぼくらの発達障害者支援法』の著者である「カイパパ」さんをスタジオゲストにお迎えし、2週にわたって「自閉症」をとりあげます。ぜひお聴きください。
■ 第1回 4月1日㈯ AM 7:30-8:00 放送
 「世界自閉症啓発デー 自閉症、はじめまして!」
■ 第2回 4月8日㈯ AM 7:30-8:00 放送
 「ストリートで出会う 自閉症」
【出演】
 カイパパ さん
  ∇ Blog「カイパパ通信blog☆自閉症スペクタクル」
    http://kaipapa.livedoor.biz/  
  ∇ カイパパさん Facebook 
    https://www.facebook.com/kaipapa2shin
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【ラジオの聴き方】
「People Junction」HP内の「東日本チャンネル」(▶)をクリック!ネット環境があれば世界中どこにいても聴くことができます。
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「People Junction」HP 
http://www.yumenotane.jp/people-junction

人には境界がある

親友が「感動的なプレゼンテーション」がつらかった話をしていて。プレゼンで使われた「音楽がキツい」と言っていた。

演劇とかやるとわかるけど、音を加えると、文字通り「ドラマチック」になる。へたくそな大根役者でも、らしくみえてくる。映画でも、音楽なしは実に少ない(音楽なしは、特別な演出を狙って行う)。
音楽は、人間の情動にダイレクトに働きかけてしまう。
音楽がキツいのは「さわられたくないのにさわられてしまう」からだと思う。

それで思い出したのが、昔プロコーチと話していて、まあそりゃプロだから上手に質問を投げかけてくる。初めは楽しみながら答えていたが、だんだんと嫌な感覚が襲ってきた。なんだろうこれは……。
「もう、これやめてもらっていいですか」とストップをかけたのだった。「わたしの内面にさわらないで」と思ったんだ。コーチは、すぐに悟って、謝ってきた。「コーチングをする際には、どこまで掘り下げるか同意が不可欠なのに、確かめずに勝手にやってしまった」と。

相談支援とか、僕の仲間には「話を聞く」仕事に就いているひとが多い。大変だろうなと思う。「質問」は暴力になる。
「さわられたくないのにさわられてしまう」キツさ。相談、も、支援、も。職業として、さわりにいってしまうキツさ。

人には境界がある。
境界を越える「テクニック」がある。
テクニックを使うには「倫理」が要る。

頼みの綱は、人への信頼

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ネットを見ていて、今や自閉スペクトラム症のある人への視覚支援の有効性は常識となったのだなと感慨深いものがあります。

視覚支援──たとえば絵カードやスケジュールを練習して使えるようになることで、わかる方法で認知を助け、見通しを持って自ら動けるようになります。(この「練習する」ことが抜けて、なんでも絵にして見せれば通じるだろうと乱暴なことをして失敗する例も多いようですが)

専門家ではない、ごく普通の親が「こんなふうにやってみたらうまくいきました!」と報告されているのを見て、心があたたかくなります。

でも、子どもがまだまだ幼くて、あるいは知的障害が重い場合や、そうでなくても「初めてのこと」をあらかじめ伝えることは難しいですね。たとえば、病院での検査とか。(理解したとしてもイヤなものでもあります)

近頃のカイを見ていて思うのは、イヤなこと、不安なことに耐える、がまんすることができてきたのは、「個別具体的な見通し」があるからというより(なかなか提示しても理解が難しい場合が多い)、「この人がすることなら、ひどいことにはならないだろう」という特定の「人への信頼」を頼りにしていることがわかります。

それは、親であったり、日々関わってくれるヘルパーさんであったり、学校の先生や病院の看護師さんだったりします。

「前にもこの人が一緒の時に、イヤなこと、痛いことをされた。だけど、それはそんなにひどいことにはならなかった」という体験の積み重ねが(ものすごく時間をかけて)人への信頼につながっています。

数年前のことですが、カイが「○○歯科、いく」と歯を指差して自分から言いました。歯医者で暴れてもがいて逃げようとしてきた彼が、「歯が痛い→歯医者で治療する(痛いけど)→歯が痛くなくなる」因果をつかんで、自ら選んだ。びっくりして、感動しました。

(見通しを持つツールの練習や活用、意思の尊重は前提として)
イヤなことでも、この人がついていてくれたら、だいじょうぶ。
そう思える人を、これからも増やしていきたいです。

au iPhone6sのSimロック解除の入り口

名古屋はいいお天気です。お散歩にでも行きたいところですが、午前中いっぱいかかって、au iPhone6sのSimロック解除と格闘。。。やっとできました! 解除のためのページに行き着くまでが長かった……。後に続く人のためにここに記録しておきます。

・Simロック解除のお手続き | au
https://www.au.com/support/service/mobile/procedure/simcard/unlock/

お上品な「お手続き」のページを何度も何度も訪問していました。Simロック解除の「注意事項」がつらつら書いてあるのですが肝心の「どこから解除できるのか」がわからない。
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ページ内のこのスクリーンショットの「Simロック解除が可能な機種かどうか」を確認するボタンが、入り口でした!!

私は、「iPhone6sだし、ロック解除できるにきまっとるがや」(名古屋弁)と、このボタンをスルーして他を探していました。見事auの術中にはまっていましたね。。。

入り口さえわかれば、後のやり方はCNETのこのページでわかります。
http://japan.cnet.com/news/service/35080167/

さて、どこのSimに乗り換えようかな?

RE: バスでのできごと(野球部のみなさんへ)

今日は成人の日ですね。

2012年12月に、バスの中で高校生が知的障害者をいじめた動画を撮りアップした事件がありました。その報道を知って「バスでのできごと(野球部のみなさんへ)」という記事を書きました。
事件の当事者である高校生へ向けて、障害のある子を持つ親からの思いを綴ったものです。

・バスでのできごと(野球部のみなさんへ)
http://kaipapa.livedoor.biz/archives/52449928.html

もう4年が経つんですね。この事件の高校生も、今は働いていたり、学生になっていたりするのでしょう。成人を迎えたかもしれません。

今わたしは彼らが「この時自らがしたこと/感じたことを覚えていてくれるといいな」と思います。

大人になると、守られる立場から、わが子や大切な人を自分が守る立場になっていきます。そのとき、人がどうしても抱えてしまう「弱さ」に気づくでしょう。この子が泣くと、わが身が切られたかのように痛く、悲しい……。その「弱さ」を否定せず、どう認めて大切にしていくか? 

あなたがたは、自らの生き方やあり方を問う経験を既にしています。叱られたり、叩かれた経験はとても苦しく辛いものだったでしょう。
だからこそ、「痛み」を憎しみや嘲笑ではなく、やさしさに変えていける──「弱さを知っている」大人になれると信じています。

大人になることを祝福します。おめでとうございます。
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10年前のカイ。地下鉄練習中。

2016年12月30日

少し早いですが、今年のしめくくりのごあいさつをさせていただきます。

2016年は個人的には身体の調子も回復し、良い年でした。このブログでも、出会ったことのない方々とも有意義であたたかい交流ができたことに感謝しています。ありがとうございました。

今年7月に起きた「相模原事件」のことについて触れないわけにはいきません。思いつくままに並べていきます。

・直後に起きたメディアによる「犯行動機」のたれながしによる心理的な追い込みが起きた。
・リオオリンピック後、ぱったりと止まった報道。NHK以外で取り上げるマスメディアはなくなった。
・隔離された特殊な場所で起きた、特殊な傾向を持つ人が起こした特殊な犯罪、としてメインストリームの中では忘却のかなたに流されていくことで決まったように感じる。
・「名前を持たない」人たち。「存在」を奪われたようだ。個人として、悼むことができない。
・街を歩くことに恐怖を覚える、身の危険を感じるようになったという当事者の思い。失われた社会への信頼・安心感。この事件は、加害者、被害者の範囲が、自然に拡大していくようなおそろしさがある。
・事件は固有・個別の物として語られるべき。同時に「社会」に敷衍して語られなければならない。なぜ?
・タブーがタブーでなくなる時、かろうじて残っていた「規範」が消失する。偏見・差別に基づく憎しみが表舞台に出てくる。犯罪行為ではなく、政治的な主張として立ち現れ、それが「排除を正当化する」統合(皮肉)の旗印になったら?
・当事者団体、親の会などからあがった意見表明は、事件(報道)へのカウンターとなって傷ついた心を癒やした。社会の「傾き」を修復する機能を果たした。
・「良識」や「規範」を、もう一度語り直すべき。だが、この土俵にあがること自体が苦しい。

あの事件が起きた日から、頭にもやがかかったようで不調が続きました。夏の間ずっとでした。秋口になってようやく心身の調子がマシになってきて、「物が考えられる」ようになったと思って、初めて不調に気づきました。わたしごときの心身の不調など、どうでもいいことではありますが、いったいどれだけの人たちが動揺し、傷つき、失われた時間を過ごしたのだろうか……そう想像したりします。

まとまった論考をすることは未だできません。傷ついているのだと思います。

「人は許すことなんかできない。ただ、忘れるだけだ」そう聞いたことがあります。
わたしが3か月経って調子が回復したのも、単に「忘れた」からにすぎないのでしょう。

特殊な場所で起きた、特殊な傾向を持つ人が起こした特殊な犯罪。わたしもそう思いたいのです、心の底では。自分の周りでは決して起きない。降りかからない。社会は安定したまま揺るぎない。

「障害の有無にかかわらず
 国民が相互に人格と個性を尊重して
 安心して暮らすことができる
 地域社会」 
(障害者総合支援法第1条より抜粋)

普段ならこんな「お題目」に心を動かされることもないのですが、しがみつきたい。切実に大事にしたい。
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<追記>
──先ほど、名古屋市緑区で起きた「心中」子殺し・自死事件のことを知りました。

ここでくだくだしく御託をならべること自体が──障害のことを、深刻なネガティブなものとして流通させてしまっているのかもしれませんね……

逆に、「こんなに幸せに生活しています!」なんてアピールも、まぶしくて弱っている人を、かえって追い詰めているかもしれない……

何もかもが無意味に思える。

無力だ。


人が人としてありのままで尊重される
生きることは、誰のゆるしも必要ない
「おたがいさま」で生きていこうよ

ころさなくていい
しななくていい
いきていこうよ

お願いだから

【活動報告】新城市民福祉フォーラムに登壇しました

12月3日開催の新城での市民福祉フォーラム。あたたかい笑いあり、涙ありの濃密な時間と空間でした。
テーマは、「知ってスッキリ!発達障がい」。目的は、発達障害に関わる関係者を、福祉だけではなく、保育・教育・行政からも広く参加してもらい、「連携の最初の一歩にしたい」というものです。
わたしは、ご縁あって、5月の最初の企画会議と諏訪利明先生への基調講演の依頼をお手伝いしました。

久しぶりにお会いできた諏訪先生の講演は、圧巻でした。テーマは、「まず理解から始めよう」でした。こうやって整理して伝えたら伝わるんだ!と気づきの連続。資料にグルグル丸をつけながら一言も聴き逃すまいと聴いていました。
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一番印象に残っていることは、「突然、障害だと言われ、自閉症の知識を十分に与えられずに、さぁ療育、と言われても親はとまどうばかり。丁寧な診断と説明が最初にあって、まずは知識を持ってもらうところからスタート」と言ってくださったところです。
子育てには「学校」がありません。みんな、「自分が育てられた経験」をよりどころに手探りで子育てにのぞみます。でも、障害のある子どもの「育ち」や「育て方」については経験したことがないから。未知のゾーン。だから、なんの見通しも手立ても示さずに「がんばって」と言われてもどうがんばっていいかわからず迷走するばかりです。親も誤学習と自爆をくりかえしてしまう……

「自分で勉強しなさい」と言われても、どう勉強したらいいのか? ガイドとなる人が必要ですよね。
諏訪先生は、自閉症の特性を「自閉症の人の学習スタイル」と表現しました。多数派の子どもたちとはちがった学び方をする。それを知ることができれば、試行錯誤の方向性を間違えずに、本人がハッピーに学ぶことができるわけです。
だから、「まず理解から始めよう」なんですね。「入り口」の大切さを、あらためて確認しました。

わたしは、第2部のシンポジウムに登壇させていただきました。与えられた時間は15分間。
「親のこれまでの経験から、会場に参加している専門家に対する期待を話してほしい」という主催者からのオーダーでした。

何が伝えたかったかというと、
子の障害がわかった親は、みんな、がんばろうとしている。だけど、うまくいかず、がんばりすぎたり、逆にもう子どもを見たくなくなったりとひとりの人の中でいったりきたりの葛藤をくり返している。
親は、自信を喪失して自己嫌悪に陥っている。同時に、自分の苦しみ=この苦しみという同一化が起きている。それが虐待リスクにつながっている。
子育てを親子だけで抱え込ませてはダメ。見通しと手立てを知っている専門家の出番です
ということです。
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なにしろ短時間なので、凝縮して伝えようと準備していました。5分オーバーしましたが、会場の熱がぐんぐんと上がり、伝わっていると実感しました。
親の体験を話す機会はたぶん10年ぶりです。10年前とは違って、自信を持って話せる部分ができてきたなと感じました。カイのおかげです。
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他にも感銘を受けたことがあります。
穂積新城市長が、フォーラムの冒頭に共催者としてあいさつをされました。市長自らがリーダーとなって「こども園」などを進めているのだなとご自身の言葉で丁寧に語られていました。また、途中退席されることなく、フォーラムの最初から最後まで参加されていたことにも驚きました。
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わたしの前に、高松信友(しんすけ)さんが当事者として、歌とメッセージを放ちました。
はじめに一言……、僕が小学生〜高校生くらいまで感じていた気持ちで言わせてください。1番困ってるのは当事者じゃなくて、オメェら(支援者)だろうが!バーカっ!!

大人になった現在でも、こう叫ばずにはいられないこと、過去の傷は過去のものではなく今も胸の中にある、折り合いのつかない苦しみがナイフのように突き刺さりました。
「これから」のことだけじゃなくて「これまでのこと」も反省して、大人になったひとたちと一緒に考えていく必要性を感じます。

シンポジウムの登壇者に、子ども未来課から上田敏代参事、学校教育課から榊原ともみ指導主事、新城福祉会から荒川淳矢氏がそれぞれの現場での実践について報告をされました。
荒川氏が最後に、「主に成人の暮らしを私たちは見ているが、過去にどのようにご本人が育ち、学んできたか野情報が本当に少ない。子どもの頃からの積み重ねを知りたい。もっと情報を共有できるように、連携をはじめていきたいです」という言葉が、今回のフォーラムの意義だったと思います。
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懇親会もあり、じっくりと親の想いを語り合うことができました。過去は変えられない、わたしたちは「間に合わなかった」ことがある、だからこそ今の子どもたちにはこんな思いをさせたくない──と。
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懇親会にて。気持ちの良い人たちとのあたたかい時間。

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プロジェクト部メンバーも応援に来てくれて心強かったです!

「新しい治療法」情報をどう受けとめるか〜LITALICO発達ナビに関連して

インターネットでは大量の情報が飛び交っています。「発達障害」「自閉スペクトラム症」……なんとかしたいと親も当事者も必死で情報を求めています。求める人がいれば提供する人もいます。

LITLICO発達ナビ(以下、「発達ナビ」。)というサイトがあります。トップページのバナーには「みんなでつくる発達障害ポータルサイト 子どもの相談からお悩みごとまで、みんなで解決」とあります。
「みんなでつくる」のあらわれとして、サイト内の「Q&A」や「コミュニティ」、「地域情報」の口コミ投稿欄、「コラム」のコメント欄にはユーザーが書き込めるようになっています。(会員登録が必要)

ユーザーによる医療情報に関する投稿の取り扱いについての発達ナビのスタンスが掲載されたので見てみました。

・ユーザーさまによる医療情報に関する投稿の取り扱いについて:LITALICO発達ナビ
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一方、上記のような表現を含まない、一個人としての感想や体験に関しては削除の対象となりません。

投稿者は、実際にその療法を取り入れて有用だと考えている場合もあるだろうし、もしかしたら商業目的の投稿者もいるかもしれないが、個人としての感想や体験(の体裁をとっていれば)は削除されない。うーん……これでは……。
ここで明らかにされているのは、ユーザー投稿はフリーダムだということ。
したがって、チェックが入っていない「そういうもの」として、ユーザー投稿は読まなければいけないという注意喚起として受けとめました。

発達ナビは、専門家による連載コラムがあることもあって、サイト利用者が「ここにある情報は信頼できる」と思わせる「見た目」をしています。そのため、同じ情報がSNSや掲示板サイトに掲載されていれば慎重に吟味したであろう場合も、つい信じてしまう場合がありそうです。
しかしながら、もともと発達ナビは、以下のような免責条項(Disclaimer)を掲げられて運営されているサイトです。「見た目」がどうであれ、「そういうもの」として慎重に接した方がよいと思います。
コミュニティでの投稿内容については、株式会社LITALICOがその内容を保証し、また特定の施設、商品及びサービスの利用を推奨するものではありません。投稿された情報の利用により生じた損害について株式会社LITALICOは一切責任を負いません。コミュニティでの投稿内容は、投稿者の主観によるもので、株式会社LITALICOの見解を示すものではありません。あくまで参考情報として利用してください。また、虚偽・誇張を用いたいわゆる「やらせ」投稿を固く禁じます。「やらせ」は発見次第厳重に対処します。株式会社LITALICOは、発達障害や特定の疾患に関する診断をしたり、投薬・服薬・服用の判断をすることはできませんので、症状や薬に関する質問にはお答えできません。不安がある場合は、医療機関等にご相談ください。

このような免責条項は、発達ナビに限らず、他サイトでも一般的なものです。

信頼できる情報かどうかは、つまるところ個人の判断に任せられています。その「新しい治療法」の効果とリスクを検討して、取り入れるかどうかの決断も個人でするしかありません。

参考にプロジェクト部の医療セミナーで、吉川徹医師が挙げられた考慮すべき基準を載せておきます。

【アドバイス】
効果が厳密に証明されていない「療法」が、全て効果が無いかというとそうとも言い切れない。
が、効果が確かめられていないものは副作用も厳密には確かめられていないことに注意が必要。

 <標準的ではない療法を試す際に考慮すべき3つの基準>
 1 安全性が確かめられている。あるいは理屈で考えてどう考えても危険でないもの。
 2 値段が高くない。本人や家族の負担が大きくない。
 3 標準的療法を受けることを妨げないものであること。

「1 安全性」と「2 負担」は慎重に確かめるべきです。1と2がOKだとしても、3をチェックしなければいけません。最初の時点では1と2がOKだったのが、あとで変わる場合もあります。特定の療法で、患者を囲い込み、標準的療法を受ける機会を逃して手遅れにいたるケースを避けるためにも。
くれぐれも気をつけていきましょう。

吉川医師は発達ナビのコラムを執筆されていて、新しい薬や治療法の情報の受けとめ方について述べられています。

・発達障害と医療、新しい薬や治療法の情報をどう受け止めれば良い?−児童精神科医・吉川徹(10)
https://h-navi.jp/column/article/35025865

ちなみに、コラムに関しても免責条項がついていました。
コラムに対する投稿内容については、株式会社LITALICOがその内容を保証し、また特定の施設、商品及びサービスの利用を推奨するものではありません。投稿された情報の利用により生じた損害について株式会社LITALICOは一切責任を負いません。コラムに対する投稿内容は、投稿者の主観によるもので、株式会社LITALICOの見解を示すものではありません。あくまで参考情報として利用してください。また、虚偽・誇張を用いたいわゆる「やらせ」投稿を固く禁じます。「やらせ」は発見次第厳重に対処します。

Accept Differenceキャンペーンが素敵だ!

うわーあぁ……
これはよみがえります(涙)

一瞬でいなくなる。人がいても関係なく、見たいもの、さわりたいものにいってしまう。この世には本当に「白い目」というものがあるんだと知りました。
経験者も、渦中にいる人も、そして、町中で「へんな子がいる」と思うかたも、見てほしいです。


動画のなかのセリフ(カイパパ訳)
「障害は、見て明らかものばかりではありません」
「時々、普通とは違う行動によって明らかになることがあります」
「あなたの(冷たい)反応は、いつも明らかです」
「私にできることはありますか? そう声をかけてください」
変化を起こそう。違いを受け容れよう。──Make a difference. Accept difference.

■このキャンペーンは素敵!

このTVコマーシャルは、Accept Differenceキャンペーンの一環で、目に見えない障害に対する理解を求め、オーストラリアのニューサウスウェールズ州のなかのMid North Coast地域(シドニーの北の沿岸部)で流されたものだそうです。
内容は、自閉スペクトラム症の子どもを持つ母親の体験をもとにしています。ですが、他にも目に見えない障害はたくさんあるので、あくまでも一例としてみてほしいと説明文にありました。

動画の最後に、Accept Differenceのサイトに誘導するアナウンスが流れます。このサイトを見てみたら、実によかったので紹介します。

・Accept Difference Understanding Disability and Inclusion
http://acceptdifference.org.au/accept-difference/

このキャンペーンの目的は、Mid North Coastのビジネスとコミュニティーをもっとインクルーシブ(包摂的)にするために、実践的な助言をシェアするものです(ビジネスが入っているところに注目!)。

Inclusive Businessのページでは、ビジネス一般、医療、スーパーマーケット、映画館、観光などに向けたアドバイスが書かれていて、相談できる機関へのリンクが紹介されています。企業にとって気づきのある先進事例や法律、研修の教材などのリストをまとめたPDFもあります。

いいな、と思ったのは、「私の企業は、インクルーシブです」という宣言をした企業がマップに掲載されていること。まだ数は多くないけれど、自ら手を上げる仕組みがウェブサイト上につくられています。

ただ「理解してください」というだけじゃなくて、実践的な実例を示す──
日本でも障害者差別解消法が施行されたけれども、こういう勇気と知恵を与え合うキャンペーンを企画して、実現できたらいいな!と思います。

おろかだから生きていける

自閉スペクトラム症は脳機能の特性だ。認知のあり方が、多数派の人びととは異なっている。
自閉スペクトラム症になる原因は、遺伝や周産期のトラブルなどが考えられる。

「周産期のトラブル」ということで言うと、思い当たることがある。
カイが産まれるまでに。切迫流産の危険があって、妻は3か月入院をした。予定日よりもひと月早く産まれた。体重も少なかった。

切迫流産のきっかけは? 思い当たることがないわけではない。だが、すでに持っていた「弱さ」があったのだろうと思う。

けれども「もしかしてあの時…」と話し合ったことはあったし、今でもふと思い出すことがある。

何かの結果が出たときに、「原因は〇〇だ」と言いたくなる。「原因は〇〇」なんだから何故それを避けなかったのか? という発想に直結しがちだ。

だけど、そう言えるのは、結果が出たからであって、「後知恵」に過ぎない。その後知恵が、指し示す原因が正しいかどうか? も、後からやり直して確かめることはできない。だから検証が不可能なのに、「結果がすべて」の人たちは勝ち誇るかのように断罪する(その人たちはわたしの頭の中にもいる……)。

結果でもって断罪するのは間違っている。

神でもないわたしたちが、行く先にある結果をすべて予見して行動を選ぶことは不可能だ。

それに、その時は「思わしくない」と思われた結果が、その先の「素晴らしい」「はじまり」になることだってある。

過去は変えられない。未来はわからない。

どうせ結果でもって、過去の選択を「原因」として非難されるとわかっていたら、挑戦しないほうがいいと思ってしまう。

生まれること、人と出会うことも、いつか別れで終わることは避けられない。
別れて、つらい、かなしい思いをしたからと言って、「出会わなければよかった」とはならないだろう。
結果の後にも行為は続く。行為と結果は連鎖している。めぐりめぐってどうなることやら──おろかなわたしにはわからない。

だから思うんだ。
おろかだから生きていけると。

「先の見えすぎお先真っ暗」

何もはじめないより、はじめてみるのがいい。愛とともに。

これは、前記事「ぼくのビリーフ」の続きです。
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