カイパパ通信blog☆自閉症スペクタクル

〜自閉症から広がる、チャレンジに満ちた新しい世界!〜

つぼみの会からの改善要望に対する名古屋市教育委員会からの回答書が掲載されました

平成27年10月に起こった「名古屋市立中学校の特別支援学級担当教諭による生徒への暴力」について、11月17日付の中日新聞等の各種報道により、知ることとなりました。

これに対して、愛知県自閉症協会・つぼみの会から名古屋市教育委員会へ「改善要望書」を提出しました。
名古屋市教育委員会からの「回答書」が、つぼみの会ブログに掲載されました

内容について検討して、名古屋市の特別支援教育が子どもたちにとって真に良いものとなるように、私も考え、発信していきたいです。

2016年は「信頼の年」に

あけましておめでとうございます。

昨年のテーマは、「養生・回復」でした。ブログにこう書きました。

「じぶんのこころとからだに耳を澄ませて進んで、助けを求められるようになります。」

だいぶできてきたかな?と思います。壊れた身体も、順調に回復してきました。

2016年は、「信頼の年」にしようと決めました。
今年は大きな挑戦が始まります。
だからこそ、信じて、頼る。じぶんひとりではできないことも、人の力を合わせれば、できる!
養生の経験をいかし、信頼して、信頼されるLIFEにしていきたいです。

みなさま、今年もどうぞよろしくお願いします。直接お会いできる機会が増えるといいなぁと願っています。
image

大みそか恒例の名古屋港水族館。イルカのカイくんは1歳でもう大人でした。
うちのカイも、もう子どもではありません^ ^

【プロジェクト部】今年をふりかえり、2016年を展望する

年末らしく、愛知県自閉症協会・つぼみの会プロジェクト部の今年をふりかえり、2016年の展開を展望する記事を書きました。読んで、関心を持っていただけるとうれしいです!

・今年をふりかえり、2016年を展望する
http://tubomiproject.blog.jp/archives/51494200.html

【1月16日開催】医療と上手につきあう方法のおすすめポイント

『医療と上手に付き合う方法〜自閉症に対して医療は何ができるの?2016』を開催します♪
 ⇒こくちーずからお申込みください。
 http://kokucheese.com/event/index/355508/

三河で聞けるチャンスの少ない、吉川先生(あいち発達障害者支援センター副センター長、愛知県心身障害者コロニー中央病院医師)講演のご案内です。

発達障害や自閉症の子どもの日々の世話をしているわけではない、医師がなぜ?と思えるほど、家庭での療育のポイント(心がけること)や、やってしまいがちな間違いを、なぜいけないか、どうすればいいか、根拠をもってお話しされる先生です。

説明は簡単、明快なのですが、大切な根本的なところを根拠をもって話されるので応用の幅が広く、若いお母さんでもわかりやすく、ベテランの支援者でも頭の整理がつき、原点に返ることのできる大切な時間になることを約束します。

今回の講演はそんな吉川先生が、「医療」について、「できていること」「期待・活用できること」について話します。投薬についてのテーマもあります。私たちが、どのように医療と関わっていくのが良いのか、どういうときに頼りになって活用できるのか、逆にどういうことはわからない、期待できないのか。が見えてくると思います。
 現在の、医療・療育は子育てに活用していきたいですし、根拠のない情報に振り回されないためにもこの辺のことは非常に重要です。

今回は、申し込み時に、聞きたいことのメッセージを添えますと、事前に先生にお伝えし、お答えしていただける特典もあります!
セミナー当日も、質問を受け付けます!(付箋に記入で受けつけ、類似の質問にまとめて回答の形式予定)

年明け早々の企画ですが、あなたの2016年の療育・支援がここから変わり始めるでしょう。

・日 時:2016年1月16日(土) 14:00〜16:30
・場 所:こども未来館ココニコ 1階 企画展示室
    http://coconico.jp/
(豊橋市松葉町三丁目1番地)
※豊橋駅東口からときわアーケードを北へぬけて徒歩10分
・対象:どなたでもご参加できます。
・参加定員:70名(先着順)
・参加費:愛知県自閉症協会会員=500円、 会員外=2,000円 

 ⇒こくちーずからお申込みください。
 http://kokucheese.com/event/index/355508/

仮説の伝播経路「ADHDは狩猟民に向いた特性?」

logmi「無関心な人を動かす2つの方法 「意識の高い人以外」を集めるには」という記事のなかで、記事の主題ではありませんが、「ADHDは狩猟民族の時代に活躍できた」という仮説を知りました。
大人になってみて自分なりに理解できたのは、おもしろい仮説があってね。このADHD傾向の人っていうのは、狩猟民族の生き残りであるという仮説があるんですね。これね、結構おもしろくて。生き残りというか、狩猟民族の時代には活躍できたんじゃないかっていう仮説なんですね。 ADHDの人って視覚優位なんですよ。目で物事を追うんです。同時複数に物事を追うことができる。こいつだって獲物を定めたら、衝動的に行動ができるんですね。それってADHDの傾向に当てはまって、そういう傾向の人って狩猟民族の時代は活躍できたんです。
ただ暗黒の時代がやってきて、農耕・牧畜民族の時代ですね。この時代にまったく逆転するんですね。

この仮説の出典が気になり、Googleで探してみました。

私が確認できたのは、1997年に米国で発表されたトム・ハートマンの『ADD/ADHDという才能』がこの仮説の初出のようです。日本では2003年に翻訳が出版されて、ブログなどで話題になった様子。
ADD/ADHDという才能
トム・ハートマン
ヴォイス
2003-07-01


この仮説が、2015年になって注目された経路を知りたくて調べてみました。Googleでヒットする記事からたどってみると以下のようなことでした。

(1) 2014年10月31日
New York Timesに、リチャード・フリードマン教授が寄稿したコラム記事が掲載された。ここでは、ハートマン氏の説には触れていない。

・A Natural Fix for A.D.H.D.
http://www.nytimes.com/2014/11/02/opinion/sunday/a-natural-fix-for-adhd.html

(2) 2014年11月25日
Mail Online(英国のタブロイド紙The Daily Mailのウェブ版)で、(1)を元ネタにして、リチャード・フリードマン教授の説を紹介する記事が掲載された。

・Did ADHD once have an evolutionary advantage? Traits linked with disorder may have helped nomads survive when hunting
http://www.dailymail.co.uk/sciencetech/article-2848548/Did-ADHD-evolutionary-advantage-Traits-linked-disorder-helped-nomads-survive-hunting.html

(3) 2015年1月25日
日本では、(2)を介して(1)を参照して(※)、バイラルサイトであるカラパイアが、翻訳・編集して紹介した。この記事が、Exciteニュースや様々なまとめサイトに取り上げられて広がった。
※カラパイアでは、参照記事として(1)だけが挙げられているが、使用写真は(2)から。

・世が世なら・・・発達障害「ADHD」は狩猟採集社会では優位性を持っていた。現代でも適した職業や場所が見つかれば特性を強みに変えられる可能性(米研究)
http://karapaia.livedoor.biz/archives/52183303.html

以上が、仮説の伝播経路のようです。

仮説そのものが正しいかどうかはわかりませんが、ADHDの特性が太古の人類から由来するというストーリーは「ロマン」として魅力的だなあと個人的には思いました。

----------------------
ちなみに、(1)A Natural Fix for A.D.H.D.の内容は、狩猟民族のことだけクローズアップされていますが、他にも現在の脳科学研究をもとに、
「脳のドーパミンの報酬回路の機能に関して、ADHDの特徴がどこにあるのか」
「ADHDと診断される人が急増している理由は何か」
「子どもの頃ADHDと診断された人が大人になってADHD症状がなくなるケースがあるのはなぜか」
「子どもの学校のカリキュラムを変えることで、薬の使用をおさえられるのではないか」
といったことも論じています。むしろそれらがメインですね。知的刺激を受けました。

名古屋市:障害のある人を理解し、配慮のある接し方をするためのガイドブック

2016年4月施行の障害者差別解消法に関する「内閣府合理的配慮等具体例データ集」を見ていて発見しました。

「名古屋市:障害のある人を理解し、配慮のある接し方をするためのガイドブック」
http://www.city.nagoya.jp/kurashi/category/22-2-0-0-0-0-0-0-0-0.html

guidebook_cover
このガイドブックは、障害者団体のご協力のもとに、障害及び障害者の正しい理解のため、各障害の特性とこれまで実際に障害者が体験した事例等をもとに、適切な接遇応対の例を紹介したものです。

さまざまな施設におきまして、障害者に対する接遇対応の際の参考にご活用ください。

名古屋市の場合、このガイドブックが合理的配慮のベースラインになるのでしょう。
知的障害や発達障害への配慮について、「もう少し書けることがあるのではないかな?」と思ったりもしますが、他の障害についての記述を読んでいると「なるほど。そうなのか」とわたし自身学びもあったりします。各障害を理解する共通のスタートラインとして意味があると思いました。

今後は、数多くの実際の合理的配慮の実践を積み重ねて、このガイドブックも充実させていきたいですね。

「内閣府合理的配慮等具体例データ集」はとても有用なサイトですね。可能性を感じます。ぜひご覧になってみてください。あなたのまちの具体例もあるかもしれません。

ぶくパルおひろめ&クリスマスパーティー

新栄にできた「ぶくパル」(草の根ささえあいプロジェクトの新しい拠点)のおひろめ&クリスマスパーティーに行ってきました。
12377872_1294332537259637_3521245513969590100_o
初対面の方がとても多くて。若者もたくさん来ていて。あたたかくて、やさしい雰囲気が居心地良かったです。
これから、ぶくパルでどんな出会いがあり、成長のきっかけにめぐりあえるか、楽しみですね。
12374958_1294332333926324_4966992192647169161_o
トヤさん、すがぬまさん、トヤさんJr、わたなべさん ラブリーだ♪

1053388_1294332010593023_1604841362625657340_o
わたしには、さっそく出会いがありました。なんとぶくパルのロゴとパンフレットをデザインしてくださったかたが、長年カイパパ通信の読者だとわかって。家族、生活、仕事、活動について、ひとつひとつを丁寧に生きている人だなという印象をうけました。初対面でしたが、いきなり「半身ではなく、全人的に生きる人生の充実」について、深く語り合い、通じ合うことができました。
ぶくパルの奇跡が、既に始まっている。
12356992_1294332463926311_6929703723917263820_o
aileで読んで食べてみたかったUbuntuのベーグルも!美味しかったです

この場を創り、準備してくれたみなさん、いらしてくれたみなさん、草の根ささえあいプロジェクトメンバーに感謝の拍手を送ります。ありがとう! これからのぶくパルがとっても楽しみです。一緒につくっていく仲間になりたいです。

<おまけ>
703723_1294332540592970_3985133393021108673_o
わたしがラボラトリオ・ザンザーラ展で惚れ込んだイタリアの知的障害のあるアーティストたちが描いた名盤ジャケット。カレンダーにするクラウドファンディングが成功して、手元に届きました!
ぶくパルで、みんなに見てもらえるのがいいなと思って、寄付しました♪ ぶくパルご訪問の際には、ぜひご覧くださいませ。

名古屋市立中学校「体罰事件」被害者の母親からのコメント

千種区にある名古屋市立中学校での自閉症のある生徒への体罰事件(事件について:中日新聞記事)について、愛知県自閉症協会・つぼみの会から名古屋市教育委員会へ改善要望書(全文)を12月1日に出しました。

改善要望書のことを知って、被害を受けたお子さんのお母さんからカイパパ通信あてにコメントをいただきました。
何度かやりとりをさせていただき、ご自身の「コメントを公開して、親の思いをみなさまにもお伝えしていただきたい」との希望がございましたので、お母さんの承認を得て公開させていただきます。

こんばんは、はじめまして。
私は、千種区内の名古屋市立中学校で特別支援学級担任による体罰を受けた男子生徒の母です。

同級生のママ友から、この度の名古屋市教育委員会への要望書提出の件をお知らせいただきました。

ありがとうございます。
非力を嘆いて来ましたが、大きな力になって頂けたことがとても嬉しく有り難いです。

私達なりに教育委員会の教職員課へ、どの様になっているのかとお伺いをしておりますが、警察の刑罰を受けてからの処罰になるそうです。

今回息子が描いてくれて発覚した体罰の絵は2枚あるんです。
ひとつは、新聞記事にも載せていただいたげんこつの絵です。もう1枚は、机に頭をぶつけられて泣いている絵です。
身体の震えが止まりませんでした。

drawing

げんこつだけでは無く、この行為により、頭に出来た広範囲な打撲になりました。
しかし、担任教師は、机に頭をぶつけたことを認めていません。

いつもニコニコと穏やかな息子ですが、まだまだ突然襲ってくるフラッシュバックに苦しんでいます。

学校で行なわれた体罰調査にも担任教師は他の生徒さんへの体罰を認めてはいません。

どこまで自閉症児と親を馬鹿にしているのか?
許せません。

この度は、自閉症協会さんからの息子の体罰事件について活動くださり感謝致しております。
ありがとうございます。
どうぞよろしくお願い致します。


以下は、カイパパの感想と考察です。

わたしは、机に頭をぶつけられている絵を見せていただいたとき、息をのみ、言葉を失いました。打ち所が悪ければ、重大な後遺症さえ起こしうる危険な暴力です。ご本人の痛み、ご両親のご心労と憤りはどれほどのものか……。

一方で、担任教師は、げんこつで殴ったことは認めていますが、机にぶつけた行為はしていないと否定しているとのことです。

わたしには、いずれが真実なのかを確かめるすべはありません。
ですので、一般的な話としての感想となりますが、重い知的障害のある自閉症の子どもが、「想像で」このような絵を描けるか?
わたしがこれまで自閉症のお子さんと接してきた経験から言って「想像で」描くということは考えにくいのではないか?と思います。

現在、警察が捜査中です。真相究明が待たれます。実はこれは、「知的障害のある人の証言能力」の問題(困難性)そのものでもあります。
知的障害のゆえに、記憶があいまい、証言がうまくできない、反対尋問に答えられないといった懸念から、起訴までいたらないことが多々あるそうです(※刑事罰は、起訴されて公判による判決がなければ科すことはできません)。
今回は、本人が描いた「絵」があります。この絵を「証言」としてどのように評価するのか?

今回の事件を、多くの当事者、当事者家族、支援者、市民が注目をしています。
捜査当局は、慎重な捜査を進める上で、「証言」の価値を正しく評価し、また、知的障害のある人が安心して証言できる配慮をお願いしたいです。知的障害のある人にも、適正な司法手続きの保障を求めます。

また、愛知県自閉症協会は、今回の事件を「警鐘」として受けとめ、教育委員会としての真相究明と再発防止に真摯に取り組むことを要望しています。
どうか希望と夢をもって成長できる教育環境を保障してください。よろしくお願いします。

【開催告知】1月16日「医療と上手に付き合う方法2016」

愛知県自閉症協会・つぼみの会では、1月16日(土)に医療セミナーを開催します。

『医療と上手に付き合う方法〜自閉症に対して医療は何ができるの?2016』を開催します♪
 ⇒こくちーずからお申込みください。
 http://kokucheese.com/event/index/355508/

*現在(12月27日10:30AM)、こくちーずサイト復旧しました。

2014年に名古屋で開催されて大好評だったあの企画を、2016年は豊橋でパワーアップして開催します! ご期待ください。

申込を開始しました。詳しくは、プロジェクト部blogをご覧ください。
http://tubomiproject.blog.jp/archives/49472892.html

ご参加お待ちしております!
対談
カイパパと吉川医師(2014年11月)

愛知県自閉症協会が名古屋市教育委員会へ要望書を提出しました

<愛知県自閉症協会が名古屋市教育委員会へ要望書を提出しました>

中日新聞(2015年11月17日朝刊)で報じられた、名古屋市立中学校の特別支援学級での担任による生徒への暴力事件に関して、愛知県自閉症協会・つぼみの会が名古屋市教育委員会へ要望書を提出しました。

このような虐待が学校からなくなり、特別なニーズのある子どもたちが安心して成長できる場にレベルアップすることを心から願います。

・事件について(中日新聞2015年11月17日朝刊記事)
「特別支援学級の生徒殴る 名古屋市千種の中学校 50代教諭傷害容疑」
http://iryou.chunichi.co.jp/article/detail/20151117164136376

今回愛知県自閉症協会は、以下の三点について要望し、名古屋市教育委員会の対応を求めています。

1 本事件への対応として、真相究明と責任追及について
2 学校内での虐待防止措置の徹底
3 特別支援教育の質向上

・要望書の内容は、愛知県自閉症協会ブログをご覧ください。
http://blog.livedoor.jp/tubomi_no_kai_aichi/archives/47088963.html
about us
ブログ内検索

WWW を検索
このブログ内を検索
最新コメント
カテゴリ別
月別過去記事
最新Trackback
解き放て (カイパパ通信blog☆自閉症スペクタクル)
語る資格
10月8日の乙武さんツイートを巡って (カイパパ通信blog☆自閉症スペクタクル)
選べないからしあわせ
10月8日の乙武さんツイートを巡って (カイパパ通信blog☆自閉症スペクタクル)
着床前診断に関するメモ