たっくん

■たっくんへ

たっくんへ
なかなかあそべないので おてがみをかくよ

たっくんがまだちいさいころ カイくんのママに
「たっくんはパパとママのたからものなんだよ!」と はなしてくれたことがあったね
(たっくんはおぼえてないかもしれないけれど)
それをきいて カイくんのパパは かんどうしたんだよ
きっと たっくんのパパとママがいつも「たっくんはたからものだよ!」と はなして
いるんだね

そう たっくんはたからものなんだよ
たっくんが「じぶんはたいせつなんだ」と おもうきもちを、むずかしいことばでいうと

「じそんしん」というんだよ

これがないと みんな じぶんをたいせつにしたり 
ほかのひとをたいせつにすることができないんだ
たっくんには じそんしんがあるね! すてきだね!

カイくんも、カイくんのパパもママも たっくんのことだいすきだよ
またあそぼうね☆

カイくんのパパより
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ご近所のたっくんは5歳になるメインストリームの男の子です。
とても利発な子で、彼と遊ぶと、私の中で満たされるものがあります。
たっくんが、2歳か3歳のときに話してくれた「たからもの」という言葉、
自分は大切にされている・守られている――そういう気持ちが自尊心を育むんだって
感動したことを覚えています。
みなさんとシェアしたくて、たっくんへのお手紙をウェブサイトから送ってみまし
た。

たっくん、よめたかな?