2005年01月09日

笑っていたね

■笑っていたね

 告別式にて。

 ずっと涙がとまらなかった。

 友人代表の弔辞を聞いて、Aさんが最期まで弱音をはかず、病魔と闘ったことを知った。
 奥様の御礼のことばで、Aさんが優しく周りを思いやり、本当にたくさんのものをみんなに残してくれたことを知った。

 私は、Aさんによく「かっこいいですねー」と言いました。Aさんは「カッコつけなの!」と笑い飛ばしていた。
 だけど、本当にかっこいいんだから仕方がない。





 最後のお別れの時、花につつまれた顔を見て、妻が涙ながらに言いました。

「Aさん笑っていたね、すごいね……」

 たしかにそうだった。口元にほほえみが残っていた。





 その言葉を聞いて、何かが吹っ切れた気がした。

 早い旅立ちに、私はすごく悔しくて「憤り」のような感情を感じて混乱していた。

 Aさんは、ほほえみながら旅立っていったんですね。
 最期までかっこよく。
 私たちに、「大丈夫だよ」とほほえみかけながら。

 Aさん、あなたがいなくて、悲しくてさびしいけれど、そのほほえみに笑顔で応えたいです。

 私は、Aさんが誇りに思ってくれるような、「かっこいい」人間になります。

 ありがとうございました。


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この記事へのコメント
ネイティブアメリカンの言葉だったかな,
「生まれてくる時,あなたは泣いていて,周りは笑っている。
だから亡くなる時,あなたは笑っていて,周りは泣いているような,
そんな人になりなさい」という言葉がありました。
Aさんは,まさにそんな人だったのですね。
ご冥福をお祈りします。
Posted by ガンジー at 2005年01月10日 08:29
Aさんのご冥福をお祈り致します。
Posted by タロ吉 at 2005年01月11日 08:39
父のことを書いてくださってありがとうございました。
きっと父も照れながらも喜んでいると思います。
Posted by いおりママ at 2005年01月11日 16:33
>いおりママさん

カイパパです。
大変な中、コメントありがとうございます。
お通夜でお話ができて、よかったです。
残念だし、理不尽だなという思いは消せないのですが、
Aさんが、いつまでもくよくよしている私を望んでいるか? といったら、絶対ちがうだろうなと思っています。

逆境でも、「かっこつけ」て、
うまくいってもいかなくても、その時その場で、どんな行動をしたか、それは残るんだと教えてもらいました。

もう少し落ち着いた頃に、奥様にもごあいさつにまいりたいと考えています(今はなんと言葉をかけていいのかわからない…)。

すくすく育っているいおりくんの姿が、未来への希望に見えました。またお会いできる日をたのしみにしています。
Posted by カイパパ at 2005年01月14日 07:57