カイパパ通信blog☆自閉症スペクタクル

〜自閉症から広がる、チャレンジに満ちた新しい世界!〜

2011年03月

ハローグッバイ

職場の人事異動の季節です。

今年は、送り出し、迎え入れる立場になりました。

残る身になると、変化がないような錯覚をしますが、実は周りが変わることは、自分が異動するのと同じくらい変化があるのだとわかってきました。

人と人が起こす化学反応は、ひとつひとつが異なる唯一のもの。
だから、スタートアップから、ていねいにその人と向き合っていこう。

これが私の新年度の抱負です。

できるまで演じろ

「できるまで演じろ(Fake it to make it.)

依存症の会で言うんだ。古典的だけど効果がある。」

Brothers & Sisters season 3 第6話でのジャスティンの言葉。

たとえば、本当はアルコールが飲みたいのだけど、飲みたくないふりをする。
そのうち、本当に飲みたいと思わなくなる。みたいな。

新年度、それぞれの新しい環境で、「できない」「無理」「こわい」と思うこともあるでしょう。
そんな時は、おまじないみたいに唱えてはいかがでしょう?

Fake it to make it.
できるまで演じろ!

同じ月を見ている

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3月19日のスーパームーン
びっくりするくらい明るかったですね。

右の人も左の人も、あおぐは同じ月。
明日がよい日でありますように。


仙台から

今日、見慣れたロゴの、小さい封筒が届いていた。あれ?!

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NPOみやぎ発達障害サポートネット通信「すぽっと」だ!


被災地である仙台から、いつもより短いけれど、いつもどおり「すぽっと」を届けてくれた。

昨日の記事「西日本からできることをめぐって」を書いた直後に、みやぎ発達障害サポートネットの@sendai_autism さんとツイートのやりとりをしました。

2011/03/27 20:08:32
@kaipapa2shin 元気な人がいつも通りに元気に希望を与えてくださることも、被災している人には大きな支えになるものです。哀しみは誰もが持ち続けます。それも私たちの使命です。いろんな人がいる。それで良いじゃないですか?

2011/03/27 20:12:54
@sendai_autism ありがとう。大変な中なのに、激励してくださって。腹をすえて、命を使っていきます。

2011/03/27 20:38:18
@kaipapa2shin またまた…そんなに構えないで。ゆったりとまっすぐ信念を貫くカイパパさんが私は好きよ。カイパパさんの言葉の紡ぎは私たち親のそれぞれの「今」を支えてくださるものです。だから深呼吸して、ゆったりと…お願いね。

2011/03/27 21:16:11
@sendai_autism はい(*^^*)


もやもやしていた私のほうが、力づけられています。

今日の虹っ子広場ブログに、「すぽっと」発送のことがつづられていました。

・届くことを願って-虹っ子広場
http://blog.canpan.info/mddsnet/archive/2361
いつもどおりだったのは、25という日にちと、携わったスタッフメンバー。
いつもと違うのは、企画案を再編し、制作・発送の手段を探ったこと。
ひよこさんが奮闘しました。

今回は、A4紙サイズで発行させていただきました。
震災後という状況の中、ひよこさんがA4の色紙をゲット。&いつものように原稿集めとデータ化。
事務局での印刷、折り方作業。
そして郵便で発送いたしました。いつもより小さい封筒です。

いつもより小さい。
いつもより少ない。

だけど、いつもどおり、あたたかくて、強い「思い」を届けてくださいました。

そして、封筒には……

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ひとりじゃない!
 

どんな時でも、どんな状況でも、淡々と、できることをやっていく。続けていく。

勇気と知恵をいただきました☆ ありがとうございます!

「西日本からできること」をめぐって

昨日、講演会の後、二人になった時に、ジョーさんが「なんか気持ち悪いんだよね」と言った。

私が震災の二日後に書いた、「西日本からできること」の記事のことだった。

ジョーさんが話したこと。
自分もあの記事に「同感」とコメントをつけたんだけど。
あの後ずっと考えていて…記事の言わんとすることはわかる。わかるけど、早すぎないか?ということ。
被災していない地域が支えていかなければならないのはわかるけど、あれだけの被害が起きていて、たくさんの人が命が失われた。
経済のことは自分にはよくわからないけど、その時は、その事実を共に悼むことが日本的な「よさ」なんじゃないかと。
カイパパの記事は、すごく早かったよね。

「たしかにそのとおりだ」と私も話した。
あの記事を書いた時の心理状態を思い出しながら語った。

──あの時点では、絶望的な気持ちだった。
特に、東京がどれほどの被害なのか。
被災地を復興するための力が、日本に残されているのかどうか──

被災していない西日本がこれまで以上にがんばらないと大変なことになる……
と私なりに、気負った覚悟をして、書いた。

ジョーさんの「気持ち悪さ」の感想は、甘んじて受けたい。
自分自身も、あのタイミングで、あの記事を公にしたことがよかったのかどうか。
その後書き続けた記事が、あれでよかったのどうか。
迷いと葛藤は、ずっとある。

これは、この「気持ち悪さ」は、おそらく震災後もブログを書き続けている人たち(いや、もっと広く、ふだんどおりの活動をしている人たち)に共通していることなのかもしれない。
何も直接的にできない無力感と、今自分がやっていることが「こんなことしていていいのか?」という疑問。

鉄道の記事は、書けてよかったと思っている(震災の3日後)。あの時あの瞬間に、少しでも日常のよろこびを取り戻せたら、それは希望になると信じた。
同時に、一定期間「何も書かずに、悼む」こともできたのに、、、とも思う。

気負った悲壮感をもって、「日常」的な発信を続けた。
勇気と知恵を与え合うこのブログの目的にかなっていると思ったから。

震災の被害を、軽んじたり、忘れ去ったりは、していない。
自分の仕事を通してできること。このブログだからできること。それしかできない。
迷いと葛藤を抱えながら。



先月から、Tumblrを始めています。(参照:いまさらだけど『Tumblr』ってなに? - スクラップが便利なシンプルブログ
この頃は、震災関連のウェブのクリップが多くなっています(関係ないものもあります)。私が読んで参考になると思ったもののリンク集になっています。
私には、提供できない有益な情報が、少しは伝えられるかなと思い、お伝えします。
よかったら、のぞいてみてください。

・カイパパ通信Tumblr
http://kaipapa.tumblr.com/


最後に、震災後いちばん共感した記事を紹介して終りにします。

・ホームページを作る人のネタ帳:今回の東北地方太平洋沖地震で感じる様々な事
http://e0166.blog89.fc2.com/blog-entry-867.html
今回の地震は日本のみならず世界から多くの支援がある。そして多くの応援もある。遠く離れた人が「この地震は確かに日本で起きたが、被災地は地球だ。だから支援する」というツイートがあった。

同じだ。日本中の人が日本が被災地だとみんなが感じているから多くの人が支援している。

明日からは、再び「平常通り」にもどります。

角田みすずさん「災害時のメンタルヘルス(自分を落着かせる方法)」

今日は、心待ちにしていた講演会に行ってきます!

・【講演会】3月26日:角田みすずさん:「はたらく大人にするために」〜家庭で何を育てるか〜
http://kaipapa.livedoor.biz/archives/52254878.html

crvmainさんの障碍を持った人の雇用ブログ経由で、角田さんの「災害時のメンタルヘルス(自分を落着かせる方法)」を読みました。
震災から派生する二次的な災害も起こっており、皆さま心配も大きいと思いますが、
まず、ご自身の安全を確かめ、自分を落ち着かせて下さい。
これは、援助者・世話をする立場の人にとって、一番大事なことといわれています。
ミラーニューロンというものがあって、「落ち着いている」神経は、「落ち着きをうつす」ということがわかってきています。
まず、自分が落ち着いていることが、周囲の人にとって役に立ちます。

具体的な、自分を落ち着かせる方法が書かれていますので、とても参考になりました。

飛行機で事故の際に、最初にやらなければならないことは、「自分の酸素マスク」を着用することです。
そうすれば、より多くの人を救う可能性が上がります。
「自分の酸素マスク」を着用しないで活動すると、みなが共倒れになってしまう危険があります。

とても大切なことですよね。

角田さんの、親・ジョブコーチ・臨床心理士という特性(そして優しい文体)を知り、ますますお話を聞くことが楽しみになってきました。

今日会場でカイパパを見かけたら、お気軽に声をかけてください^^!
(既に満員御礼のため、当日参加はできません。ごめんなさい)

【アーカイブス】たいへんだけど、Life goes on!

2006年11月2日に書いた記事ですが、昨日の記事の「関連記事」としてzenbackが教えてくれたので読んでみました。すっかり忘れていた記憶が蘇ってきました。

・ 【講演報告】たいへんだけど、Life goes on!
http://kaipapa.livedoor.biz/archives/50805223.html
10月29日(日)に、就学前の知的障害児通園施設で、お父さん対象にお話をしてきました。
この日は、園の「父兄参観日」で、午前中は、子どもたちの園での様子を見学して、午後に講演を聞く流れでした。
私はこの講演のパートを依頼されました。

この父親向けワークショップの構成は、なかなかよいのでは? 機会のある方はおためしください。

この講演前のためらいと意気込みを書いた記事「Yes」も合わせてどうぞ。

・Yes
http://kaipapa.livedoor.biz/archives/50794708.html
自分は「明るい未来」の話が知りたかったな。
具体的に我が子がどう成長していくのか知りたかった。
周囲が、社会がどう受け入れてくれるのか、この子に居場所があるんだろうか? それが知りたかった。
希望という「ウソ」の絵空事じゃなく、専門家のする他人事の話じゃなく。

この記事は、コメント欄がすてきです。
みんなありがと〜。

「正常化の偏見」

今日学んだ知見をメモ──

正常化の偏見について

・文部科学省 原子力安全課 原子力安全ネットワーク>原子力防災基礎用語集>人間行動・心のケア>正常化の偏見
http://www.bousai.ne.jp/vis/bousai_kensyu/glossary/se04.html
異常事態が発生しても日常的なスキーマによる解釈をやめず、事態を楽観視して深刻に受けとめないことを、災害心理学の分野では「正常化の偏見」または、「日常化バイアス」(normalcy bias)と呼んでいる。

災害心理学という分野があり、そこでは「正常化の偏見」についても研究されていて、「原子力防災研修」などでは教えられている。

次の記事は、2006年に書かれたITのセキュリティ対策の記事です。

・「自分だけは大丈夫」,セキュリティ対策を妨げる「正常化の偏見」 - 記者の眼:ITpro
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/OPINION/20060726/244325/
津波が来るのに避難しない?

 片田氏は,一刻を争う災害時の避難に関しても,正常化の偏見が見られることを,以前実施した調査研究を引き合いに解説してくれた。2003年,ある沿岸地域で震度5強の大きな地震が観測された。同地域は,過去に何回か津波によって犠牲者を出している,いわゆる「津波常襲地域」である。実際には地震による津波は発生しなかったものの,過去の経験に基づけば,住民は大きな地震から津波の襲来を想起し,避難することが予想される地域である。

 そこで,片田氏が2003年の地震発生時におけるその地域の避難状況を調べてみたところ,興味深い結果が得られた。3000名を超える住民への調査では,確かに87.1%の住民が,地震発生時に津波の襲来を思い浮かべたという。そして,全体の25.4%が「津波が来ると思った」,38.4%が「来る可能性は高いと思った」と回答した。回答者の過半数は,津波の襲来を予想していたのだ。津波常襲地域だけのことはある。

 だが,津波を警戒して実際に避難したと答えた住民は,わずか1.7%に過ぎなかったという。1.7%である。ほとんど避難しなかったといってもよいだろう。その行動の裏付けとなったのは,正常化の偏見であるという。「津波によって身に危険が及ぶと思ったかどうか」の問いに,「危険は及ばないと思った」との回答が24.1%,「危険が及ぶ可能性は低いと思った」が25.5%で,およそ半数は「自分は大丈夫」と思ったようだ。
(とてもよい記事ですので、全文もぜひ)

「正常化の偏見」または「日常化バイアス」は、自分のこれまでの経験に即して考えてみても、ものすごく思い当たります。

異常事態を異常事態ととらえる感性が麻痺して、働かないような…。

異常事態を認めることが、恐ろしいからでしょうか?
日常の出来事ととらえて「やりすごそう」としてしまうようです。

そうすると、実際の異常事態に対する初動が遅れてしまいますし、取り返しのつかないロスを生むことになります。

私が以前書いた記事「全ては日常になっていく」 では、強い「日常の復元力」のことを書きました。

文脈は真逆ですが、異常事態をも「日常化」してとらえてしまう精神構造を、人は持っていて、
そのことが、危険を「危険」としてとらえる感性を麻痺させてしまうことを自覚しておかなければならないと思いました。



正常化の偏見の話ではありませんが、関連で紹介。
この本の紹介記事は衝撃的でした。一読の価値ありです。

・吉村昭『三陸海岸大津波』 - 情報考学 Passion For The Future
http://www.ringolab.com/note/daiya/2011/03/post-1409.html
三陸海岸は昔から何度も大津波に襲われている。記録にあるだけでも、西暦869年から2011年までで21回に及ぶ。1千年以上にわたっておよそ50年おきに被害をこうむってきたことになる。本書では作家 吉村昭が、直近の明治29年、昭和8年、昭和35年の大津波について、綿密な取材をもとに、その全容を綴ったドキュメンタリ作品。初版は昭和45年6月。

支援者ウォーリー

昨日、ウォーリーさんと久しぶりに食事をしました。
会うたびに、グレードアップしていく旧友がまぶしかったです。
(本人は、「ダメだ。全然できてない!」と常に謙虚ですが)

いろいろなお話をしましたが、一番印象に残ったことを書き留めておきます。

「壁の対応とドアの対応」

「壁」は動かない。=決まったことを決まったとおりの対応をすること。

「ドア」は開いたり閉まったりする。=状況に応じて対応が変わる。

自閉症の特性をもつ人は、一度、誤学習してしまったら、それを上書きする修正がとても困難です。

ある場面において、時に、開いたり、時に、閉まったりする対応は、本人を混乱させてしまう。

だから、「壁」でなければならないときは、(たとえ、そこで妥協したほうがラクな場合であっても)動じないことが必要。すごくキツイこともあるけれど…

「私たちは専門家じゃないが、専門職なんだよ」

という、ウォーリーさんのお師匠さんの珠玉のことばを教えてもらいました。

前に会ったときは、「支援者でもある親」の印象が強かった彼が、「親でもある支援者」の顔で語っていました!
私も、「プロとして向上せねば」と刺激をもらいました。ありがとう、ウォーリーさん。
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シンポジストをつとめた帰り。ネクタイ姿のレアショット

BS2が無くなる…

4月1日からNHK BS2がなくなるんですね。

・NHK 新BS
http://www.nhk.or.jp/newbs/

BS2はカイのお気に入り。無くなったことをどうやって伝えてわかってもらおうか…

理解することは難しいだろう。

こんな、ささいな変化が生活を混乱させる要因になるんです。

チャンネルが「見れない」ことをどうにか納得しても、「びーえすつー!」は、言い続けるだろうな。
うーーーーん。

はてしない物語

テレビもネットも新聞も、つらくて見ていられないときは、
物語を読むといいと思う。

地震が起こるずっと昔に書かれた物語を本棚から取り出してみる。

僕は、『はてしない物語』を読んでいたよ。
映画「ネバーエンディングストーリー」の原作(「りまーる」とつぶやいておく)。

「旅」のことを考えていて、無性に読みたくなった。
最初に読んだのは、中学生か高校生の時。あの時には、ただのファンタジーとして読んでいた。
今読むと、暗示と寓意に満ちた物語に驚く。

ファンタージェン国は、「虚無」によって蝕まれている。
「虚無」にのみこまれると、「そこにあった」はずのものが消えて無くなる。
そしてその先にはもう何もなかった。なんにもなかった。はげ山でもなければ、暗くなっているのでもなく、ぱあっと明るいのでもない。それは、目が耐えられなくなる何か、視覚がなくなったのかと思わせる何かだった。目というものは、まったき無を見つづけていられるものではない。

そして、「虚無」に自ら飛び込んでいく者たち──
不気味な恍惚状態でかれらがじっと見つめているもの──、アトレーユもそちらに目を向け、そして、見た。原っぱの向こうに、虚無が広がっているのを。

虚無は目の前全部を斜めに区切って大きくすっぽりと包みこみ、ゆっくりと、しかし一瞬も止まることなく、じりじりと近づいてきていた。

原っぱの妖怪たちがぴくぴく動き始めたのに、アトレーユは気がついた。…一陣の風にあおられた枯葉さながら、全員が一斉に虚無に向かって走りだした。そして、つっこみ転がり込みとびこみして、あっというまに吸いこまれていった。

妖怪の群れの最後の一人が音も立てず跡かたもなく消えうせたと思った瞬間だった。アトレーユは自分の体が少しずつ、ぐいっぐいっと虚無に向かって動きはじめたのに気がつき、愕然とした。虚無の中にとびこんでしまいたいという欲求が圧倒的な強さで襲いかかってきたのだ。

虚無とはなんだろう? 物語では、ファンタージェン世界での一応の謎解きが与えられる。その解じたいも、滋味深く、物語の醍醐味に満ちたものだが、語られていない、深いところに思いを馳せてしまう。

僕が実感として「知っている気がする」、「虚無」とはなんだろうか。あなたにはわかるかもしれない。

アトレーユは、「気力をふるいおこし、歯をくいしばってふんばった」。
そして、ゆっくりと、じつにゆっくりとながら向きをかえ、眼に見えない強い水の流れに逆らって進むように一歩一歩を前に押しだし、ようやくそこから離れることができた。吸引力が弱まった。アトレーユは力のかぎり走って、でこぼこの石道にもどった。霧の中で、滑って転んでははねおきながら、その道がどこへ通じるのか考えることもせず、走りに走った。

目というものは、まったき無を見つづけていられるものではない。
虚無の中にとびこんでしまいたいという欲求は、どこからやってくるのか。
その時に、気力をふるいおこし、歯をくいしばってふんばることができるか?

いや、こども向けの物語なんですけどね。おおげさに、深読みして語りすぎるのもどうかとおもうんですが。
地震が起こる前から読みだして、今日読み終わって、書いておきたかったので。

はてしない物語
はてしない物語
クチコミを見る

電気に罪はないが

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どうやってつくるかは選びたい


ゼネコンから

昨日、義理の弟と久しぶりに話をした。

彼は、ゼネコンにつとめていて、今は三重の現場で働く。
地震の話になって。

・発電機は全部持って行かれた。
・機械用の燃料が少なくなってきている。
・四国から運ばれてくる資材が、船が「徴収」されて、遅れることになった。
・東京の本社の担当者は、片道3時間をかけて出勤している。
・近々「派遣隊」が結成されるだろう。あれはキツイんですよね…

などなど。

大変だね、と私が言うと、淡々とひとこと──

「しゃぁないですよ。壊れたものは、直さないと」



NHK広報局(番宣・広報/ユルいです)に拍手

今日は、@NHK_PR(NHK広報局のTwitterアカウント)に拍手したい。



2011/03/17 12:31:37
ご意見は承りますが、必要以上の自粛ムードは経済を低下させ、結果的には復興支援に悪い影響を与えると考えております。元気な人は元気に暮らすべきです。 RT @(削除): @NHK_PR 広報用といえども、節度をもって。最近ちょっと緩すぎです。アンフォローすればいいという問題では無い

2011/03/17 14:00:05
@satokococo 責任と覚悟をもってツイートしています(辞表の用意も含めて)。被災地にいない人からどんなことを言われようとも構いません。被災地された方たちからの「ホッとした」「久しぶりに笑った」という僅かな声を、何よりも大切に守りたいと思っています。

2011/03/17 18:01:38
被災されている方も支援にあたっている方も疲労がたまり、お辛い状態になっていることと存じます。いまも孤立状態にある方も大勢います。でも、必要以上の自粛ムードは経済を低下させ、結果的には復興支援に悪い影響を与えると思います。元気なひとは元気に暮らしましょう。難しいことですが、笑顔で!

2011/03/17 18:02:52
@qdaworld いえ、番宣が主な仕事でもないのです。何といいますか、みなさんと仲良しになるのがこのアカウントの主な役割なのです。

2011/03/17 13:21:28
@kanican2010 これまで1年以上、毎日のように「NHKらしくない」といったお叱りを受け続けて来ておりますので、大丈夫です。こう見えても、けっこう強いんですよ(*´∀`)。



責任と影響力を自覚しながら──信じた行動を貫く覚悟。

ゆるカッコイイです、@NHK_PR

「仲良し」になりたい!( *´∀`)/\( ´∀`*)

元気に生きて、現金を生かす!

今日は、おかん@dainonhahaさんのこのツイートを見て、元気でた。


2011/03/15 23:00:23
元気に生きて、現金を生かす!コレに限るんじゃないかなー、被災してない人は。」


@dainonhanaさんは、神戸在住。震災の経験者です。
いま聴く、震災経験者の体験談は、希望のあかりだと思う。


祝!九州 祝!日本 3月12日九州新幹線全線開業

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もうご覧になりましたか?

祝!九州 九州新幹線全線開業CM180秒 (YouTube 動画)

3月12日に九州新幹線が全線開業しました。

こんなにハッピーで、「祝!」に満ちた映像が、どうして作れたんでしょう?
この映像を、毎日見ている名古屋市民は思いました。

・祝!九州ウェーブについて
http://www.shuku9.com/outline.html
2011年3月12日。九州新幹線がいよいよ全線開業いたします。
この九州をひとつにする新幹線の誕生に合わせて、九州のみなさんがひとつになる
イベント「祝!九州縦断ウェーブ」を開催します。

開業前の2月20日。CM撮影用のカメラを載せた特別な新幹線が、鹿児島から熊本、そして博多へと走ります。
この特別な新幹線の運行に合わせて、九州新幹線の駅やその付近の会場に集まっていただいた方々による祝賀ウェーブや手を振る姿を列車の中から撮影し、開業時に、「祝!九州」CMとして放送します。

みなさん、ひとり、ひとりが、CMの主人公です。

こんなに、九州のみなさんが待ち望んでいたんですね!

今は、新大阪から鹿児島まで直通で行けるようになりました。
青森から鹿児島まで、約2千キロが新幹線で結ばれたんです!

記念式典もなく、このCMの放映も中止となってしまったようですが、
YouTubeで、こうして全世界から見ることができます。

そして今日も、東海道新幹線−山陽新幹線−九州新幹線は、平常通り運行しています

ここが、すべて「平常通り運行」となる日を願いながら、心から祝いたいと思います。


九州はひとつ。日本はひとつ。


おめでとうございます!九州!
おめでとうございます!日本!


【おすすめ】

たくさんの笑顔。元気がもらえます。
・祝!九州祝!九州縦断ウェーブ:2月20日の写真アップしました!
http://www.shuku9.com/news_detail/42.html

KBC、RKB、FBSのニュース映像。15分間と長いですが、時間のある方はぜひ。
・九州新幹線全線開業記念『祝!九州縦断ウェーブ』 (YouTube動画)
http://www.youtube.com/watch?v=0W-DELFawCU&feature=fvwkrel

リニア・鉄道館 本日オープン!

JR東海の鉄道博物館、リニア・鉄道館が、本日オープンします。

・リニア・鉄道館
http://museum.jr-central.co.jp/
リニア・鉄道館にあるもの。それは、時代を駆け抜けたホンモノだけが持つ迫力、存在感を放つ「鉄道の勇姿」と、技術やデザイン、歴史的意義、産業的価値、情景といった「鉄道の横顔」です。

鉄道好きのお子さんも多いと思います。待ちに待ったオープンですね。

内覧会に参加する機会をいただきました。写真アルバムをシェアします。
(今は行くことが難しいかたにも、雰囲気だけでも味わってもらえたらうれしいです。)

・リニア・鉄道館 frickr! 写真アルバム
http://www.flickr.com/photos/kaipapa/sets/72157626130327913/


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料金は、大人1,000円、小中高生500円、3歳以上の幼児200円です。
障害者手帳をお持ちの方は、本人・付き添い1名ともに、大人500円、高校生以下200円です。


開館時間は、10時から17時30分まで。休館日は毎週火曜日です(3月15日は特別開館)。
名古屋駅から、あおなみ線で、「金城ふ頭駅」まで行きます。金城ふ頭駅から、すぐです。

館内は大変広いので、休憩をしながら、ゆっくりと眺めて回るといいですね。
休憩用の椅子が、昔の新幹線グリーン車の座席だったりして、楽しいですよ。

鉄道好き0%のカイパパがビビッときたのは──

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0系新幹線の洗面所! なつかしいよね! ね!


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子どもの頃に乗っていた中央線の電車。ノスタルジー。


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何これ? 超かわいい。アッガイにそっくり。
モハ52形式電車といい、1937年に製造された電車だそうです。
流線型デザインから「流電」の愛称で親しまれていたんだって!




そして──

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リニア


リニア計画は、予定より遅れることになるかもしれません。ですが、いつの日か実現することを信じています。
がんばろう日本。



皆様へ

茨城県にいる両親、福島県の親戚と電話で話すことができました。ひとまず安心できました。
ご心配をしていただいた皆様、ありがとうございました。

未だ連絡がつかない方々のご無事を、心から祈っています。
また、失われた尊い命のすべてに、ご冥福をお祈りします。

そして、被害の少なかった地域の人たちは、
「なにをしたらいいですか?」と手を差しのべてます。
それが光であり、それが希望なのだと思うのです。
目をそっちに向けよう。
そこから、じぶんのできることを探そう。
闇の深さではなく、光の明るさを数えようと思います。
お見舞いの気持ちと、哀悼の気持ちを持ちながら、
光の見える方向で、できることはあります。

「ほぼ日刊イトイ新聞」:今日のダーリン(2011年3月13日)から引用

このブログは、「平常通り」発信を続けていきます。
光の見える方向へ。

西日本からできること

名古屋国際女子マラソンが中止になりました。

やれたらいい、と思っていました。
走ることが、励ましや希望を与えてくれると思うから。
また、「平常どおり開催」と聞くと、「大丈夫なんだな」と安心できる効果がある気がします。

主催者も悩んだ末の決断でしょう。警察が被災地応援のため余裕がないなど、十分な警備体制が取れないといった事情もあるのでしょう。

テレビから流れる状況に、釘づけされ、動けなくなります。

相変わらず、被災地にいる両親との連絡はつながりません。無事は確か。でも今どうしているか不通でわかりません。

かなしみと恐怖の感情にどんどん満たされて、溺れてしまいそうです。

しかし、西日本からがんばらなくちゃと思うのです。

「こんなことしていていいのか?」と自粛したくなります。でも、映画やカラオケや居酒屋や結婚式やコンサートやイベントやファッションで生計を立てている人たちもたくさんいます。

私たちまで、自粛してしまったら、経済が止まってしまう。

「通常どおりの生活」プラス「被災者のためにできること」をしていきたい。

名古屋からです

私も、被災地に両親と親戚がいます。

今朝早朝にやっと連絡がとれました。
ライフラインが全部止まっていて、復旧の見込みがわからないとのこと。

心配で不安です。

が、自分にできることは、業務に精励すること。

被災されているかたのためにも、経済活動を止めてはいけない。

今から出勤します。

@yurii0509: 心理士としてツイート。
災害が起こったとき「もっと大変な人達がいるのに自分は情けない」「何も出来なかった」と思うことからPTSDになる人がとっても多い。
そんなことない、みんな怖いし、無力。悲しんだりショックを受けて当然なのです。どうぞ、自分を責めないで、自分に優しく。


このブログのコメント欄を、メッセージボードに使ってもらってかまいません。
どの手段が活きていて、使えるのかわからないから。
使えるものは全部利用してください。

いってきます。

僕は僕を とりもどす

ブログを再開して、急にたくさんのネットからの情報に触れるようになりました。
ウラシマタロウになっていた自分にあえて負荷をかけました。
特に、Twitterの世界は、新鮮で、刺激的でした。

ネットで発信と受信を続けていると、独特の疲れやしんどさを感じることがあります。
しばらく忘れていた感覚。

感覚がちがうとか、誤解だとか。
見ていてつらくなるような怒りだとか。
自分が、そのやりとりの当事者でなくても、批判の対象ではなくても、心がざらつくような気分を味わう時があります。

そんなときに、いつも頭の中で鳴る音楽があって。
クラムボンの「コントラスト」

さまざまなひとがおられます
ぶつかって きずつけて ゆるさない

さまざまないけんがございます
おもいこんで おしつけて みとめない

疲れたら休めばいい。無理をすることはない。
それはそうなんだけれども、やるときはやらないといけない事情や時もあります。
気をつけていても、たまたま飛び込んできたことばがヤスリのように心を削るときも。

うたは、こう続きます。

でも平気 平気だよ 君に会いにゆけば
きっと平気 平気だよ 君と話していれば

僕は僕を とりもどす

……とりもどせる

そう。

たぶんこういうことなんだろう。

自分以外の他人が「他人がいてくれてよかった」とは思えない場面に、日常出会います。
ネットに限らず、外に出れば、アウェイなわけです。
身を守る盾をつらぬく槍も、見えない彼方からの矢も。さけようがない傷を負うことがある。
それを恐れているばかりでは、どこにも行けなくなってしまう。

自分を取り戻せる場所、話をしあえる君がいるから、外に出ていける。

かわいいこるくたち

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レストランで見つけたかわいいこるくたち

ワークショップのおみやげ:糸井さんワークショップ(3)

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糸井さんのワークショップでもらったおみやげです。

今いい「位置」にいる:糸井さんワークショップ(2)

3月5日に、「糸井重里さんのワークショップやります。 at 日藝」に参加してきました。

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長くなったので、2回に分けました。

全体の構成と、通しての感想は前回記事をご覧ください。
・「自分以外の他人がいてくれてよかった」:糸井さんワークショップ(1)
http://kaipapa.livedoor.biz/archives/52259169.html

今回は、私が、あの場で話したこと、感じたことを書きます。
文体もいつもとちがいます。
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今回の参加者の構成は、日本大学藝術学部関係者150人、一般応募者300人、そこにプレスなど関係者をあわせて500人。

私のような、ディープなほぼ日(=ほぼ日刊イトイ新聞のこと)ファンもいれば、
「スクリーンに映ってるサイトは何ですか?」(←映っていたのは、ほぼ日だった)、
「糸井さん? トトロのお父さんの声の人だよね」という学生さんたちが混在した空間。

学生さんたちは、「なんかおもしろそうだ」「学べそうだ」ぐらいの軽い気持ちで参加されていた。
(たぶん、糸井さんの苦渋に満ちた表情で始まった独白の重さに、最初戸惑ったんじゃないかな?)

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自覚がありますが、10年以上、ほぼ日愛読者やっていると、かなり「こじらせて」しまっているので。
「糸井さんLOVE!」過ぎて、私たち(って一緒にしてごめん!)だけを野放しにすると、ただただポーッとのぼせあがっちゃう危険性があった。
じっさい──
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ハリーだ! シェフだ! ゆーないとさんだ!と浮かれるミーハーっぷり


このことは、ワークショップ前夜から懸念していて。

迷っていました。

ほぼ日手帳を持って行こうか行くまいか」
「永久紙ぶくろで行こうかどうしようか」

「『TVウォッチャーの逆襲』特別付録ムダ話集ほぼ日テレビガイド男子部2003〜2007(西本のサイン入り)を、さりげなくチラッとのぞかせたりすると、おおっと思われるかな」
IMG_0183IMG_0184

ぼくの宝物


「もしかしたら、会場でハラマキの見せ合いとかしあったりするんじゃないか」とか妄想がふくらみ……

いやちがうぞファンの集いじゃないんだから素直であるためのワークショップなんだからそういう「武装」はしないで行こう。

手帳さえ持っていかない!と決めました。
いつも持ち歩いている手帳をあえて置いていこうと。
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ごじまんの手帳


(わからないひとにはわからないテンションですみません)

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ドキドキしながら受付へ。ほぼ日乗組員のかたが、出迎えてくれる。
名札シールを渡されたときに「呼ばれたいお名前を書いてください」と言われた。

来たぞ来たぞ。なんて書くか。迷う。
なんて呼ばれたいのかは、今日何を自分が話したいかに深く関わるよなって。

というのも、ずっと迷っていて。
ワークショップだから、きっと他人とのペアワークとかやるだろう。自己紹介とかしなきゃならない。

その時に「カイパパ」の話をしたいのだろうか? ブログや本の話をしたいのだろうかと。
当選メールには、「宣伝したいチラシなどあれば持って来て!」とアナウンスあったけど、自分はどうしようかと。

決めかねて、一応、自分の本『ぼくらの発達障害者支援法』を一冊だけ持ってきた。
これに話で触れるかどうかはそのとき考えようと白紙でのぞんだ。
ぼくらの発達障害者支援法
ぼくらの発達障害者支援法



受付でもらった名札シールには、本名の下の名前を書いた。

糸井さんの「みちすじ」をつけるお話。
聴いていて、糸井さんが、どんどん丸裸になってのぞんでいる気持ちがヒシヒシ伝わってきた。
自分は四列目にいたので、糸井さんの緊張や、考え考えしゃべっている様子まではっきりとわかった。

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おみやげのなかみがちょっと気になる


そして、いよいよペアになって、
「ルールは、仲良くすることの1つだけ。あとはペアで自由にやって。何をしても、どこに行ってもいいよ。2時15分になったら戻ってきてね」と、
初めて顔を合わせた2人が自由に放たれました。

私の相方は、日藝のOB。私よりひと回り若い男性でした。「ほぼ日は、たまに見てる」くらいの。

自閉症の話なんかしたら、引かれるだろうなあと思ったのだけれど。

糸井さんがあそこまで、今の自分の感じていることを差し出すのなら、
自分も飾らずに、もしかしたら、伝わらず引かれるかもしれないけど、
今の自分の一番の関心事で、ビッグイシューをそのまま語ろうと思った。

とおりいっぺんの「どこから来たんですか」的なインタビューをやるよりも。

話そうかどうか迷いながら来たんだけれど、糸井さんがああやっているので、おれから語っちゃっていい?とひとことことわってから。

自分が自閉症児の父であり、ブログをやっており発達障害者支援法の本を出した。
紆余曲折あって、ブログを長く休んで、今また再開したこと。
これまでのこと、今感じていることを素直に語った。

語ったことは、今まで話したことのないこともあった。
全くの初対面で、全くの予備知識のない若い男性に。

彼は戸惑いながら、手探りするように、私の話を聴いていた。若い社会人一年生。面食らったと思う。私は、彼に感想を求めなかった。

私は彼に語りながら、自分の深くに降りていった。
色々な体験を経て、今、自分が「語れる状態」になってきているんだということを自覚しながら。

彼は話されている「ストーリー」はたぶん理解してくれたと思う。
あまりにもかけ離れた話だから、安直に「わかる」と彼が共感のコメントを言わないのがよかった。

最後に、彼が、

「今いい「位置」にいるんですね」

とことばをくれたのが、すごくストンと来た。ああ、そうなんだ。いい「位置」にいるんだ。

素直になれました。



相手をしてくださったysさん、ありがとう。
糸井さん、ありがとうございます。ほぼ日乗組員のみなさんありがとうございました。
あの場をつくってくれたみんなへ。ありがとう!

「自分以外の他人がいてくれてよかった」:糸井さんワークショップ(1)

昨日、「糸井重里さんのワークショップやります。 at 日藝」に参加してきました。

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長くなったので、2回に分けます。
今回は、全体を通しての感想です。
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実は、このワークショップ募集段階では、何をやるのかまったく不明で。当選のメールが来ても、全然わからないままだったんです。(参照:新幹線のなかでの私の心象風景)。

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あいかわらずな感じの江古田のまちなかに


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突如そびえるモダンなキャンパス


わからないまま会場に集まった500人。当然緊張もしています。
「何をやらされるんだろう」という不安と期待、半分半分な感じでした。

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席は、前から4列目。かぶりつき!


12時に開演。
糸井さんは、いきなり、「だんどりやめよう、と決めた」と言い、「今から何をどうしようか決めていない」と、Wao!な始まりです。
ですが、「なぜこのワークショップをやろうと思ったか」について「みちすじ」を語っていくなかで、糸井さん自身をさらけだし、はだかになることで、場の雰囲気をつくっていきました。

1時過ぎに、ペアを作って「ルールは、仲良くすることの1つだけ。あとはペアで自由にやって。何をしても、どこに行ってもいいよ。2時15分になったら戻ってきてね」と、初めて顔を合わせた2人が自由に放たれました。

1時間が過ぎ、2時15分に再集合。
糸井さん「どうだった?」というお話をしてから、「じゃあ、すごいことをやるよ」と、ペアで握手&ハグ。
「せっかくだから壇上で話したい人は来て」と声をかけたら、みんなすごい! 長蛇の列。

合計33組66名が、糸井さんとトークショーみたいに語りあいながら発表。

ものすごくおもしろかったです。ちょっと信じられないぐらいに。
終わったのは5時半ですよ。3時終了予定だったのに。「自由に帰っていいよ」と言われましたけど、最後の最後まで新鮮な驚きの連続で(トイレにも行かず)、「ただ、この場を見届けたい」一心でした。

すごい「場」を体験しました。


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全体を通して、私が感じたことは、

「自分以外の他人がいてくれてよかった」

ということです。

糸井さんがおもしろいことやすごいことを話すのは、凄いんだけど(本当に凄かった!会えてよかった!一生の宝物です)、「糸井さんだから」と予想できるじゃないですか。

でも、壇上に上がる人たちは、こちらが「大丈夫かな?」とハラハラしながら最初見ているわけですが、語られること・やることが……どの人もスゴかったんです。

「新しい価値の発見は、自分の外からやって来る」って、私の信条のひとつにしているけど、本当にそうなんですね。

自分の理解や想像の範囲をやすやすと越えていく(=そのひとにとっては「ふつうのこと」。狙ってやっているわけじゃないから)、他人がいる世界でよかった。

しみじみしたり、腹を抱えて笑ったり、ほろりと来たりしながら、再認識しました。

・ほぼ日刊イトイ新聞 - 糸井重里のワークショップやります。

http://www.1101.com/workshop_nuart/index.html

ここに当日のテキスト中継が掲載されています。雰囲気がわかるので、よかったらどうぞ!

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糸井さんは「あえて動画中継はしなかった。場のライブ感にこだわる」とおっしゃっていました。

そして、「受け取ってくれることを信じて」直球を投げ込んで来ました。
それは、受け取ることが難しい「危険球」もあったと思います。
だけど、「それでもいい。あえて」と、糸井さんはたましいをこめて投げかけ、500人それぞれがそれぞれなりにキャッチしていたと思います。

なので、メモはとったけれど、壇上で語られたお話の「聞き書き」をネットに載せるのは自粛しようと思いました。
「ライブ」をリスペクト。
自分自身が、あの場で話したこと、感じたことを書きます。(明日の予定)


(続きです)
・今いい「位置」にいる:糸井さんワークショップ(2)
http://kaipapa.livedoor.biz/archives/52259596.html

続 びーえす!

びーえす!で書いたとおり、カイは「びーえす! つー!」と叫ぶのがお気に入りです。


そんなある日、いつものように、「びーえす わん」、「びーえす つー!」と言った後に──

「びーえす …さん」、「びーえす よん」、「びーえす ご」、「びーえす ろく」と続き、、、

「びーえす じゅう!!」まで言って満足したようでした。



retro_kai


すぐに何かの役に立つわけではありませんが、
こういった「応用」をカイがするようになったことがうれしいです。

線路は続くよ

新幹線の中です。 完璧な乗り換えだったよなあとご満悦。Yahoo!にしたがっただけですけど。いや、いつもそうするんだけど、なぜか乗り遅れたりして。 日本の鉄道は優秀ですから、 ひとえに私がぎりぎりまで動かないのがわるいんです。 方向音痴で毎回道に迷う私がわるいのです。ええ、わかってます。 だから、電車に乗るとほっとします。線路の上を走るから、運転士さんが僕みたいな方向音痴でも迷わず目的地に着くにちがいない。 今日の会場は江古田ちゃんです。西武池袋線。懐かしいな。乗るのは10数年ぶりだ。東京に8年間住んでたけれど、池袋は毎回迷うんだよな。今日も迷うかな。迷うだろう。江古田ちゃんでも迷うだろう。だから、私の予定は迷子織り込んでます。 ところで、2分遅れただけで車内アナウンスでお詫びが入るの、あれ、別にそこまでいいのにねぇ。 あっ! ふふふ。今日も富士山は完ぺきです。 記事に富士山入ってたら、それだけで、格調が二段階くらい上がる気がしません? 私だけ? 富士山らぶ。 今「一号車のトイレにきっぷの忘れ物がありました。」とアナウンスがあったんだけど、二分後に「ただいま放送でお知らせしたきっぷの忘れ物は無事持ち主の方にお渡ししました」って、ちゃんと教えてくれたよ。すごいな。リッツカールトン新幹線か。 今なんで新幹線に乗っているかというと、 糸井重里さんのワークショップに参加するため。 •素直であるためのワークショップ http://www.1101.com/workshop_nuart/2011-03-04.html 11時からほぼ日で、テキスト中継があるそうです。テキスト中継は毎回面白いんだよね。ワークショップ参加してるとテキスト中継は見れませんね。当たり前か。 こんなモブログを延々と書いている私は、ええそうです。キンチョウしています。 「まもなく、しんよこはまです しんよこはまをでますと、つぎは、しながわです」 ああっ!どうしよう。 素直になれるか自信がない。

受容には2つある

2月2日の夜に「頑張れって言わないで: こうくんを守れ!!!」の記事を読んで、私はこんなことをツイートしました。
  • 支援者の、「あの親は受容できてる/できてない」の品評が僕はやっばり嫌だな。すごい違和感があって、わかりあえなさを感じてしまう。なんでそんなふうにいえるの?って posted at 23:51:00

  • 私は昔、支援者寄りの存在ととらえられて、「困った、しょうがない親」についての愚痴?を聞かされて、おいっと思った。いつもこんな品評してるのか?だとしたら相手に伝わってるよ絶対。ランク付けになってしまっている。それはプレッシャーになる。 posted at 00:02:03

  • もちろん、親御さんとの対応に真剣に悩んでいて、どう接したらいいかという相談で、受容云々が出てくるのはアプローチを考えるために手がかりにはなる。品評やランク付け、無意識に、受容がゴールみたいにとらえ、いつか誰もがいかなきゃならない段階みたいな認識が、危ない。 posted at 00:10:28


  • 早朝に、@naokonagataさんが、こんなツイートを返事してくださいました。
  • @kaipapa2shin @koumama_はじめまして。フォローありがとうございます。受容には二つあるのではないかと・・・。一つは子供の障害の受容。もう一つは、「障害のある子を授かった自分自身の傷つきの受容」。私は二つめの部分が認められず、自分に頑張ることを強いていました。 posted at 05:07:40

  • この2つの区別は、とても大きな気づきを与えてくれました。

    ・「ありのままのわが子でOK」ということと、
    ・「未だ傷が癒えない自分」は、

    共在する。

    めずらしくタイトルが決まらない、こんな時なんて言おう?

    カイパパ通信blog☆自閉症スペクタクルは、2011年1月4日に再開しました。
    今日で、丸2か月。続きました〜

    再開してから、本当にたくさんの方にご訪問いただき、ありがとうございました。
    「ずっと待っていた」「おかえりなさい」「再開おめでとう」と、ことばまでかけていただき、感動の連続でした。

    3か月目に入りますので、そろそろ「更新していて当たり前」の日常モードに切り替えつつありますが、
    長いあいだ、待ち続けてくれたみなさんの気持ちを一生の宝物として大事にしていきます。

    日々の更新を続けることで、新たな出会いにも恵まれています。
    昔はなかったTwitterを通じて、ダイレクトでスピード感あるふれあいも刺激的で。

    再開した当初は、「もう忘れられているだろう、ひっそりとそのうち気づいてもらえるといいなぁ」ぐらいに考えていましたが、とても真摯に読んでいただいている、実感があります。

    まだ少しは自分も役に立てることがあるかも……なんて思ったり。
    自分自身、ブログを休んでいた頃より元気になりました。ブログからエネルギーをもらっています。

    少しだけ「抱負」めいたことを書きます。


    基本、毎日更新する気でいます(心意気だけね^^。できなかったら、「まあいいやぁ〜」ぐらいの)。

    毎日のことだから、気楽なものや楽しい話、時にはメッセージを込めたものなど取り混ぜて、
    ごちゃごちゃした、カラフルなブログにしていきたい。

    コメントを大事にする。
    コメントとの対話やコラボレーション記事も、このブログらしく、やっていきたい。

    いろいろと試してみましたが、予約投稿は原則やらないようにして、
    毎日のライブ感を楽しんでいきたい。

    なので、時間がなくて書き足りないエントリがあっても、その日その日で出せるところまでで出しちゃうかも?
    それを書きつないで、何日もかけて、だんだん完成させたりするのも楽しい。



    僕は自由だ。

    20☆0302ブログ

    タイトル、iPhoneで、「20110302」って打ったら、こうなりました。

    ハッピーな感じなのでこのままポスト。

    今日は、ハードデイでした。
    でも、「☆」が出たので、よしとしましょう。

    こういう時は、画像だけでも、ケーキづけ。


    どんっ!
    IMG_0065

    ガストのまるごと苺シフォン

    明日が、みなさまにとってよい日でありますように☆☆☆

    旅の仲間

    昨日の記事、「オランダのチューリップ」に、たくさんのコメントとツイートをいただいています。

    あき母さんが、AUTISTICな日々「イタリアへ行こう」を教えてくださいました。「オランダへようこそ」へのアンサーソングになっています。

    でもここで出会った友人たちには、こんなことを言う人もいる。
    「努力はしたわ。できる限り頑張ってみた。でもやっぱりオランダは好きになれない。」
    「どうしてもイタリアへ行きたいのよ」
    「こんなところにいるのはもうイヤ」

    じゃあさ。
    行ってみようよ。
    イタリアを目指して。

    飛行機に乗るのはもうコリゴリ。
    また変なところへ連れて行かれたらたまんないもんね。

    だから、歩いていこう。
    時間はうんとかかるかもしれないけど。
    辛い旅になるかもしれないけれど。
    ともかく、一歩ずつでも着実に、前に進むことはできるから。

    あき母さんのコメントと記事を読んでこうままさんが、「イタリアはいいな〜で、いいのだ!」を書いてくださいました。

    5年前の私は

    オランダもいいところがいっぱいあるし、オランダでいいじゃん。

    だったのですが
    今回読んでみたら

    イタリア、いいよな〜
    と思う自分もokじゃん

    でした。

    合わせて、全文を読んでもらえたらうれしいです。こんなコラボができるなんて、ブログ冥利に尽きますねえ。


    わが子の自閉症がわかったとき、私は──「自閉症スペクタクル」というネーミングのとおり、「新たな冒険」ととらえました。

    イタリアでも、オランダでも、「旅」というとらえ方は共通しています。

    「戦い」ってとらえるのがキライなんです。「旅」ですよね。
    仲間と出会い、別れもあり、泣き笑い。時には戦いもあるけれどすべてじゃない。
    指輪物語のように。

    ずーーっと旅の途中。
    わたしたちは旅の仲間。


    指輪物語で、指輪を捨てに行くのは一番弱いホビットでした。
    「一番弱いが一番強い」なんだなって。
    カイが生まれてから初めて知りました。
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    カイパパ

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