2005年05月21日

名古屋市発達障害者支援センター:マイ支援センター提案会議全3回終了!

■名古屋市発達障害者支援センター:マイ支援センター提案会議全3回終了!

「名古屋市発達障害者支援センター」が2005年の秋に開設されます。
 本人、家族、そして孤立し困っている支援者にとって待ち望まれていた支援センターですが、残念ながら開設に関する事前の相談はなく、開設決定は名古屋市単独でなされたそうです

 発達障害者支援法は、この法の理念を実現する要として「発達障害者支援センター」を規定しました。そして、支援センターは、地域に存在する発達障害に対するサポート資源との「連携」によって真価を発揮します。
 連携のパートナーとして、最も重要なのは「当事者」です。自閉症・発達障害への支援は、難しい! 「こうすればベスト」という正解がひとつあるわけではない。だから、「よりベター」な支援を探して関係者みんなが知恵を出し合い、本人に確認しながら、支援を築き上げていくしかありません。

 ……なのに、名古屋市ときたら(ぶつぶつぶつ…以下エンドレス)

 なんて、ないがしろにされた屈辱感をかかえ、恨み言を言い続けているよりも、

 よっしゃ!

「待っていても、親の会に市から声がかかるわけじゃないのなら、自分たちで建設的な提言をまとめて「連携の手」をこちらからさしのべようではないか!

 と始められたのが、自閉症協会愛知県支部(つぼみの会)NAS(名古屋市自閉症・発達障害支援センター開設準備プロジェクトチーム)プロジェクトです。
【参考】
★NASプロジェクトチームのコンセプト

1)当事者のニーズを明確に打ち出す。
2)期待される支援センターのゴールを提示する。
3)実際に支援センターが効果性を発揮するよう、事業内容や必要な人材を示す。
4)支援センターを支えるため、自分たちにできる貢献を明らかにする。
5)同士と有志をつなぎ合わせる。 本当の意味での「連携」のはじめの一歩! を実現する。

 NASプロジェクト主催の「マイ支援センター提案会議」は、当事者の現状と必要な支援を明らかにして、「支援センターのあるべき姿」を当事者から名古屋市に対して提言するために、関係団体に広く声かけをして開催されました。
 このたび、3回目の会議を終えてゴールしたそうです。
 そして、4月末には名古屋市主催の公式な検討会議「名古屋市発達障害者支援体制整備検討会」もスタートを切ったそうです。

【参考記事】
・ジョーの発達障害サポート研究室☆: ■【報告】】第三回マイ支援センター提案会議の報告[No.31]
http://tamago-picture-world.cocolog-nifty.com/blog/2005/05/no31_37d9.html

 私は、今モーレツに感動しています。

 感謝の気持ちを込めて、NASプロジェクトチーム事務局長であるジョーさんと会議参加者のみなさんに「お手紙」をトラックバックします。


ジョーさんと会議参加者のみなさんへ

 マイ支援センター提案会議「完走」おめでとうございます!!
 ジョーさんは、3回の会議をやり終えた成果を3つにまとめていますね。

(1)会議を開催する過程で、「仲間たちとのさらに強い絆」と「新たな出会い」が築かれたこと

(2)当事者の置かれている現状と、切実に必要としている支援を言語化できたこと

(3)名古屋市とのパートナーシップの入り口となる、市の関係機関+当事者で構成された名古屋市の公式な検討会議を実際にスタートさせたこと


 これは、ものすごく画期的な成果です。

 しかも、最初(支援センターができると分かる前の陳情書)からオープンにプロセスが公開されていて、直接関わることができない者にも勇気と知恵を与えてくれました。

 これから、おそらく(3)の市の公式な検討会議で、マイ支援センター提案会議で結晶化された「当事者のニーズ」を、実際のセンター(&関係者どうしの連携)の中で、どう具体化していくかについて議論が進められていくのでしょう。
 ジョーさんはまだまだ気を抜けない心境だと思いますが、マイ支援センター提案会議で築いた仲間との信頼関係とご自身のスキルを活かして、名古屋に住む本人、家族のためにがんばってください。
 声を上げられない状況の仲間たちも、きっと固唾をのんでNASプロジェクトのことを見つめて応援しています。

 そして、名古屋にとどまらず、NASプロジェクトで実践されているコンセプト・ノウハウは、全国で活用できると感じています。私が今つくっている『ぼくらの発達障害者支援法』でも、ぜひ紹介させていただきたいと考えています(^^)

――お互い、あんまり口にしたくないことだけど、家庭、仕事に加えて、大きなミッションを担うことは、本当に本当に大変なことだと思う。大変だからこそ、支えあっていこうね。疲れたら、交代で走ろう。

 ありがとう。いろ〜んな意味を込めて…。

カイパパ


【関連過去記事】
 順に読んでいただくと、「働きかけ」によって流れが変わっていく過程がわかると思います(^^)

・2005年01月26日:名古屋市自閉症・発達障害支援センター設立の要望書(つぼみの会)
http://kaipapa.livedoor.biz/archives/13060076.html

・2005年01月29日:名古屋市自閉症・発達障害支援センターのコンセプト
http://kaipapa.livedoor.biz/archives/13240499.html

・2005年02月10日:立ち上げ! つぼみの会 名古屋市自閉症・発達障害支援センター開設準備プロジェクトチーム
http://kaipapa.livedoor.biz/archives/13992939.html

・2005年02月12日:【速報】名古屋市自閉症・発達障害支援センター2005年10月開設!!
http://kaipapa.livedoor.biz/archives/14120690.html

・2005年02月26日:名古屋市自閉症・発達障害支援センター〜一緒に創っていこう
http://kaipapa.livedoor.biz/archives/15118255.html

・2005年03月11日:私たちの名古屋市自閉症・発達障害支援センター提案会議
http://kaipapa.livedoor.biz/archives/16080573.html

【参考記事】
・ジョーの発達障害サポート研究室☆: ★つぼみの会 名古屋市自閉症・発達障害支援センター開設準備プロジェクト(カテゴリー記事)
http://tamago-picture-world.cocolog-nifty.com/blog/_/index.html

 NASプロジェクトの中心でひっぱっているジョーさんの想いがびしびし伝わってきます。


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支援法は、策定の方向ですが、うまく立ち上がるのにどういう経過を辿るでしょうか? 横浜などでは、どうなって行くのでしょうか? やはり、YRC主導で…。
名古屋市発達障害者支援センター の記事【Child's Psychiatrists in Yokohama】at 2005年06月01日 19:29
この記事へのコメント
ジョーです(^^)

マイ支援センター提案会議へのお手紙&トラックバック、
ありがとうございました。

今回は、全員の頑張りにより、提案会議のゴールにたどり着いたわけですが、
大変分かり易く、スマートにまとめていただき感謝しています。
私なりに提案会議を振り返っての「まとめ」をしてみたのですが、
なかなか思うようにまとめられなかったので、助かっちゃいました(^^ヾ

まだ、これからも一仕事ありますが、ゴールさえ決まっていれば、
終りはあるわけですから、それまでは「しぶとく」がんばっていこうと思っています(^^
Posted by ジョー at 2005年05月22日 02:43
>よっしゃ!

>「待っていても、親の会に市から声がかかるわけじゃ
>ないのなら、自分たちで建設的な提言をまとめて「連
>携の手」をこちらからさしのべようではないか!」

この考え方に共感してしまいました。

勇気をいつもありがとうございます。
Posted by アスラ at 2005年05月28日 07:19
はじめましてこんにちは。

いつも読ませていただいてます。
私、2歳11ヶ月の広汎性発達障害の男の子の母です。
名古屋に住んでおりまして、つぼみの会にも所属させていただいております。

5月26日に緑の家の短期入所の居宅申請を行いに行った時のことですが・・・・

住んでいる区の担当の方に支援サービス等の相談をしたところ「支援センターの開設は延期されたんですよ〜。見直しするとかで・・・」みたいなことを歯切れ悪く言われました。

良くも悪くも10月には設置されるものだと思っておしましたので”これはどういうこと?!”とちょっと戸惑ってしまいました。

NASさんの働き掛けが通じて見直しになったのでしょうか?
それとも単なる先延ばしでしょうか?

カイパパ様はどう思われますか?
Posted by 天気読みの弟子 at 2005年05月28日 17:12
>天気読みの弟子さん
★はじめまして、ジョー@NAS事務局です(^^)本件、カイパパさん多忙につき、私からコメントさせていただきますね。

>NASさんの働き掛けが通じて見直しになったのでしょうか?
★そうですね、個人的にはそのように理解しています(^^) また、市当局も「開設準備段階からパートナーシップを築き、共に考えよう!」という、つぼみの会NASプロジェクトからの呼びかけに理解を示してくれたことに深く感謝している次第です。

10月のセンター開設は一応本命ですが、名古屋市主催の検討会にて支援センターのゴールを明確にしていくことになっていますので、最終的には、この検討会の結果次第だと思います。

今後の検討会の進捗状況も、つぼみの会HP、JO研(私のブログです)にて公開していきますので、詳細はそちらをご覧ください☆
Posted by ジョー at 2005年05月29日 00:48
はじめまして!軽度発達障害といわれる小2の男の子の母親です。

今年から子供は通級指導教室に週1回通っています。
はじめの頃に、ダダ日記に出会い、佐々木正美先生のお話を直接うかがう中で
自分なりに、子どもと向き合おうと思えるようになりました。
毎日は『親になるにも日々努力』の試行錯誤の連続です。

カイパパさんが、子どもたちをとりまく社会にまで積極的に働きかけて
行動されている事を知り、私自身も勇気づけられました。

先日、幕張で行われたセミナーでいくつかの親の会の代表の方のお話を聞き、
親として、子どもたちのすごしやすい環境を作りたいという強い想いは、
みな共通で、それぞれの違いにこだわるのではなく
ゆるやかな、でも目的をもった連携によって、
それぞれの個性が輝くように協力していけたら
ほんとうに素晴らしいと、強く感じました。

カイパパさんの一層のご活躍を期待しております。

Posted by TOMOはは at 2005年05月31日 11:19