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【用語】メインストリームの子どもたち

 カイパパです。おはようございます。
 今日は「言葉」についてお話します。

★メインストリーム・チルドレン
「メインストリーム」という英語を聞いたことがありますか?

 直訳すると「主流」ですね。「多数派」という意味もあります。

 自閉症カンファレンスNIPPON2003でエリック・ショプラー博士が「発達障害のない子どもたち」のことを”Mainstream children”と表現していました。

 日本で使われる「健常児」という表現と一線を画していて「おお!」と思いました。

 「健常児」と「障害児」という表現には○と×の価値判断があるように感じます。
一方、「メインストリーム」は、「多数派」という意味です。「多数派」「少数派」は統計的な意味であり、価値の高い・低いではありません。「少数派=悪い」ではないですよね?

★自閉症の文化とメインストリームの文化の橋渡し
 TEACCHプログラム※では、「自閉症はひとつの文化である」と定義しています。
 したがって、自閉症者を知り、コミュニケーションをとる試みは「異文化コミュニケーション」と同じ工夫が必要なんだと。こちら(多数派)の文化を押し付け、「矯正」していくのではなく、まず相手を理解し歩み寄ることから始まるということですね。
 だから、「メインストリーム」という言葉を使うのでしょう。

 「たかが言葉」ですけれども、言葉には、理念・コンセプトそのものが含まれています。本当に大切にしなければと思いました。

 「メインストリームの子どもたち」使っていきたいと思います(^^)。定着するかな?

 それにしても、ショプラー博士が、”Autism children” “Autism kids”(自閉症の子どもたち)と話すときに込められたやさしい情感は心にしみました

※米国ノースカロライナ州で、自閉症および隣接するコミュニケーション障害のある人への支援プログラム。州の社会保障制度として行われている。
ノースカロライナ大学TEACCH部公式HP(英語サイト)