スペクトラム

【自閉症】自閉症を知ってほしい(5)〜コミュニケーション障害の深刻さ

 カイパパ@4歳自閉症男の子の父です。
 このサイトは、「自閉症スペクタクル」と題し、「自閉症から広がる、チャレンジに満ちた新しい世界!」をテーマにしています。
 その一歩として、「自閉症を知らない人に、まず知ってほしい」という思いがあります。「自閉症を知ってほしい」と題して火曜日に連載しています。5回連載の予定で、今回が最終回です。
 連載をまとめて読みたい方は、ページ左側にある「カテゴリー別」から「自閉症スペクトラム」をクリックしてください。


★もともと私たちが敏感なこと
 医師の書いた本の中で、「自閉症の診断は経験をつんだ医師なら難しいものではない。なぜなら、自閉症が端的に現れる社会性・コミュニケーションの特異性には、もともと私たちが敏感だからだ」と書いてある記述が印象的でした。

 たしかにそのとおりだと思います。私が、他のお子さんと出会って、自分の子どもと違う面もあるのだけれど、やはり共通していると感じるのはコミュニケーションの希薄さです。

 ごく当たり前のことのように「自閉症はコミュニケーションの障害です」と説明されるけれど、その言葉の重みを実感できる人は少ないかもしれません。
「ああ、人づきあいが苦手なのね」ぐらいに受け止められてしまう。

★涙が出るほど、、
 想像してみてください。

・落ち着かない環境のなかで、何をしたらいいのかわからず自傷行為を繰り返す。
・お腹に激痛があるのに「痛い」ということを伝えられずに腹膜炎を起こして亡くなってしまう。
・「やめてください」が伝えられず、暴力で人を傷つけてしまい、犯罪者になってしまう。
・注意書きの意味がわからず、道路に飛び出し、事故にあう。

 こういった危険と常に背中合わせで私たちは生活をしています。コミュニケーション障害……親としては、その深刻さに泣けてきます。

 もしもコミュニケーションの手段(わかるように伝える・わかるように伝えてもらう)を身につけていたなら、避けられたかもしれないことです。
「コミュニケーションの障害」という整理でわかった気になって思考停止になっているかぎり、自閉症の人の幸せは絶対に実現しないのだと思います。

「どうしたらいいのか…」途方にくれている親と一緒に考えてみてほしいのです。

★おわりに
 連載「自閉症を知ってほしい」はいったんここまでで一区切りです。自閉症のこと、見えてきましたか?
まだまだ「ぼんやり」としたイメージですよね。力量不足で申し訳ありません。
このブログサイトをやりながら、ベターな伝え方を模索し続けていきたいと考えています。感想などお寄せいただけたらとてもうれしいです。

 次の火曜日からは、自閉症の参考図書を紹介しながら、自閉症の紹介を続けていきたいと思います。

【連載記事】
【自閉症】自閉症を知ってほしい(5)〜コミュニケーション障害の深刻さ(2003/12/30)
【自閉症】自閉症を知ってほしい(4)〜門先生の講演録(2003/12/23)
【自閉症】自閉症を知ってほしい(3)〜誤解を解いて(2003/12/16)
【自閉症】自閉症を知ってほしい(2)〜スペクトラム(2003/12/09)
【自閉症】自閉症を知ってほしい(1)(2003/12/03)