2004年01月01日

「自分にしかできないこと」だけやろう

db2e04ab.gif「自分にしかできないこと」だけやろう

 今年最初の記事を何にするか迷いましたが、これからの「心がまえ」を書きます。

 私は、自分にしかできないことだけやろう、と。

 去年の暮れ、あまりにも忙しくて弱音を吐いたときに、妻が「あなたにしかできないことをやったらいいよ!」と言ってくれました。その時、なんだか胸がすぅっとしました。
(偶然ですが、同じ頃に、信頼する先輩から「カイパパにしかできないことをやってほしい」と声をかけてもらいました)

 それまで私は「自分にできることがあればやります」というスタンスでいました。

 これは、「できる範囲で力を尽くします」と控えめな表現に聞こえるけれど、厳密に考えると、できること全てに手を出さなきゃならないわけで、めちゃくちゃ大変な決意なわけです。もしも、できることがたくさんあったらどうするの? 死んじゃいますよね。

「カイパパの半分は責任感でできている」(?)ので、死んじゃわないにしても、燃え尽きてしまうリスクは常に感じています。

 自分にしかできないこと――それは、私が好きで、適性が一番発揮できる役割であったりするわけですが、何よりも大切なのは「カイの父親」であることです。

 ヤンキースの松井秀喜選手がNHKスペシャルのインタビューに対して、

「自分は自分にできる範囲に集中してやってきた。
 それだけをしっかりとやってきた。
 できないことは最初からやらないから。それだけです」

 と答えていて、これだ、と思いました。

 器用に何にでも手を出すのではなく、誰か他の人にできることならその人に任せて、自分のオンリー・ワンに集中しようと。
 だから、ごめんなさい。今までよりもお手伝いする範囲をせばめてしまうこともあるかと思います。燃え尽きず、健康を維持して、真価(そんなものがあるとすれば)を発揮するために、必要なことなので。

 ブログも、必要な時は「休暇」をとりますね。苦しい時は深呼吸をして、まず「自分はいま苦しいんだ」ってことに気がつくように気をつけます。

写真(クリックで拡大します):カイ at 名古屋港水族館

【関連記事】
・【本】あなただけができることをやりなさい
http://kaipapa.livedoor.biz/archives/93418.html



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この記事へのコメント
あけまして おめでとうございます
ようこそ ライブドアへ

今 駅伝の応援にいってきました
娘の同級生がちょうど家の近くを
走るので 初めて沿道に行きました
彼らを見てると
声をかけずには いられません

毎日走っているけど
本番でその力を発揮できないことも
あります
でも 彼らは自分にしかできないことを
今日 今やっているんですね
もちろん そのまわりの
彼らをサポートする人たちも

本当のことを いうと
涙出そうになりました
(年のせいかもしれませんが)



Posted by ちぇぶ at 2004年01月02日 10:08
ちぇぶさん コメントありがとうございます。

うまく言えませんが、
私は、わが子の障害が分かるまでは、
「不幸は向こうのほうからよけて通ってくれる」くらいに自分の人生を過信していたように思います。
もしかすると、私だけじゃなく、若いうちの多くの人に共通した感覚かもしれません。
自分の身内や自分自身に何か考えてもいないようなことが起きる、と
実感を持って想像することは、経験の少ない頃には極めて難しい。

その立場になってみて、初めてわかることばっかりです。

私は、このブログを書いているときに、
いつも想定している第一読者は「3年前の私自身」です。
「勝ち組」「負け組」なんていう流行り言葉を得意げに口にして、
自閉症という障害を「ひきこもり」のようなものと誤解していたワカゾウ…

どこか世の中をタカをくくっていたあの頃の自分に、
聞いてほしいと思って語っています。

なるべく、重くなく、太陽のようにあたたかく伝えたいと
思っているのですが。どうなんでしょうね、つい必死さがにじんでしまうのかも。
3年前の私に、どう響いているのかな。

すみません、コメントに対する直接の反応になっていませんね(^^;。
でも、ちぇぶさんのブログで、おじいさんとおばあさんのお話を読んだことからも刺激を受けて書いたことなので、
このまま反応します。
Posted by カイパパ at 2004年01月02日 21:43
その立場になって 初めてわかることばかり
本当にそうですね

私は 義母と義父のことの前に
とてもつらい 別れを経験しました
まさか自分がそういうことの 当時者になるなんて
思ってもみませんでした
その 苦しみ悲しみから
立ち直るのにかなりの時間が必要でした

そのときの事を 考えれば介護は
乗り越えられるかと思っていたのですが
経験すると・・・

あの時の自分を思い返しながら
書いてます
平気な振りしてても 
結構どろどろな 気持ちだったり
そんな中でも いい事があったり
楽しい事もあったり

いつか なんらかの形にしたいなー
ぐらいの思いだったのですが
ブログをはじめた時に
これだっと思い
ぶつぶつ とやってます

私は カイパパさんのブログを 
同じ親の立場として
自閉症についての情報源として
そしてブログ仲間として みています

カイパパさんの 文章はわかりやすくて
親しみやすいですよ







Posted by ちぇぶ at 2004年01月03日 20:17