love our kids


★悲しみを祈りに

「障害持つ息子と63歳母が無理心中?…東京・武蔵野市」@読売新聞(2004/01/04記事)

 私は、子どもを道連れにした自殺について「心中」とは言いたくありません。子ど
もは親の持ち物ではない。「子殺し」という言葉を使っています。

 ――だけど、この母親は、長い間がんばってきて、地域で暮らしてここまで来
たのに……どうして? 36年間は並大抵の長さではありません。他人事ではな
いです。
 36年間、「親亡き後」の希望をもてなかった、あるいはかき消す何
かがあったのか。
 周りは気づけなかったのでしょうか?

 こんなこと、起きてはいけないです。

 悲しみ、苦しみ、絶望、かぼそくても「助けて」の声をあげる勇気がもてるように、
 かぼそい声を聞きわける耳を研ぎ澄まして、
「他人に迷惑をかけたっていいんだよ」と声をかけあえる地域にしていくように、


 悲しみを祈りにかえたい。


【謝辞】
 この記事の存在は、つぼみパパ2003メーリングリストで、光彦の母さんからお聞き
しました。(みつひこくんのペイジ)
 JTさんとH.Suzukiさんからは私が別の事件を知ってショックを受けたときに、
精神的なサポートをしていただきました。「悲しみを祈りにかえて」は、
H.Suzukiさんがそのときに私にかけてくれたことばです。