■ガンジー君へ

ガンジス川のほとり〜ガンジーblog

 ガンジー君は、私より一回り年下の大学生です。私の高校時代からの恩師が、彼の担任だった縁で知り合いました。「おとうと弟子」のような存在です。
 彼は大学入学後、うつ病を発症して、以来うつとつきあいながら生活を続けています。
 彼がカイパパ通信blog☆自閉症スペクタクルから影響を受けて、ブログを始めると聞いたとき、心配しました。
 ブログという道具は、非常に内面的な感情を刺激するものだからです。アクセス数ひとつとっても、少なければさみしくなるし、多ければプレッシャーになる。コメントがつかないとむなしいし、心無いコメントには胸が押しつぶされそうになる――

 そんな心配もあって、ガンジーblogはなるべくそっとしておくように心がけていました。

 でも、下の記事に心を動かされて、カイパパ通信blog☆自閉症スペクタクルから、ガンジー君にお手紙を送りたくなりました。
 こちらの記事をお読みください。

・ガンジス川のほとり〜ガンジーblog:うつ病とのつきあい(4)
http://blog.livedoor.jp/gandhi/archives/247986.html


★カイパパからの手紙

ガンジー君へ

 カイパパです。

「自分を冷静に見つめてみると、あまりにも弱くて、情けなくて、がっかりすると思います。
 家庭や国の借金とか、考えたくないことから人は目をそらしてしまいます。
 しかし、現実を直視することからしか始まりません。
 弱いご自分を認めて、取り組みましょう。元気になりましょう」
 ――私のホームドクター(漢方医)から、かけてもらった言葉です。

 私はこの言葉にショックを受けました。でも、たしかにそのとおりなんですよね。
「強くなくちゃいけない自分」なんて、弱い自分を認めたくない防衛本能が作り出した虚像なのかも。

 月並みだけど、人はみんな弱さをかかえて生きているんだと思います。
 カイの障害がわかるまでは、私も気がついていなかったけれど、どれだけピカピカ☆に輝いて見える人でも親の介護や借金や子どもの問題、健康の問題など悩みをかかえていたりする……それは他人にはわからない。
 たぶん、私のことも、「恵まれていて悩みがなさそう」と思っている知人も多いと思います(実際に面と向かって言われたこともある)。他人には、「もしかしたら」を想像することは難しい。
 ガンジー君も他人がきみの経歴だけ見たら、悩みがないと思われるかもしれない。

 ガンジー君のお母さんの対応、すごいな…と思いました。
 母親として、「もしもわが子が死んでしまったら」という最悪の事態を考えないわけがない。自分の対応を一歩間違えば……というおそれも感じていることでしょう。
 でも、「私が生んだ子だから、きっと乗り越えられる」とわが子を信じて支えてくれているのですね。

 足踏みしているように思えても、いつしか風景が変わって来ます。これは体験的にそうだと断言できます。
 同じ景色を見ているようでも、らせん階段を上るみたいに、成長している。

 無理せず、無駄なことをいっぱいして、「起こってしまった事全てが、幸いだった」といつか思えるといいね、お互いにね☆

2004年4月10日 カイパパ