■ありがとう!(6) 感想コメントを寄せていただいた方々へ(5)

 数回に分けて『ぼくらの発達障害者支援法』への感想コメントを寄せていただいた方々へ、お礼のコメント返しをしています。

★ほとんさん

 出版前・直後のワクワク感想、読了後の力のこもった感想をありがとうございます。本当にうれしかったです。
 カバー表紙もこんなにほめていただいて照れます。オレンジとグリーンはこのブログと共通するカラーです。
一番初めに、一番後ろの(これも癖)「謝辞」を読ませていただきました。奥様への感謝の言葉とカイ君へのメッセージ「カイ、きみの未来にこの本を捧げます。」・・・感涙してしまいました。表紙のイラストは「これなんですね」

「カイ、きみの未来にこの本を捧げます」ということばの後に、書きませんでしたがいつも心の中で(パパ、がんばったよー!)と付け足してました(*^^*)
第一部、1章、2章と懐かしく読ませていただきました。知らぬ間に沢山の事を学ばせていただいていた事に驚かされました。

 そう言っていただけるとブログ冥利につきます。日々こつこつと続けることで、他人にわかりやすく伝えるために私も勉強できています。愛読者様に恵まれ、支えられてブログを続けている自分が一番トクをしているのだと思います。ありがとうございます。
第二部、3章の「法」の読み方を「7つの支援」って「7つ?」「できないが、できる!に変わる7つの方法」を愛読してますので「7」で嬉しくなってしまいました。「7」と「図解」で優しく解説をありがとうございます。「美味しく料理されましたね!」味わっていただきます。

 そうそう。「7」ですよね(^^) 加えて、「漢字」のイメージ喚起力にもこだわってつくりました。活用していただけるとうれしいです。
4章、5章は何度も読みました。機会あればお二人にお目にかかってお礼を伝えたいという気持ちです。「これってなんだろう?」と私も感じました。

 福島豊さん、大塚晃さんは情熱を(段階を踏んで)現実のカタチにする力を発揮されている方々です。政治や行政は、無数にある「正しいこと」(あれも、これも「正しい」)の中で、何に・どれだけ資源を投入していくか?を合意を取り付けながら決定していく営みです。「理想と現実との距離」、「理想へ到達するまでの道筋」、インタビューでも勉強になることばかりでした。
 今、国政の場に、お二人のような存在を持てたことは、発達障害者支援にとって幸運だと思います。

 衆議院選挙の結果、「発達障害の支援を考える議員連盟」の顔ぶれも様変わりしました。発達障害者支援法成立から1年経ちますが、「法律を成立させた国会」とは構成が違っているわけです。発達障害者支援法に賛成の一票を投じたわけではない議員が多く生まれました。ほぼ確実にこの国会構成で次の発達障害者支援法の改正にのぞむことになるでしょう。もう一度初めから自閉症・発達障害のことを理解していただくところからスタートしなければならない、ぐらいの認識が必要ですね。
第3部 ジョーさんとの連携プレーが見事で感心と羨望してしまいます。ビジネスライクな展開が気持ちよく「新しい風」を感じます・・保護者も専門家の一人という立場をモデリングしていただけて、こころ強いです。

 NASプロジェクトは、ジョーさんをはじめとするつぼみの会プロジェクトチームの方々と他の当事者団体、専門家のみなさんが築き上げられました。私はチームには参加せず、ブログから応援させてもらっていました。NASプロジェクトは、2004年7月の「マイ施策提案会議」のプロトタイプを、実際に走り出すプロジェクトに進化させてくれたのです。私もただただ感謝して頭が下がる思いです。
 NASプロジェクトの成果である完成度の高い「名古屋市への発達障害者支援センター設置に関する当事者からの提案書」はぜひ全国で参考していただきたいと願っています。
わたしのまちでは・・一人の議員さんと二人の仲間でせめて「請願書」を出そうというところまでしか話が展開できませんが・・始めの一歩を踏み出す「手引き」にさせていただいてます。

 素晴らしいじゃないですか! 一つのアクションから「次」の展開がきっと見えてくると思います。真剣にやったことで無駄なことなんて何一つないと信じます。勇気と知恵を共有しながら一緒に進めていききましょうね!