愛知県


■愛知県自閉症・発達障害支援センター

★1 自閉症・発達障害支援センター設置状況
「自閉症・発達障害支援センター」は、2002年度から、自閉症等の特有な発達障
害を有する障害児(者)に対し、専門的な相談支援、療育サービス等を行う拠点
として設置が始まりました。

自閉症・発達障害支援センターの設置状況(2002,2003年度 全国19か所)

★2 愛知県自閉症・発達障害支援センター
 2003年5月に愛知県自閉症・発達障害支援センターが開設されました。

 ホームページの「センターの概要」>「センターが目指すものは…」の中で、


 愛知県(名古屋市を含む)の人口は約708万人です。有病率から推測すると、
自閉症とアスペルガー症候群だけで、約3万5千人の方がみえることになります。
恐らく実際はそれ以上でしょう。そのような多くの方々に対して、4人のスタッ
フで何ができるのか?また何をしたらいいのかということが大きな課題になって
います。

 ――率直な「不安」をもらしています。
★3 私の意見〜センターの役割について
 私は、自分たちだけでなしとげようとすることはやめて、次のような
ことに取り組んでほしいと思います。

(1)連携のセンターになる
 自閉症協会をはじめとする親の会や児童相談所、教育現場、社会福祉法人と定
期的に(ひんぱんに)話し合う場をもつこと。

(2)個人の成育歴カルテの作成
 まずは、成育歴カルテのフォーマットの必要事項を(1)の話し合いの場を活用
して作成する。これは、何回も改訂が加えられていくものになるでしょう。

(3)成育歴カルテの活用の働きかけ
 そして、このフォーマットを使って、診断の場、療育機関、保育園、学校、就
労の現場での活用を働きかける。将来的には、条例で義務付けていく。
 この働きかけの過程で、センター自身が自分の足でネットワークが築けます。
まずは「外へ出て行くこと」ではないでしょうか。

(4)トラブル、アクシデントの話し合いの場づくり
 たとえば教育現場で学校と本人・家族がトラブルになった場合、発達障害に対
する支援の専門的立場から仲裁に入ったり、これまで本人と関わってきた機関
を集めた話し合いの場をつくること(保育園の時はどうだった? 医療的にはど
うなのか? 児童相談所はどう考えているか?)、これはセンターにしかできな
い役割です。

★4 現状は……
 現状は、親が、生涯にわたる支援における引き継ぎ・トラブル解決・将来の準
備などの「センター機能」を担っています。

・子どもの記録を一生懸命つけている(でも、読んでもらえなかったりする……)
・子どもの通う場所を必死で探す
・学校などとの交渉も親だけで取り組んでいる
・卒業後、親亡き後のことも親だけで取り組んでいる

 親以外の支援者のサポートは、ほとんど「運がよければ得られる」ぐらいなも
のです。
 自閉症・発達障害支援センターが国の施策として認められ設置された意義は、
これまで親以外に担い手がいなかった「生涯にわたる支援」を公的なシステ
ムにしていく
ということです。
 この存在意義を、曖昧にしなければ、愛知県自閉症・発達障害支援センターが
(設立されたばかりで人的体制が充分ではなくても)、目指すゴールに近づくこ
とができます(それでも専従者が4人もいるんですから!)。
 100点満点は無理でも、正しい方向に向けて身体を動かしていくことですよね。

 カイパパ通信blog☆自閉症スペクタクルは愛知県自閉症・発達障害支援センター
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