■どきどきしながら読んでいる〜『発達障害だって大丈夫』

 堀田あけみさん(Wikipedia)といえば『1980アイコ十六歳』の作者で、『アイコ十六歳』といえば映画『アイコ十六歳』で、富田靖子さんのデビュー作だよなあ。名古屋が舞台だった。堀田あけみさんも名古屋在住の作家だと記憶していた。

 その、堀田さんが、書かれた本。

発達障害だって大丈夫―自閉症の子を育てる幸せ


 堀田さんは3人のお子さんをお持ちで、真ん中の次男が自閉症とのこと……
 この本は、ノンフィクションでご自身の子育てのことを書いています。
 1月30日刊行された本なのですが、たまたま立ち寄った本屋で平積みされていて手に取りました。
 お子さんは、小学1年生で、市立小学校の養護学級に通っている。そして、名前が「カイト」君(「カイちゃん」と呼ばれている!)。色々と共通点があって、驚きました。

「堀田さんがこのブログを見たこともあるかもしれないな」「町ですれ違っているかもしれないな」なんてことを思いながら、読み進めています。

 子どもが小さいうちに、先が見えない段階で、書いたものを発表することは本当に勇気がいることだと思います。著名人だと余計に。

 同じ境遇の親としては、「書いてあること」に隠れている「書かれなかったこと」を想像してしまう。ふつうなら、楽しく元気に読めてしまう個所でも、グッと来てしまう場面があったりして…。

 堀田さんは、教育心理学の先生でもあります。「親」と「専門家」の両面を持つ方なので、この本も、親としての呼び掛けに加えて、専門家として語っている要素も混ざりあっています。ご自身の「子育て体験記」でありながら、「障害の受けとめ方」の提案であったり、「子育てのアドバイス」であったり、奥深いです。

 基本的に、非常に明るい、元気なトーンで書いてあります。元気になりたいときにピッタリ。勢いのある発言が多くて、面白いですしね。逆に、不調の時は、堀田さんのお子さんと自分の状況を比較をして「うちの子はやっぱりダメなんだ」と悩んでしまうおそれも無くはない……かな。

 それにしても、こういう本が、どどーんと出る、書店で平積みにされるのはすごい変化を感じます。社会が変わってきたんですね。

 おすすめです。ぜひ、みなさんもお読みになって感想を聞かせてください!