■日本経済新聞記事:金沢大など、社会性ホルモン分泌のたんぱく質発見

 非常に関心をひかれたニュース──

・NIKKEI NET:社会 ニュース(2007年2月8日):金沢大など、社会性ホルモン分泌のたんぱく質発見
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20070208AT1G0702S07022007.html
■金沢大など、社会性ホルモン分泌のたんぱく質発見
 金沢大学などの研究グループは、他者を認識するなど社会性にかかわるホルモンの分泌に必要なたんぱく質をネズミで見つけた。このたんぱく質を作れないネズミは他のネズミのことを覚えられず、子育てもうまくできなかった。人でも同様の仕組みがあれば、自閉症などの症状の改善に役立つ可能性があるという。

 金沢大の東田陽博教授、群馬大学の平井宏和教授らの研究成果で、8日付の英科学誌ネイチャーに発表する。(07:00)
「社会性ホルモン」という言葉は、私は初耳でした。が、「やはりそういった物質があるのかも?」という思いがあります。

 自閉症は脳の先天的な機能障害といわれています。定型発達した脳であれば、処理できる様々なことに障害が発生している。特に深刻なのは「社会性の障害」とよばれる部分です。

 自閉症が「不可逆的な(=もとに戻すことができない)障害」であるとしても、不足しているものを「補う」ことで、社会性の障害をやわらげることができるかもしれない、なんてことを思いました。

 この研究に注目しています。