昨日、ウォーリーさんと久しぶりに食事をしました。
会うたびに、グレードアップしていく旧友がまぶしかったです。
(本人は、「ダメだ。全然できてない!」と常に謙虚ですが)

いろいろなお話をしましたが、一番印象に残ったことを書き留めておきます。

「壁の対応とドアの対応」

「壁」は動かない。=決まったことを決まったとおりの対応をすること。

「ドア」は開いたり閉まったりする。=状況に応じて対応が変わる。

自閉症の特性をもつ人は、一度、誤学習してしまったら、それを上書きする修正がとても困難です。

ある場面において、時に、開いたり、時に、閉まったりする対応は、本人を混乱させてしまう。

だから、「壁」でなければならないときは、(たとえ、そこで妥協したほうがラクな場合であっても)動じないことが必要。すごくキツイこともあるけれど…

「私たちは専門家じゃないが、専門職なんだよ」

という、ウォーリーさんのお師匠さんの珠玉のことばを教えてもらいました。

前に会ったときは、「支援者でもある親」の印象が強かった彼が、「親でもある支援者」の顔で語っていました!
私も、「プロとして向上せねば」と刺激をもらいました。ありがとう、ウォーリーさん。
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シンポジストをつとめた帰り。ネクタイ姿のレアショット