12月8日はジョンの命日でした。なので、ヨーコさんのスピーチについて思ったことを書いてみました。ちょっと遅れましたが記事をアップします。

12月3日に東京で開かれた自閉症啓発イベント「Get in touch!」で、ヨーコさんが、こうスピーチされたそうです。

・47NEWS:オノ・ヨーコさん、自閉症啓発に 「社会で知ろう」
http://www.47news.jp/CN/201112/CN2011120301001735.html
故ジョン・レノンさんの妻で芸術家のオノ・ヨーコさんが3日、東京都内で開かれた自閉症の啓発イベントに登場し、「自閉症のことを社会で知らなければいけない」と理解を呼びかけた。…

 オノさんは「自閉症の方には、私たちには分からない天才的な才能を持っている人もおり、非常に大事な存在」と呼びかけ、自閉症を抱える被災者らとの記念撮影に応じた。

このスピーチについては、親や関係者たちが、Twitterで「特別な才能のない自閉症の人」にも目を向けて、と訴えています。

ヨーコさんは、「特別な才能のない自閉症の人」の存在も、当然承知しているでしょう。
ヨーコさんがスピーチをするために、考えたこと、を想像してみました。

きっと「自分が素晴らしいと思った観点から、広く一般に自閉症をアピールしたい」ということだったんじゃないでしょうか?

ヨーコさんは、お金儲けや効率主義とは別の価値観を大切にしている。芸術や音楽など、人の心を動かすクリエイティブなものに価値を置いている。
だから、自分が一番価値を認めている分野を引きあいにだして、「この素晴らしい人達を知ってほしい」と言ったのでしょうね。

もし、スポーツ選手だったら、「素晴らしいスポーツ選手もいる」ということが、最もアピールするポイントだと信じて(なぜなら、スポーツを大切に思っているから)、そのことをアピールするのが自然です。「彼女は自閉症をもつ、素晴らしいアスリートなんです!」とかね。

科学者だったら、科学の分野で活躍する人を紹介するだろう。「◯◯という偉大な科学者は、アスペルガー症候群だったと言われています」とか実際に聞いたことがあります。

それでいいんだと思います。

自閉症、障害=ネガティブなイメージで受けとめられている、その固定観念に「衝撃」を与え、目を向けさせるための有効な伝え方のひとつだと思うからです。

ヨーコさんの発言に対して、私たちは、「カウンター」を当てるのではなく。
「補足する」「足していく」ことができるといいですね。「ヨーコ+たくさんの声」によって、自閉症への理解を広げるのがいいと思います。

なので、ここでも、私がいいなぁと思ったツイートを「足して」おきます^^

2011/12/03 21:45:24
オノ・ヨーコさんは「自閉症の方には私たちには分からない天才的な才能を持っている人もおり、非常に大事な存在」と呼びかけたらしいけど、天才的な才能を持っていない多くの自閉症の人たちも、みんな非常に大事な存在。

2011/12/04 05:32:05
自閉症啓発大使のオノさんの活動に感謝します。でもひとつ付け加えさせて下さい。特別な才能を持っていない/開花させてない自閉症の子達にとってこの社会は厳しいものなんです。その子達も生きやすい社会の実現に力を下さい。【オノヨーコさん自閉症啓発】 http://t.co/z0Hq9yv5

ひとりで見る夢はただの夢。だけど、みんなで見る夢は現実になる。
ラブ&ピース!


<関連記事>
ジョンとヨーコのエピソードに触れた過去記事があります。

・カイパパ通信blog☆自閉症スペクタクル:Yes
http://kaipapa.livedoor.biz/archives/50794708.html