「同じ」病気、「同じ」障害、というものが、個々人でみたら存在しないんだと思う。病気の進行度、重さ、環境、経験、年齢もろもろみんな違う。

むしろ「同じ」障害だから。余計にうらやましくなってしまうことだってある。嫉妬なのかな? 自分にはある。

『電池が切れるまで』という子ども病院の子どもたちが書いた詩を集めた本がある。そのなかに親の書いた、「親の思い」という詩がある。自分よりも「恵まれている」ようにみえる親をうらやましく思う気持ちをストレートに綴っている。

それを、ときどき思い出す。