毎日新聞の調査です。障害者虐待防止法が施行された3か月間で、各自治体が受けた虐待通報2529件、認定されたのが758件だったそうです。

・毎日新聞:障害者虐待:認定758件…防止法後3カ月、本紙調査
http://mainichi.jp/select/news/20130321k0000e040190000c.html
昨年10月に施行された障害者虐待防止法に基づき各自治体が虐待通報を受け付け始めておおむね3カ月間で、認定された障害者虐待が全国で758件に達したことが毎日新聞の調べで分かった。障害者虐待を巡る国の統計はこれまでなく、全国レベルで総数が判明するのは初めて。専門家は「全体像が不明だった障害者虐待に対応する上で貴重なデータだ。施策に生かしてほしい」としている。
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こちらも。
・毎日新聞:障害者虐待:防止手探り ノウハウ、人手、権限…悩み多く 自治体・労働局、課題浮き彫り
http://mainichi.jp/select/news/20130321dde041040056000c.html

あわせて読みたい記事があります。

・服巻智子公式ブログ:被害者家族。加害者家族。
http://tomokoworkdiary.sagafan.jp/e577545.html
私は、ある施設内の虐待体罰事件で、専門家として証言したことがある。
携帯動画と診察した医師の記録で虐待事実は証明されていたが、私の専門家としての証言もあって、この職員さんは加害者としての罪が確定した。(中略)こういう非難も覚悟の上で証言した。虐待事実は明らかなのに、子どもたちは訴えることができないのだ。この被害者はあわや死に掛けたのだ。それでも入所してお世話になっているから黙れというのか、入所の世話をしている者は見えないところで何をしても良いというわけではなく、いのちの尊厳は守られるべきで、正しく行われなければならない。そもそもの意識が問題なのだ。その加害者のお子様やご家族はお気の毒だった。しかし、加害者は家族を持つほどの人なのだ。

こういう記事を書かざるを得なかったお気持ちを忖度(そんたく)せずにはいられません。

責任のある立場で表に発言をしていく人たちに対して、「被害者の気持ちは知っているのか?」「加害者の家族のことを考えたことがあるのか?」という批判が、毒矢のように放たれる。自分が倫理的に優位にたった正しい者だと自負して、隠れて安全なところから矢を放つ。
表に立つ人が、傷つき、毒に苦しめられ、やがて話すことをやめてしまうことなど考えもせず。
「書かれていないこと」は、考えにものぼらなかったことだと考えないほうがいい。「触れられていないこと」は、経験がなく無知なのだと決めつけるのはやめなければならない。
語る人は、どんな批判も浴びても仕方が無いという覚悟で語っているのだから、読む人も、想像力をもって正対したいと思います。