みなさん、こんばんは。カイパパです。今日は初売りでにぎわう栄から名古屋駅までカイと一緒に歩きました。本当は、草の根ささえあいプロジェクトの新年会にカイを連れていき、みんなに紹介をしたかったのですが、家を出る前のメモ帳を使っての「行き先交渉」で却下されました。彼の好きなBOOKOFFとTSUTAYAをハシゴしてきました。わたしの海外出張用のノイズキャンセリングヘッドホンを付けてあげたのですが、これが快適なようで、ほとんどずっと付けていました。名古屋駅の地下街エスカで、鷹の爪団の特別店舗が今日から出ていて、なんと島根県に里帰りしてきたばかりの吉田君との撮影会があり、貴重な3ショットを撮ってもらいました。幸先の良いスタートです!


今日は、わたしが一番苦しかった時期に救ってくれた文章を書いてくださった志賀利一さんが推薦されているDVDをご紹介します。

・志賀利一Facebookページ:《正月に構造化のDVDを振り返り視聴してみました》
https://www.facebook.com/toshikazu.shiga/posts/684232844942244
(略)
ここ3年くらい、全国の福祉施設や教育現場を訪問する機会が増えました。多くは素晴らしい実践をしている場所です。それでも、
1)構造化の整備は必要だと思っているが組織で継続的に実施することが難しい、
2)組織的に構造化された環境を作っているが対象者に意味ある生活を提案できていない、
といったどちらかの課題を抱えています。
改めて、昨年朝日新聞厚生文化事業団が売り出した3本セットのDVDを観たら、その答えが丁寧に説明されているのにです(見本をもらったのでCMします)。

教科書やDVDと違い、現実の支援の場とでは「経営的な戦略」「トップのリーダーシップ」「職員採用と教育」「人事評価と処遇」「組織のガバナンス」「地域の中での役割」等、いろんな条件に折り合いをつけて、初めて良好な支援が提供できるわけですから、決して容易なことでないのはわかります。

しかし、DVDを観て、少なくとも第一歩を全員で踏みだそうとしないなんて・・・ 

この辺りが、私の今年の仕事上のテーマの大きな1つになりそうです。すでに「TEACCHの構造化の基礎なんて」と思っている人(私もそうでした)、もう一度DVDや本を読んで勉強しましょうね。答えは、この中にしか無さそうです。

これがそのDVDです。

・社会福祉法人朝日新聞厚生文化事業団:DVD 親と教師のための自閉症の人が求める支援
http://www.asahi-welfare.or.jp/purchase/detail/jiheisho_shien.html
「気が散って集中しにくい」「段取りが苦手」「どこに注意を向ければいいのか分からない」「見通しがつかなくて不安」。自閉症(ASD)の人の支援に欠かせないこれらの視点(学習スタイル)をもとにして、それぞれの個性に合わせて考える支援とは。その答えがこの3巻のDVDにあります。自閉症の人への支援の基本「構造化」について、世界で初めて完全映像化されたDVDが、ついに登場です。

視覚支援だけではない、自閉症の人が求める支援の全貌を、自閉症の人への臨床の第一人者、佐々木正美教授の案内で明らかにし、米国ノースカロライナ大学ゲーリー・メジボフ教授が特別出演で解説します。自閉症の人の教育、福祉、医療、生活の支援にかかわるすべての人、必見のDVDです。

志賀さんが、あえて今このDVDを紹介されているのは、袖ヶ浦福祉センターでの虐待死事件を意識してのことです。

「重度知的障害のある人に対して、特に混乱した時の対応について、わからない」だから、威圧的な言動で従わせる──という現状があるという発言を聞きました。ではどうしたらよいか? わからないから仕方がないではないか、といった居直りにも取れるようなあきらめも聞こえてきました。
しかし、打つ手は実は研究されてきています。ところが、それが浸透していない。根本的な解決につながる方法を求めて探して、落ち着いた暮らしを実現するための努力が取られていないことが問題です。

志賀さんはこう語っています。
いわゆる重度・最重度の知的障害がある、行動障害の著しい人のことを、強度行動障害と呼び、研究や支援のあり方について私たちの国で検討されはじめたのは四半世紀前です。長い年月をかけ、対象者の状態像や支援の基本的なあり方については、概ねコンセンサスを得られたと思っています。そして、この支援のあり方として、どんな個別の支援計画を立案・実行しようとも、日中活動や生活の場でしっかりと「構造化」を行っておくことは最低限の条件だとも考えています。もちろん「構造化」だけで、行動障害のすべてが解決する訳ではありません。しかし、「構造化」無しには、支援は一歩も進みません。

そんなことは常識であり、支援技法上も「枯れた技術」であるはずです。冗長で、混乱を引き起こしている情報を整理し、自らの能力にマッチした、自尊心をもって実行できる活動を準備し、落ち着き、安心して過ごせる時間を増やせて初めて、人との良好なコミュニケーションを育むといった、これこそ「当たり前」の支援のあり方です。決して、強度行動障害や自閉症の支援だけではない、基本中の基本だと思うのですが。

「DVDを観ただけでマスターできて解決」なんて、「聴くだけダイエット」みたいなわけにはもちろんいかないでしょうが、優れた教材があるのだからまずはそれを観て学ぼう!という呼びかけです。

タイトルに、「親と教師のための」とありますが、入所や通所施設でも、ヘルパーにとっても、きっとヒントになるはず。

混乱し、苦しみ、困っているのは本人です。周りにいる者も、それでいいなんて思っていない。困っている。「なんとかしたい」と心から思っている方に届けたいです。