昨日今日と、それから金曜日に草の根ささえあいプロジェクトの会議もあったから、3日間続けて、2014年の計画を練る機会を持ちました。まだアイデア段階だけど、「やる意義がある」と心から思えるプロジェクトが見えてきて、わくわくすると同時に、がんばろうと緊張もしています。

昔と比較して思うのは、「ひとりじゃない」ということ。

何かを始めようと思う時に、昔、仲間がいなかった頃は、まずは「自分が全部やる」覚悟を決めなければ一歩を踏み出せなかった。「この指とまれ」を言い出す勇気は、「言い出したからには最後までやり切る」覚悟とセットだった。だから、緊張したし、悲壮感も漂っていた。

悲壮感は、手伝ってくれる人にまで、辛く当たってしまう精神状態をつくりだすので、仲間も自分も傷つけてしまったことがあった。

今は何かを始めようとするとき、「ひとりじゃ、やらない」と思える。「あ、これをやるなら、あいつと一緒にやりたい」と顔が浮かぶから、まずは声をかけて会って相談をしてみることができる。
何ができるのか、話すうちに現実化のイメージができてくるから、そんなに無茶な目標や無理なタスクを課さないようにあらかじめセーブができる。
限られた時間を使って、事業をやるときに、スタート時点での精神的な負荷が減ること、現実的なゴールラインを設定できることは本当に大きい。始めるための踏み出しが、軽くなるから。

それでも、緊張はある。だけど、経験と仲間たちが助けてくれるから大丈夫だ。

2011年にこのブログを再開した時から、カイパパの「リハビリ」が始まりました。そこから丸3年が経ちました。この3年間で得たものは、初期の頃とはまた違ったかたちで、わたしの世界を広げてくれました。今だからできることが見えてきた気がします。

そして、今日は専門家の立場の仲間と話をしていて、確認したのは、自分がやりたいと思うことは全て「エンパワーメント」につながるということでした。元々もっている力を引き出せるようになる、きっかけづくりがわたしの役割だと思った。それは、「カイパパ」を名乗った12年前からずっと変わらないこと。

ひさしぶりに『ぼくらの発達障害者支援法』(2005年にぼくがつくった本)を開いてみました。あとがきにはこう書いてあります──
ある朝起きたら世界が一変していた──なんていうことはありません。昨日の続きとして今日があり、明日は今日の続きなのだから。

「夢」を見続けて、一歩ずつ粘り強くアクションを続けていくだけです。きっと、これまで達成された偉業も、日々の努力に分解してみたら、「これなら自分にもできる!」ことが意外とたくさんあると思うのです。

そのための「力」は元々私たちの中にあります。そのことに自分が気づいていなかったり、抑えこまれていたりして、出せていないだけで。その力を引き出す「エンパワーメント」が、この本の根底にあるテーマです。

そして、このブログのコンセプトに掲げてある「勇気と知恵を与え合う」は、ブログを始める前の「つぼみパパメーリングリスト」の頃からの自分のテーマでした。

今日、十年来のつきあいの盟友と初対面だがブログは以前からの読者だったという方と、
「発信を継続していることで、情報を信頼して受けとめてくれる人たちがつながっている。個人ブログでも、よい影響を与えることができるようになっているのかもしれない」と話していました。

2014年は、新しいスタートの年になりそうです。
今年は、リアルで、みなさんとたくさんお会いしたいです♪