知的障害のある人への「虐待」の報道が相次いでいる。
その加害者は、本来は障害のある人を護るべき職員だという。

山口県下関市での「虐待」の報道。
わたしは動画は見ていません。
友人から話を聴いて、とてもじゃないが、今のじぶんの精神状態では耐えられないと判断しました。

わたしは、知的障害をもつ子どもの親です。
「虐待」の報道を聴いて、感じるのは、「絶望」です。
大切に育ててきて、成長した子を、信頼して託した相手が、人権を蹂躙して恥じることない人・組織だったとしたら…。想像しないではいられません。

本人は、被害を訴えることができません。
だから、加害者が刑事罰を受けることもないのでしょうか? 
裁判にたえられる「証言」がないから? 
知的障害のある人の「証言」は信用性が薄いから証拠にならない?

被害者が、知的障害のない人だったら、加害者が暴行罪や傷害罪で裁判にかけられて刑事罰を受けるのに。
死ななきゃ、裁判にもならないんですか?



「虐待」ってなんですか?
「暴行」や「傷害」より、酷い状態を示すことばのはずなのに、障害者への「虐待」は起訴もされず、刑事犯にならない。
これが、差別でなくてなんなんですか?