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【虐待】家裁が児童相談所に「親の指導」勧告へ

「家裁が児童相談所に「親の指導」勧告へ」中日新聞 2004年1月20日


 厚生労働省は、児童虐待で切り離した親子が再び一緒に暮らせるよう促す「家族再
生」の施策の一環として、家庭裁判所の関与を強化する児童福祉法改正案の概要をま
とめた。虐待を繰り返さないよう、家裁が児童相談所に「親への指導」を勧告する制
度を新設。親子を離す期間は原則二年間とし、親の改善や子どもの心の回復状況を見
ながら家庭に戻せるかを判断する仕組みにする。

ポイントは、
【現在でも】
・家庭裁判所は、親の意に反して子どもを施設入所などさせる場合、相談所の申
し立てを審理して承認している。
【2004年4月からは】
・家裁が、児童相談所に対して「親への指導」を勧告する制度を新設。
・親子を離す期間を原則2年間とし、延長は家裁の承認を要するとする。

 根拠となる法律は児童福祉法28条です。映画「アイ・アム・サム」で登場する
法廷での「親としての資質を裁く」ようなイメージでしょうか? 日本は児童相
談所の意見、親の意見を個別に聞くのかな?

 公的な関与が増えることで、少しでも虐待が減ることを期待します。

 データ的なことですが、

親が同意して家裁の承認なしで親子分離するケースも含め、02年度に虐待で施
設に入所したり里親に委託されたりした子どもは約2900人に上る。


「年間2900人」――多いと思いました。顕在化していないケースはどれだけ
あるのでしょうか。

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