■愛し愛されて生きるのさ

 テレビから、懐かしい歌声が飛び込んできて不意をつかれました。
 この歌を聴くと学生時代に舞い戻ってしまう。
 彼女(妻)と二人で卒業論文をがんばっていた頃、このアルバムをくりかえし聴いていました。今でもソラで歌えるほどだ。
いつだって可笑しいほど
誰もが誰か
愛し愛されて生きるのさ
それだけが ただ 僕らを悩める時にも
未来の世界へ連れてく

――小沢健二「愛し愛されて生きるのさ」

 アルバムタイトルは「LIFE」。
ふてくされてばかりの10代をすぎ
分別もついて歳をとり
夢から夢といつも醒めぬまま 僕らは未来の世界へ駆けてく

 僕らの人生は、あの時からずっと、あの頃よりずっと、たくましく(ちょっぴりくたびれながら)続いているんだなぁ――


LIFE