2004年11月08日

【心に残る言葉】ご恩送り

■【心に残る言葉】ご恩送り

★ペイ・フォワード


『ペイ・フォワード(Pay it forward)』という映画がありました。映画のできは、まあまあなのですが、「だれかによいことをしてあげる。よいことをしてもらった人は別の3人によいことをしてあげる。それが続いていけば、世界は変わる」というコンセプトは清々しく希望に満ちていました。

 私はこんな記事を書いています。

・【番外】入院日記3 ペイフォワード
http://kaipapa.livedoor.biz/archives/25675.html

 この記事(2003年12月12日)読み返したら、ちょっとしんみりしてしまった。

 今よりずっと少ない読者(1日30人くらい?)に向けて書いた言葉。親知らず抜歯のために入院していた病室で消灯後に携帯電話から書きました。隣の病室で、老人の入院患者(たぶん痴呆)がずっと叫んでいたのが忘れられません…。

 書き残しておくっていいことですね。
 カイパパ通信blogも今の私にできること(=学んだこと・体験したことのシェア)をやってみたくて始めました。
 これは、私達が絶望していたときに出会った「ダダ父通信」HPが希望をあたえてくれたことへのささやかなペイフォワードでもあります。また私が勇気と知恵を与えてもらった「つぼみパパメーリングリスト」「T-AICHIメーリングリスト」へのペイフォワードでもあります。
 いま私の中にある元気が弱ったら休みます。そのときにはこのブログから「勇気と知恵をもらったブログ」が元気にたくさん走りまわっていたらいいな!
 なんてそんなことをささやかに妄想しています。
 この「妄想」は既に現実になっています。私は1年前よりも支えを感じて、安心して発信したり休んだりできます。

 ここまでは長い前置き。

★日本語にもあった! 「ご恩送り」

・福祉ネットワーク:井上ひさし福祉都市を語る〜イタリア・ボローニャの共生社会〜
http://www.nhk.or.jp/fnet/info/thu/41007.html
 井上ひさしさんがボローニャの町の福祉を紹介したあとに「日本でも昔にはあった」こととして語った言葉
江戸時代に、ご恩送りという言葉があった。
ご恩返しは、贈り物を送ったり返したり、関係は2人しかないわけです。
ご恩送りは、誰かから親切を受けたら、これを親切を受けた誰かに返すのではなくて、他の人に渡していくんですね。
そうすると、江戸に100万人いるとしますよね。1日いっぺんぐらいそれ(親切を受けること)ありますよね、一瞬のうちに江戸の町に100万の恩というものがバーッといくわけです。それをお互いに回すわけですよね。

 これは! 「ペイ・フォワード」そのものですよね。

「ご恩送り」Google検索結果――5件しかヒットしませんでした。ほとんど死語ですね。

(比較「情けは人のためならず」――10,900件)

(比較「ペイ・フォワード」――15,200件!!)

 ペイ・フォワードもいいけれど、せっかく日本語で、過去に成立していたコンセプトがあるならば、この言葉とコンセプトを復活させたいと思いました。

 ご恩送り、使っていきたいです。

【参考】
 井上ひさしさんは、この戯曲で「ご恩送り」の言葉を使っているようです。

黙阿弥オペラ

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あるブログサイトに、「恩返し」と「恩送り」という言葉についてコメンターが次のよう...
世界を変えていく「ペイ・フォワード」の夢と可能性【出たとこ勝@負ログ】at 2005年06月27日 12:58
全ておわり,スッキリ。 みなさん,ありがとうございました。 全て,終わりました。(もちろん,全ては,これからですけれど。) ぼくの中で,この先やるべきことが全て見えて, ひとつにつながって,決まった,というのかなぁ…… 具体的なことについては, 今....
全ておわり,スッキリ。【ガンジス川のほとり〜ガンジーblog】at 2006年02月02日 18:09
この記事へのコメント
学生時代に部活の先輩達にたくさん優しくしてもらいました。先輩達はそれぞれ表現は違ってましたけど、みんな揃って言ってましたね〜「自分も先輩達にいっぱいしてもらったんだよ、だからお前は後輩にしてやって」って。実体験はしてたけど、これを「ご恩送り」って言うんですね、初めて知りました。

シャイな昔の日本人が行動を起こす際に背中を押してくれる大義名分という役割もあったのかもしれませんねぇ・・・

それにご恩送りって人の優しい気持ちがどんどん循環しながら拡大していくわけだから、ネットワークつくりにもなりますね〜、カイパパブログのコンセプトにぴったりですね。

Posted by shiba at 2004年11月09日 17:58
pay it to forward、ご恩送り、そんな言葉があったのですね。
「このブログから「勇気と知恵をもらったブログ」が元気にたくさん走りまわっていたらいいな! 」走り回ってますよ〜。試験勉強そっちのけで(爆)。

私が歌をやっているのも、ご恩送りの一貫です。音楽からパワーをもらったり、癒されたり、それを人にも伝えて行きたいんです。歌の師匠、ゴスペルグループCOCORO*COの宮原Panda裕子さんに、「その力があるよ」と言われているので、やるしかないでしょう(笑)。この間の練習にはひろきも初参加、笑顔と愛を振りまいてきましたよ♪歩く自閉症広告塔ひろき君、GOGO!

しかし、カイパパさんも「ダダ父通信」に救われたなんて、何か似てますね〜。自閉症の子育てのご恩送りも忘れちゃいませんよ!
Posted by ひろきち at 2004年11月15日 15:14