■65歳以上介護保険料 低所得者層の負担軽減方針 厚労省
ニュースリーダー。
障害者支援費制度の将来を考える際に、介護保険制度の動きを注視する必要があります。
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少し気になるのは、支援費の費用構成。
全国レベルではっきりと現れていますが、支援費は介護保険よりもずっと施設重視。
施設経費に比べれば、在宅支援など微々たるもの。
けれども、施設への言及、少ないような気がします。
支援費制度(障害者施策)と介護保険制度の統合問題については、障害者施設団体の動きが鈍いことがかなり気になっています。
例えば、知的障害者施設の団体である日本知的障害者福祉協会。
会員専用ページ(会員=協会加盟施設)に統合問題に対する見解が掲載されているものの、一般向けには非公開で、非常に違和感があります。
要するに、障害者施設として何を考えているのかが、ほとんど伝わってこないのです。
このことは、障害者施設独特の「閉鎖性」を端緒に表わしている、と言い切っても、決して過言ではないでしょう。
言い換えれば、「まさに変わろうとしている」障害福祉に対する危機感が、きわめて希薄なのです。
身体・知的障害者を対象にした障害者支援費制度で、04年度の国の在宅サービスの補助金が当初予算で約170億円不足する見通しであることが22日、厚生労働省の試算でわかった。財源のめどはたっておらず、障害者の生活や市町村財政への影響は避けられそうにない。03年度に始まってから2年連続100億円を超える大幅な不足で、制度は早くも存続自体が危ぶまれる状況だ。
不足が見込まれるのはホームヘルパーを派遣したり、グループホームの運営を支援したりする市町村のサービスで、費用は全額税金で賄う。2分の1を国が補助し、都道府県と市町村が4分の1ずつ負担する。
同省は4月にホームヘルプサービスの報酬単価が引き下げられたことなどで不足額は25億円前後減ると見込んでいるが、残りの約145億円をどう補うか、めどはたっていない。
03年度も当初予算で516億円を計上したが、128億円が不足。省内のほかの予算を流用して約114億円分穴埋めした。障害福祉課は「(2年連続の)流用は極めて困難で、制度上補正予算も難しい」としている。財源が確保されなければ不足分は自治体財政で賄うことになるため、サービス支給を抑える市町村も出かねず、障害者の生活にも影響が出そうだ。
05年の介護保険見直しの焦点である障害者福祉との統合について、知的障害児・者と家族でつくる「全日本手をつなぐ育成会」(32万人、東京都港区)が統合に賛成する意見書案をまとめたことが、7日わかった。厚生労働省と協議している身体・知的・精神障害者の8団体のうち、初めて賛成を打ち出す。各団体が考えを示す厚労省の意見聴取を18日に控え、統合論議に影響を与えそうだ。
意見書案は、03年度にスタートした障害者支援費制度が「財政的に破綻(はたん)状態」である、と指摘。障害者の地域生活を支えるサービスの増加に対応するには「支援費制度の改革のみでは不十分」とし、「安定財源を保障するため介護保険との統合は必然」と結論づけている。地方組織の意見を聞き、16日に正式決定する。
藤原治理事長は「1割の自己負担が必要になるなど課題は多いが、新しい方向性をつくらないといけない」と説明する。
厚労省は増え続ける介護保険のサービス費用を賄い、障害者福祉を充実させるため、40歳以上となっている介護保険の被保険者年齢を引き下げ、障害者福祉と統合することを検討している。
障害者団体には「介護保険には上限があり、必要な介護を受けられなくなる」「高齢者と障害者のサービスの内容は違う」など不安が根強く、統合に慎重な意見が多い。
介護保険と障害者支援費の両制度の統合問題について、厚生労働省の社会保障審議会障害者部会で4日、障害者施策のうち介護保険の範囲に収まらない分を別建てで対策を取ることを条件に、統合を容認する中間報告書案が提案され、本格的な議論が始まった。安定財源の確保から賛成意見が出る一方、介護保険の適用外部分が不明として慎重な意見もあった。今月中に中間報告書をまとめる方針だが、一部の障害者団体は強く反対しており、統合を明確に打ち出せるかは不透明だ。【玉木達也】
■20〜39歳からも半額介護保険料を徴収へ 厚労省案
05年に予定される介護保険制度の初の本格的な改正へ向けた、厚生労働省案の骨格が19日分かった。新たに20〜39歳も被保険者に加え、40〜64歳の保険料の半額程度を徴収する内容を柱に検討している。同時に給付対象も、現行制度の高齢者から、障害者や難病、末期がんなど、介護や支援が必要なすべての人に広げる。身体・知的障害者の現行支援費制度も統合する。介護保険財政が行き詰まる懸念を背景に、当初の介護保険の目的を大きく転換する内容で、論議を呼ぶのは必至だ。
00年度に導入された介護保険制度は、高齢化による利用者の急増で、04年度当初予算で5.5兆円の給付総額が25年度には約20兆円になると見込まれる。現在の仕組みでは、被保険者の負担が過大になるのが確実で、財政安定化が課題となっている。03年度に身体・知的障害者を対象に始まった障害者支援費制度も、初年度から財政が行き詰まっており、介護保険との統合で解決を図る。
介護保険の担い手を拡大する場合、負担に見合う給付の充実が必要になる。現行制度は、40〜64歳は脳梗塞(こうそく)など加齢に伴う15の特定疾病でなければサービスを受けられないなどの問題点も指摘される。
このため、介護保険の目的自体を「全国民の介護・支援を全国民で支える」との内容に大幅に拡大する。高齢者や身体・知的障害者のほか、現在は支援費の対象でない精神障害者や各種の難病、末期がん患者も、要介護認定を受ける条件で対象にする方向で検討。児童福祉法で介護を受けたり施設に入ったりできる障害児が18歳未満のため、被保険者にしない18、19歳も暫定的に給付対象に加える案が有力だ。
厚労省は今後、正式案を9月にも公表、12月末に政府の介護制度改革大綱を決定する。来年1月の通常国会に関連法案を提出し、3年ごとの介護報酬見直し年度でもある06年度から実施したい考えだが、被保険者や給付対象の拡大範囲、保険料の徴収水準などで与党と調整が難航することも予想され、ずれ込む可能性もある。
財政制度等審議会(財務相の諮問機関)は7日、財政制度分科会の合同部会を開き、05年度予算編成に関する論議を始めた。財政赤字が膨らんでいるため、増え続ける社会保障関係費の抑制や地方交付税などの歳出削減を中心に検討する。だが、歳出削減には、04年度予算で交付税を削られた地方自治体などの反発も強い。景気の回復傾向に水を差さずに財政再建の道筋をつけられるかどうかが焦点だ。
財政制度等審議会は13日、05年度予算編成に向けて、高齢化の進展で増え続ける社会保障関係費を抑える方策の検討を始めた。利用者が急増する介護保険制度の見直しや、年金や医療、介護などの重複による過剰給付の抑制などが議論される。だが、年金に続く負担増には、国民からの強い反発も予想される。
…
05年度予算では、利用者が急増している介護保険制度の改革が最大の焦点になる。開始から4年足らずで介護保険の利用者は約290万人に増加。04年度予算の給付費5.5兆円は、このままでは25年度は約20兆円に拡大する見込みだ。
財政審は5月中旬に、利用者の本人負担の割合を現行の1割から医療保険並みの2〜3割へ引き上げることや、施設での居住費、食費の給付削減などを提言する構えだ。
厚生労働省も、給付見直しの総論では財政審の考え方と一致する。00年度に始まった介護保険は5年後の見直しが法律で決まっているため、9月にも同省の案をまとめる方針だ。保険料を支払う被保険者の範囲を40歳以上から20歳以上に広げ、若い人が障害者になると介護サービスを受けられるようにすることが最大の論点だ。…
介護保険のサービス提供額の上限が、これまで障害者当事者が獲得して自治体からの介助サービスの水準に及ばず、そのまま老少一元化を実現すれば、障害者サービスの大幅な切り下げになることが目に見えていたからである。
・生活保護の対象者について「能力等を全てを活用」した上でも、という部分が制度の実態としては弱いのではないか。障害者に対し、能力を活用する努力を支援するよりも、福祉サービスをただ費消するだけの者にさせてしまっている場合も少なくない。自分が主宰する団体では、多くの障害者や高齢者が社会を支える側に回るべく努力している。何でも人に保障してもらおうという安易な風潮について、日本の社会も頭を切りかえる分水嶺に来ているのではないか。
・今回の建議では、介護について、介護サービス従事者に外国人を採用するなどの参入面での規制緩和を含め、「介護サービスの効率化」に重点を置いて議論すべき。
★介護保険と障害者支援費を考える討論集会
【日 時】:2004年5月16日(日) 午後1時〜4時半
【場 所】:名古屋市公会堂4階第7集会室(名古屋市昭和区鶴舞1)
【内 容】:村木厚子・厚生労働省障害保険福祉部企画課長が介護保険制度見直しと障害者支援費について報告。斉藤まこと・名古屋市議、伊藤光保・NPO医療と保健と福祉の市民ネットワーク東海理事長、北野誠一・大阪地域生活支援ネットワーク理事長が「障害者が地域で暮らせる制度」を提言する。
【参加費】:500円
【問い合わせ】:同集会実行委員会=電話052-745-1001
















