■発達障害者支援法パブリックコメントを送ろう!
厚生労働省が、発達障害者支援法を実現するために(1)政令で定める発達障害の定義、(2)発達障害者への具体的な国の施策についてパブリックコメントを求めています。
期間は、2005年3月9日まで。
「発達障害者支援法の成立を願う120人の当事者からの意見書」は、国会議員に当事者の生の声を届けました。
今回は、行政の方から「意見を聴きたい」と言っています。このチャンスを逃さずいきましょう!
★詳しくは
・電子政府の総合窓口:「発達障害者支援施策」に関する御意見募集(パブリックコメント)
http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=Pcm1010&BID=495040152
「発達障害者支援施策」に関する御意見募集( パブリックコメント) 実施要項(PDF)から引用
★パブリックコメントのひな形
「発達障害者支援法に基づく具体的施策について」は、フォーマットがあった方が書きやすいかなとパブリックコメントのひな形を作ってみました。よかったら利用してください。
ひな形ですから、自由にアレンジして使ってくださいね!
【送り先】
厚生労働省社会・援護局障害保健福祉部企画課
hattatsushougai2005@mhlw.go.jp
※締切り日:2005年3月9日
【メールの題名】
発達障害者支援法に基づく具体的施策について
【本文】
★必須記入事項
【氏名】
【住所】
【年齢】
【職業】
★1 私の立場
★2 私(たち)が困っていること、不安なこと
(1)過去
(2)今
(3)将来
★3 発達障害者支援法を具体化する提案
この状況をよくするために私が提案したいのは以下のことです。
※ここは自由に言っちゃってください!
(ライフステージに沿って書いてもいいし、テーマをしぼって、たとえば乳幼児検診や就労や学校に関する施策や、親の会との協働のアイデアなんていうのもいいですね!)
★4 発達障害者支援センターに期待する役割
(全都道府県と政令指定都市に設置が進められているセンターは、発達障害者支援法の要です。
これは項目を別にして意見を言ったらいいかなと思います。)
★5 結び〜発達障害者支援法が創る未来への期待
(発達障害者支援法は、付帯決議で3年後の見直しがセットされています。今の法律の規定では難しくても改正のときにはかなえていくような期待を書いてみてはいかがでしょうか?)
以上です。
★意見をシェア(共有)してください!
厚生労働省にパブリックコメントを送った後、せっかくなので、カイパパ通信blog☆自閉症スペクタクルで意見をシェアしませんか? 私はぜひみなさんの意見をみてみたいです!
コメントまたはトラックバックでよろしくお願いします。
【お願い】
みなさんの意見の転載許可などをいただく際など、カイパパからご連絡したい場合がございます。できればコメントのメールアドレス欄にご記入をいただけると助かります。
※URL欄を空欄にするとメールアドレスがページに表示されますが、URL欄に「abc」と書いていただければ、メールアドレスは表示されません。よろしくお願いします。
厚生労働省が、発達障害者支援法を実現するために(1)政令で定める発達障害の定義、(2)発達障害者への具体的な国の施策についてパブリックコメントを求めています。
期間は、2005年3月9日まで。
「発達障害者支援法の成立を願う120人の当事者からの意見書」は、国会議員に当事者の生の声を届けました。
今回は、行政の方から「意見を聴きたい」と言っています。このチャンスを逃さずいきましょう!
★詳しくは
・電子政府の総合窓口:「発達障害者支援施策」に関する御意見募集(パブリックコメント)
http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=Pcm1010&BID=495040152
「発達障害者支援施策」に関する御意見募集( パブリックコメント) 実施要項(PDF)から引用
3 . 御意見募集内容
( 1 )政令で定める発達障害の定義について( 別紙をご参照下さい)
( 2 )発達障害の早期発見・早期の発達支援・保育・教育・発達障害者の就労支援・地域での生活支援等、発達障害者支援法に基づく具体的施策について
============
○ E メールの場合(※他にもFAX、郵送でも受け付けています)
厚生労働省社会・援護局障害保健福祉部企画課
hattatsushougai2005@mhlw.go.jp
5 . 御意見提出にあたっての注意事項
提出していただく御意見については「発達障害者支援施策に関する、パブリックコメントについて」と明記の上、日本語でご提出下さいますようお願い致します。
また、個人の場合は住所・氏名・年齢・職業を、法人の方は法人名・所在地を記載してください。
これらは、公表させていただくことがありますので、あらかじめご了承下さい。
★パブリックコメントのひな形
「発達障害者支援法に基づく具体的施策について」は、フォーマットがあった方が書きやすいかなとパブリックコメントのひな形を作ってみました。よかったら利用してください。
ひな形ですから、自由にアレンジして使ってくださいね!
【送り先】
厚生労働省社会・援護局障害保健福祉部企画課
hattatsushougai2005@mhlw.go.jp
※締切り日:2005年3月9日
【メールの題名】
発達障害者支援法に基づく具体的施策について
【本文】
★必須記入事項
【氏名】
【住所】
【年齢】
【職業】
★1 私の立場
★2 私(たち)が困っていること、不安なこと
(1)過去
(2)今
(3)将来
★3 発達障害者支援法を具体化する提案
この状況をよくするために私が提案したいのは以下のことです。
※ここは自由に言っちゃってください!
(ライフステージに沿って書いてもいいし、テーマをしぼって、たとえば乳幼児検診や就労や学校に関する施策や、親の会との協働のアイデアなんていうのもいいですね!)
★4 発達障害者支援センターに期待する役割
(全都道府県と政令指定都市に設置が進められているセンターは、発達障害者支援法の要です。
これは項目を別にして意見を言ったらいいかなと思います。)
★5 結び〜発達障害者支援法が創る未来への期待
(発達障害者支援法は、付帯決議で3年後の見直しがセットされています。今の法律の規定では難しくても改正のときにはかなえていくような期待を書いてみてはいかがでしょうか?)
以上です。
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*★1 私の立場*
私は自閉症者本人です。大人になってから自閉症スペクトラム&ADHDと診断され
ました。去年までは成人自閉圏の自助グループ『FreestyleA&L(通称A&L)』の
代表をしていました。2003年からは自閉症者本人の立場で様々な講演会&学
習会での講師、会報誌の寄稿&執筆をしています。
去年12月に結婚をし専業主婦をしていますけど、講演依頼は来ております。
*★2 私(たち)が困っていること、不安なこと*
(1)過去:今みたいに発達障害の概念のない時代だったので、1人で格闘し孤
立を深めていました。成人(高機能・アスペの)自閉圏の受け皿がないので、自
分で自助グループを作ったら、成人になってから診断された人の中には二次障害
&三次障害になった人が参加し、ほぼ毎回トラブルがありました。
ジョブコーチのなかった時代でしたから、いくら筆記試験がよくても面接で落と
されることが多々ありました。採用されても使い物にならないからほとんど試用
期間内で首を言い渡されの繰り返しでした。発達障害で、就職が出来ません。面
接時に発達障害といえば必ず落とされます。まだ、二次障害(ウツや統合失調症
etc.)で言った方がまだ面接官の受けがいいと聞きました。主治医から苦肉の策
として二次障害による『障害者年金』を取得してみてはどうですか?と勧めら
れ、年金をもらうことが出来ました。
どこにも居場所がなかったと言う感じです。運良く今の主治医に出会えたのがよ
かったが、主治医個人にも限界があり、SSTみたいな施設がないということ。カ
ウンセリング代が経済的に苦しい人にとっては受けられないことがあります。私
も相当誤診され、出会った医師から別の診断名を言われたことがあります。某大
学の先生は私のことを「6つの診断名を持つ女」と言うほどですから。なかなか
自分にあった医師に出会える人が少ないのです。
(2)今:専業主婦しているが、地域で暮らすにはまだ慣れていません。それと
就職するのには発達障害ではまだまだ不利な状態です。3年以上もブランクが空
いているので、その間の説明するのに苦労します。ご近所さんとの付き合いにも
まだ慣れていません。発達障害者が就労&地域で暮らす為のサポートが欲しいです。
(3)将来:安心して子供を生んで育てることが出来るのだろうか? 生まれた
子供も発達障害の可能性があるので、親子の会(親子で発達障害の会)があれば
いいなと思います。成人で発達障害(特に自閉症スペクトラム)と診断された人
の居場所がほとんどありません。受け皿や居場所の確保もお願いします。
年寄りになった時には主人以外にも見知らぬ他人に触れられる可能性がありま
す。感覚過敏を持った人にとってはどのようにして人の介護を受けるのでしょうか?
*★3 発達障害者支援法を具体化する提案*
この状況をよくするために私が提案したいのは以下のことです。
・成人の発達障害者(特に成人になってから自閉症スペクトラム圏の人)の受け
皿や居場所の確保して欲しい。特に成人になってから高機能自閉症&アスペル
ガー症候群の人の居場所や受け皿がほとんどない状態です。私を含む彼らはネッ
トがあるから孤立していないがネット環境のない人は孤立しております。
・自閉症スペクトラム者にはPDAやパソコンを生活の補助具としての何割か助成
をしてほしい。まえに誰かがこのことを指摘していたが、私も同じです。パソコ
ンを使ってから文章作成が楽になったし、耳で聞くよりは目で聞く(ワードなど
で印刷された文書を読むこと)方が楽です。耳で聞いたら勘違いやトンチンカン
さが出るが、目で聞いた方が誤解や勘違いやトンチンカンさが出なくなるのでは
ないかと思います。
・発達障害者手帳が欲しい&二次障害のない発達障害者にも何かしらの支援を。
今、精神障害の方の手帳を持っていますが、知的障害を伴わない人にとっては精
神障害者の手帳でしか自分の障害を証明するしかないのが現状です。二次障害の
ない発達障害者にとっては『身体』『知的』『精神』の3つのカテゴリーには入
らず、私のような二次障害のある人よりサポートや支援がないということなのです。
・発達障害者が安心して地域で暮らす為の支援やサポートや資源などの情報が欲
しい。
・発達障害者でも安心して結婚し、育児が出来る環境が欲しい。育児にも子供だ
けでなく親が発達障害者でも何かしら補助して欲しい。保育所や幼稚園などで親
が発達障害者なら発達障害者枠を設けて欲しい。保育所で優先枠を設けて欲し
い。家事と育児の両立の難しい発達障害者が意外と多く、『家事は家事、育児は
育児』と言う風に一方のことしか出来ない特性があるからです。
・発達障害者向けのヘルパーが来て欲しい。体の調子がいい時はいいのだが調子
が悪ければ家事が出来ない場合もあるから。
・親が発達障害者なら格安で利用出来るベビーシッターやチャイルドマインダー
を派遣して欲しい。格安がダメなら助成の一環として格安にして派遣して欲しい。
・企業にも発達障害者枠を設けて欲しい。上司などが発達障害者の特性を汲み取
るような事前学習会をして欲しい。発達障害者の雇用が進めば国としてお得なの
です。私の知っている発達障害者の中には主な収入源が『障害者年金』&『生活
保護』の人がいます。発達障害者の雇用が進めば、主な収入源が『障害者年金』
&『生活保護』でなくなり、給料として入ったら所得税などの税金が国に入りま
す。私の計算だと大体年間1人100万くらい国はお得になります(『障害者年
金』&『生活保護』を出す必要がなく、税金も入ってきたらのシュミレーション
です。一度計算してみてはいかがでしょうか?)
・発達障害者向けのジョブコーチをつけて欲しい。ジョブコーチの数はまだまだ
足らないので。
・発達障害者に対して先行投資をしてもらえるようなものが欲しい。経済的に苦
しい発達障害者が意外と多く、せっかくの才能や技術などを無駄にしては国とし
ては損なのです。
・発達障害者を一定の人数を雇わなければ、毎月達成しなかった一人あたりの罰
金を一月の給料分相当にすること。毎月20万円×達成しなかった人数分を国に
罰金を払うと言う法律を作ること。そうすれば、企業は発達障害者を雇うでしょ
うね。毎月5万円では安すぎます!
・発達障害者を雇う企業には企業向けの助成金をタップリ出すこと。要するにア
メとムチを使い分けですわね。
※最初は一見損をしているように見えるが、発達障害者を納税者にしたら国は得
だと言うことを考えてみてください。
・発達障害者向けの就労セミナーや地域での暮らし方などのセミナーを開いて欲
しい。
・大人の発達障害者(特に成人になって自閉症スペクトラムと診断された人)に
対してのセミナーや学習会やシンポジウムを自分の地元で頻繁にして欲しい。
・大学や専門学校精神保健福祉など)などの機関に発達障害を専門的に勉強出来
る学科を作ってほしい。学科の講師には発達障害者本人もしくは家族が必ずなる
こと。単発ではなく契約講師としての雇用をして欲しい。発達障害者の雇用にも
つながるし専門家は研究や診察など本来の業務が出来ると言うこともあるので。
・学校の先生になる人は必ず大学で発達障害関連の単位を持っていないと学校の
先生になってはいけないと言う義務付けをつける。
・発達障害者特区を作って欲しい。発達障害者自身が講師になって支援者を育成
したり、特区地域には発達障害者の雇用・地域生活・教育関連・などのモデル地
域をしてし、実験的にやってみる価値があるから。
・教育大学だけでなく福祉系の大学や医学部や福祉系の専門学校には必ず発達障
害関連の学科を作ること。支援者の数は圧倒的に数は不足しております。
・ヘルパーやベビーシッターやチャイルドマインダーなど発達障害者の雇用を入
れて欲しい。ピアヘルパーやピアベビーシッターとして。子供や人の好きな発達
障害者の雇用にもつながるのでは。雇用の前に資格を取る前の学費を補助して欲
しい。
・大人の発達障害者中心の会(自助グループも含む)と親の会との連携をしっか
りしてほしい。親の会と当事者の会との壁があります。親の会に発達障害者が顔
を出してもニーズがないから追い出されたケースがあります。大人の発達障害者
にもメリットが出るような連携をして欲しい。
・発達障害に関わる全ての人の横のネットワーク化をして欲しい。ネット環境の
ない人も情報が得られるネットワーク化をして欲しい。
最後に発達障害はゆりかごから墓場まで一生続くものだと言うことを忘れない支
援やサポートや資源だということを。
*★4 発達障害者支援センターに期待する役割*
・ネットを持っていない人にも情報を発信して欲しい。
・大人でも安心して利用出来るようにして欲しい。ある発達障害者支援センター
は大人の発達障害者の相談を受け付けてなかったり、また別の発達障害者支援セ
ンターは相談があっても就労支援まで回っていなかったりしています。子供はあ
る程度相手にしてもらえるが、大人になると就労は自分でお探しくださいとかに
なってしまうケースがあるということなのです。
・発達障害者支援センターに何かしらの資格を持つ発達障害者もしくは資格がな
いが(講演会&学習会などでの講師や執筆活動をしているなどの)同等の実力の
ある発達障害者を職員として入れて欲しい。ピアスタッフとしての立場で。同じ
発達障害者の悩みを気軽に相談出来るピアスタッフとしての役割があると思います。
・スタッフの数が足りません。4人では太刀打ちできなくなるのではないかと思
います。
・各発達障害者支援センターの連携やネットワーク化をして欲しい。
・発達障害者向けのセミナーや講演会などを企画し、実行して欲しい。特に大人
に発達障害者向けなら大歓迎。
*★5 結び〜発達障害者支援法が創る未来への期待*
この発達障害者支援法はどちらかで言うと子供の早期発見&療育中心になってい
るなと思います。早期発見&療育はとてもいいことです。早期に発見され療育さ
れても大人になればなるほど受け皿がほとんどありません。二次障害&三次障害
になってしまう可能性すらあります。
今、私たち大人は居場所&受け皿のなさやで苦しんでおります。就労しようと
思ったら面接で落とされるし、面接が通っても仕事が覚えられず試用期間内で首
を言い渡されて毎日毎日面接に行く状態。普通の人でも就職するのが難しい世の
中、発達障害者は普通の人より難しい状態です。
安定して働いている発達障害者がいますが、長年の実績などで信頼され今も働い
ております。そう言う発達障害者はまだ少ないのです。二次障害になって、主な
収入源が『障害者年金』&『生活保護』だったり、NEETの中には発達障害者の人
もいます。
安定した就労の確保をお願いします。
地域で暮らしている発達障害者がいますが、何とか自分自身で折り合いをつけな
がら暮らしております。
発達障害者が結婚し、子供を育てている人もいます。今は少子化が進んでいるの
で、安心して子育てが出来るような環境にして欲しいのです。
子供中心だけでなく大人の発達障害者のことを考えてください。早期発見&療育
されたお子さんは必ず大人になります。いくら、子供時代に状態や環境ががよく
ても今私たち大人が抱えている問題などに直面する可能性が出て行きます。
大人の問題をある程度クリアしておかないと早期発見&療育の効果が出ないと思
います。
発達障害者はゆりかご(赤ちゃん)から墓場まで(死ぬまで)一生続くものだと
言うことを考えてください。