発達障害者支援法☆マイ施策提案キャンペーン！

■発達障害者支援法☆マイ施策提案キャンペーン！
〜発達障害者支援法☆マイ施策提案キャンペーン！(1)

　↓「マイ施策提案会議マニュアル」はこちら↓
http://kaipapa.livedoor.biz/archives/3756536.html

★１　新しいキャンペーンの提案

　発達障害者支援法は、啓発法の意味合いが強く、具体的な施策について多くを語っていません。
　それはこの法律が、まず理解を広げること、そして、発達障害者のサポートを国・自治体の責務として定めることを主眼としているからです。スタートラインに立つための法律だと私はとらえています。

　現実に、発達障害をもつ本人の笑顔につなげていくには、この法の精神を活かした具体的な制度、施策の肉付けが必要です。それは、私たち当事者が望むものを具体的に描き出すことから始まります。ゴールが見えてきたら、スタートラインに立つ意欲も盛り上がりますよね。

　そこで、呼びかけます。当事者が考えて「自分たちに必要な施策はこれだ」という施策提案をしてみませんか？　題して、「発達障害者支援法☆マイ施策提案キャンペーン」を提案します。
　ゴールのイメージを膨らませ、「スタートライン」としての発達障害者支援法の成立を応援しましょう！

★２　やり方の提案〜ひとりでもできる

(1)法案を読んでみる

・発達障害者支援法案（PDF）
http://www.autism.or.jp/hs-siennhou/houann20040607.pdf

(2)疑問に思ったことを書き出してみる
(3)自分が今困っていること、将来不安に思っていることを書き出してみる
(4)どんな支援があったら笑顔になれるかを描いてみる
(5)その支援の担い手は、だれ？　行政なのか、医療機関なのか、親の会なのか、それとも連携ネットワークなのか？　考えてみる
(6)施策にまとめてみよう！
　(a)目的（○○という困難を乗り切るために）、
　(b)その担い手、費用負担（だれの、どういった資源で）、
　(c)必要な支援を行う（こういう支援があればやっていける）
(7)形にして、「発達障害者の支援を考える議員連盟」に届けましょう。

　頭で考えていてもなかなかまとまらないので、紙に書き出してみましょう。

★３　勉強会を開こう！〜ひとりじゃないからできる

　１人の頭で考えても限界があります。生涯にわたる支援は、様々な担い手の連携によって実現します。だったら、最初からみんなで考えてみたらいいかも？

　各地で、色々な形の、勉強会を開きましょう。その成果を報告しあい磨きあうことで、きっとゴールが見えてくるはず☆

　そこで、さっそくですが、カイパパ通信blog☆自閉症スペクタクル主催で、会議やります。熱意のある方、ぜひご参加ください。
　企画プロセス、会議の段取り、成果をこのサイトで公開しシェアします。真似してもらえたらうれしいです。

　↓「マイ施策提案会議マニュアル」はこちら↓
http://kaipapa.livedoor.biz/archives/3756536.html

★４　カイパパ通信blog☆自閉症スペクタクル企画〜マイ施策提案会議参加者募集！※募集締め切りました

【日時】2004年7月4日（日）　15:00−17:00
【会場】名古屋市内（詳細は、申込者にメールでお伝えします）
【形式】会議ですので、全員参加です。
【定員】25名　※先着順
【参加費】1000円
【申し込み先】※メールアドレス削除（2005年3月12日）
【申し込み方法】
　件名に、「会議参加申し込み」と書いて、
　
　(1)氏名（実名でお願いします）
　(2)性別
　(3)立場（発達障害者とのかかわり）
　(4)連絡先電話番号

　を明記の上、メールでお申し込みください。

Comments

[1. タロ吉]

タロ吉です。
できれば、参加させて頂く予定です。

[2. y_satoshi]

Y_Reports Weblogのy_satoshiです。初めまして。

先日、せっかくTBいただいたのに、私のＴＢ設定ミスで上手く表示されずすいません。
早速メンテナンスしたのですが、いただいたTB消えてしまいました。
う、うぅ、すいません。

[3. Botaｎ]

Sanaさんのところから来ました。リンクさせていただいたのでご報告いたします。会議には参加できないのですが、私に何ができるのか、こちらで勉強させていただきながら考えていきたいと思います。カイくん、ほんとうにかわいいですね。

[4. たなｂ]

TBどもです。
確かに発達障害者支援法は指針を描いているにすぎないですね。

今朝たまたまこの話をカミサンとしてたんですが、どのように具体化していくのかって話は個人レベルでは雲を掴むような話です。
僕が住む地域は、アスペルガー症候群やAD/HDといった自閉症関連の集まりが無いのですが、自分たちなりにどんな積極的なアプローチができるか考えてみたいと思います。

たぶん、思想や立場や症状によって色々な意見が出ることでしょう。
しかし、果敢にアプローチされるカイパパさんに敬意を表します。

[5. しぇあ]

カイパパさん　すばらしい提案ありがとうございます。
まずは、自ら勉強しないといけませんが、勉強会は、ぜひ、自分の
地域でも真似してやってみたいです。

最近、国は規制の設定又は改廃等にあたり、政省令等の案を公表し、
パブリックコメントを求めて民意に考慮して意思決定するケースが
多くなりましたが、この試みは、法制化の前段階から勉強して重要
施策をみんなで考えて提言を行うという、法制化後もにらんだ先取
りパブリックコメントのような画期的な試みだと思います。
それぞれの地域で発達障害児者を支援する者が集まり、勉強会を開
始し、そのパワーが施策提言として至る所で結集することで、法制
化を応援する運動になることを願います。もちろん、議員の先生方
や行政担当者も巻き込んでやれるといいですね。

ただ、肝に銘じなければいけないのは、勉強会の目的が法制化を支
援するための提言であるということ。各論で現実が抱える課題解決
の方策を追求するあまり、深みにはまって目的を見失うことがない
ようにしないといけませんね。

ではまた。(^o^)ノ

[6. カイパパ]

＞satoshiさん

TBの件、どうかお気になさらずに！
satoshiさんのブログ勉強になります。

＞Botanさん

そうなんです、カイの記事をもっと書きたいのに、なぜかカタイことばかりが続いてしまって、
私もフラストレーションがたまっています。
保育園の先生方からも、「もっとカイ君を！」とラブコールをもらっています(^^;

＞たなｂさん

別に私は大したことやってないです。
「たまたま、そこに居合わせた」だけ、という感じをいつも持っています。
「しょうがないなあ、やるか」ってくらいの気楽さで取り組んでいます。

自分の好きな分野、得意なことで貢献できるのは、やっぱりうれしいことですよね。

＞しぇあさん

しぇあさんの書き込みを読んで、やっぱり真意は伝わる人には伝わるんだと意を強くしました。
マイ施策提案会議は、法案成立を支援するとともに、さらにその先の、それぞれの自治体での具体的なサポート施策の充実をにらんでいます。

会議のとりあえずのフィニッシュとしては、
日本自閉症協会、議員連盟、厚生労働省へ提案を届けることを考えています(^^)

[7. むーんらいず]

カイパパさん、こんにちは。
コメント頂きまして、ありがとうございます。

＞ひとつお願いですが、私のブログから記事を転載する際には、
==================================
カイパパ通信blog☆自閉症スペクタクル：議員にお手紙を！　発達障害の支援を考える議員連盟
http://kaipapa.livedoor.biz/archives/786828.html
から転載。
==================================
といった形で出典を明示していただけますか？(^^)
＞
＞
そうですね。ごめんなさい。
ブログをはじめたばっかりなので、トラックバックの使い方がまだよくわかっていないんです。今度は気をつけますね。
（送り方もよく分からないのでぼくのコメントを直接コピペしました。）

それにしても、今度の日曜日は選挙ですが、
発達障害者の事をきちんと考えてくれて、
正しい政治をしてくれる人が選ばれてくれればと、
つくづく思います。
年金問題にしても、国民に負担を求めるばかりじゃなくて、
政府や与党ももっと頭を使って、財源をどこから捻出できるか、どうすれば、未払いの人から徴収することができるか、払ってもらえるかを考えるべきだと思います。
それに、論議されることが、最も健常者の方が多いので、
老齢年金の事だけで論議されているように思いますよね。
でも、障害者だって、障害年金を貰うわけですから、
それについてもきちんと議論して欲しいとぼくは思うんです。

僕自身、障害年金を請求したのですが、発達障害ということで厚生年金から書類を返礼され、国民年金で厚生年金3級該当などと言い訳しつつも却下されるということに遭い、母の年金で生活しなくちゃならない常態なんです。無収入なので、そうするしか仕方ないんです。でも、それって、自己卑下してしまう一番の原因になってしまうんです。とても困っています。
だから、今回の発達障害者支援法が可決してくれたら、年金の扱いももう少し変わるんじゃないかなと思って、期待しています。

ぼくは千葉県民ですが、千葉県では障害者差別禁止条例が可決しました。障害者地域支援センターが県内14箇所に設置されるそうです。これもまた、ぼくにとってはうれしいニュースであります。

支援法案が成立するまで、いや、成立してからが当事者としての運動の成果が問われます。もっといい法案に育て上げましょう。

[8. はな]

東京でAD/HDを持つ成人女性のグループに関わっているはなと申します。

このたびうちのグループで発達障害者支援法☆マイ施策提案をやってみようということになりました。

もともと，こういう生活がしたいねというイメージをふくらませるワークショップを企画していたのですが，かいパパさんのここのページを拝見して，これやろうよということになりました。

これだけ準備いただいたらあとはもうやるだけという感じで感謝です。いわゆる軽度発達障害当事者のみの参加になるので，いろいろとハプニングもありそうです。時間は長めにとることにします。

12月に予定していますが，いろいろ御支援いただけたらありがたいです。

一応blogがあるのですが，まだ全然使い方がわかっていなくて，すみません。

[9. カイパパ]

＞はなさん

はじめまして！

マイ施策会議をやってみるとのこと、すごくうれしいです(^^)！　当事者グループでは初めてのことです。

最初に開催したマイ施策会議では、アスペルガー症候群の診断を受けている方が１名参加してくださり、「自分に必要な支援はこれだ」という形で、たくさんの気づきを与えてくれました。

１２月開催とのこと、できるアドバイスはいたしますので、わからないことや質問がありましたらお尋ねください。

★開催に当たってのアドバイスです。

当事者の方の参加ということですので、シナリオなどは事前に提供して、「全体の流れ、次に何が来るか」を了解してのぞんでもらうほうがよいと思います。

また、ポストイット書き出しの際には「自分たちが今ほしいサービス」とある程度テーマを限定したほうがよいでしょう。このことも事前に伝えて、考えておいてもらうといいと思います。

このワークショップは、その場での即興性を試す場ではなく、実際に施策提案に結びつけるためのものなので、事前準備はどんどん奨励したらいいですヨ(^^)

[10. はな]

カイパパさん
アドバイスありがとうございます。
これからもよろしくお願いします。
そのころは法案が通っているでしょうかね?
とりあえず，ありがとうございます。
ところで，質問などはここにコメントで残していっていいんでしょうか?
他に方法がありましたら，教えくださいませ。

[11. カイパパ]

＞はなさん

カイパパです。

「
ところで，質問などはここにコメントで残していっていいんでしょうか?
他に方法がありましたら，教えくださいませ。
」

マイ施策提案会議を実践するためのQ&Aになるとうれしいので、できればこちらにコメントで質問してもらえるとうれしいです。

もしも、メールの方がよければ、

kaipapa2shinあっとまーくmars.livedoor.com

に送ってください。

コメントもメールも、レスポンスはあまりよくありませんが、できる範囲でサポートします(^^)

[12. はな]

こちらにはひさびさです。
のびのびになっていましたが，2月にできることになりました。
といってももう成立してしまったんですが・・・。

これから当日のための（&たぶん予習用の）資料作りをしようと思っているですが，成立した支援法の解説書のようなものは，もうどこかからでていますでしょうか?
もしご存知でしたら，教えてください。
なければこの際なのでつくろうかなと思っています。

[13. カイパパ]

＞はなさん

私の把握しているところでは、支援法の解説書はまだ出ていません。
法の施行が４月からなので、そのころに出版があるのではないでしょうか(^^)

ぜひ、「はなさんオリジナル版」をつくってシェアしてください。

マイ施策提案会議の報告楽しみにしています！

[14. はな]

いよいよ明日，というかもう今日なんですが，当事者が考える発達障害者支援法ワークショップです。

障害者自立支援法等々，全体の状況が大きく動いているときなので，どこまでフォローしようか悩みながらまだ資料を用意しています。

パブリックコメントの締め切りが運よく当初予定より伸びたので，ワークショップの結果をそのままパブコメに出せたらいいなと思っています。

終わりましたら，また報告しますね。

[15. はな]

無事，終わりました。
AD/HD，アスペルガー症候群，LDなどを持つ成人当事者が総勢30人弱集まりました。

グループとして，仕事（継続支援），生活，支援センター等相談支援の三つにわかれ，それぞれアイディアを出し合い，プレゼンテーションを行いました。

サイト上でも有名ないくつかの当事者グループのメンバーが参加してくれていたので，そこですかさずネットワーキング。

それぞれの活動の紹介や勧誘もしました。

私は相談支援のグループでしたが，
とにかく，発達障害支援センターに成人当事者を
かかわらせて欲しいという希望で一致しました。
例えば，場所貸し，財政的援助だけでなく，
専門職の研修に当事者が言って話すとかいうような当事者視点を提供する材料として当事者をセンターとしても利用して欲しいという意見も出ました。

その後の懇親会ではみんなハンドル名で
呼び合うので，ちょっと不思議な集団となっていましたが，それぞれに楽しんでもらえたと思います。

がんばってまとめてパブコメに間に合わせたいと思います。