★カイの名前の由来
カイの名前の由来を聞かれることがあります。命名の説明って、なんだか「親みょうり」を感じる瞬間ですね。
2003年9月の自閉症カンファレンスNIPPON2003講演での説明を紹介します。
自閉症カンファレンスNIPPON2003発表報告(カイパパ)より
この子が、私たちの息子、開(かい)です。知的障害を伴う自閉症の4歳の男の子です。カイという名前は、「開く」という字で「カイ」と読みます。
自閉症の診断をうけた当初、「自閉症の開クン」というのは、「皮肉だな…」と思ったりもしましたが,今では「本当にいい名前をつけた」と思っています(^^)。
私たちは、この名前を「開かれた心(open minded person=偏見・差別を持たない人)で、自分の人生の扉を開いていってほしい」という願いを込めてつけました。
ご承知のとおり、自閉症は自らを閉ざす障害ではありません。自閉の人は、素直ですよね。そして、開は自らの光でもって、「開君と関わりたい!」と言ってくださる支援者に多く恵まれています。本当に自分の力で人生を開いていっていると思います。その名のとおりです(^^)。親ばかですけれど、本当にスペシャルな子どもです。
カイは私の世界や、気がついていなかった能力も開いてくれています。修行の毎日でもありますが、感謝しています。
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そっか、カイくん=「開」くんなんですね。
すっごいいい名前だ〜・・・ご両親の願いが伝わってきます。
「自閉症は心を閉ざしてなんかないよ」とカイ君自身の存在で明言してくれてるように感じます。