「笑顔」や「思いやり」や「優しさ」を職業的にもとめられる人は、大きなコスト(心理的負担)を払っています。その対価として賃金が支払われるわけです。「スマイル=0円」ではないのです。
・「感情」を使う仕事につく人の「心」の守り方
http://allabout.co.jp/gm/gc/396581/
渋谷望『魂の労働―ネオリベラリズムの権力論』で、私は初めて「感情労働」という概念を知りました。10年前の本ですが、現在の社会を先取りしていました。私が、ネオリベラリズムのなんたるやがわかるようになったのは、ここ数年です。
今問題なのは、医師のような専門性の高い職業だけではなく、マクドナルドのようなファストフード業界でも、感情労働を強く求められ、それに見合う賃金が支払われているかといえば「?」だということです。
どうしてこういうことになるかを考えてみると、「労働者」としてのわたしが、「消費者」としてのわたしになったときに、安居酒屋でもホテル並みのサービスを要求するような無体を平気でしてしまっているからだと思いました。
一方で、感情労働ではない労働は、どんどんなくなっています。そのため、感情労働が不得意な人たちが職場から弾き出される状況になっているんですね。
前に記事で、「感じやすすぎる心」について書きました。
http://kaipapa.livedoor.biz/lite/archives/52463977.html
心を大切に守っていこうね。
・「感情」を使う仕事につく人の「心」の守り方
http://allabout.co.jp/gm/gc/396581/
感情労働を選ぶ人の多くは、人間が大好きで、感情が豊かな人だと思います。それだけに、いつも笑顔で懸命に人に尽くしてしまい、知らず知らずのうちに疲れを溜めてしまうのでしょう。
仕事は長く続けていくことに意味があります。せっかく選んだ適職をバーンアウトで失わないように、また労働の価値である感情を守るためにも、仕事とプライベートとの時間的な切り分けをし、「プロはこうあらねばならない」という職業上のペルソナにこだわりすぎないことも必要なテクニックになってきます。感情労働にやりがいを覚えている人ほど、このことを意識していく必要があるのだと思います。
渋谷望『魂の労働―ネオリベラリズムの権力論』で、私は初めて「感情労働」という概念を知りました。10年前の本ですが、現在の社会を先取りしていました。私が、ネオリベラリズムのなんたるやがわかるようになったのは、ここ数年です。
今問題なのは、医師のような専門性の高い職業だけではなく、マクドナルドのようなファストフード業界でも、感情労働を強く求められ、それに見合う賃金が支払われているかといえば「?」だということです。
どうしてこういうことになるかを考えてみると、「労働者」としてのわたしが、「消費者」としてのわたしになったときに、安居酒屋でもホテル並みのサービスを要求するような無体を平気でしてしまっているからだと思いました。
一方で、感情労働ではない労働は、どんどんなくなっています。そのため、感情労働が不得意な人たちが職場から弾き出される状況になっているんですね。
前に記事で、「感じやすすぎる心」について書きました。
http://kaipapa.livedoor.biz/lite/archives/52463977.html
心を大切に守っていこうね。
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