前回の記事も、台風接近中にアップしたものでした。2週続けて上陸となるとなんだか強い気持ちを持たなくては…と思います。暴風圏内に入ったら外出せず嵐が過ぎ去るのを待つ以外にないのですが。今もものすごい雨が降っています。被害が発生しませんように。


強い気持ち 強い愛で、お知らせしたいのが愛知県自閉症協会プロジェクト部企画の医療セミナー「医療と上手に付き合う方法〜自閉症に対して医療は何ができるの?」です。

11月16日(日)に開催します!
講師は、吉川徹医師(児童精神科医、愛知県心身障害者コロニー中央病院)です。

吉川さんとわたしは、カイパパ通信を始めたとき以来の10年来の友人です。夕飯を食べながら、医療について疑問に思うことをカイパパが質問して、吉川さんが答えて、刺激的な議論をしてきました。
この時間を、ひとりじめしているのはもったいない! そう思って、企画しました。

たとえば、みなさんも気になっているんじゃないでしょうか? 最近ちょくちょく耳にする「オキシトシン」。自閉症の特徴であるコミュニケーションの難しさを改善する効果が期待されているとか。こんなニュースも流れました。

・自閉症の大規模臨床試験 来月から実施へ NHKニュース
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20141010/k10015285111000.html
他人の気持ちを理解することが困難な自閉症の患者に「オキシトシン」と呼ばれるホルモンを投与し、コミュニケーション能力の改善を目指す大規模な臨床試験を金沢大学や東京大学などのグループが、来月から始めることになりました。研究グループは、効果が確認されれば、薬としての承認を目指す「治験」を行う予定で、自閉症の初めての治療薬になる可能性があると期待されます。

自閉症の治療薬──どういうこと? 新しい治療法が、どんな研究段階で、どれくらいのタイムスパンでわたしたちのところに届くのか? 素人にはわからないので、知りたくなります。

また、現時点で薬を処方されている自閉症の人たちも多くいます。その薬はどんな効果があって、何を気をつけて、付き合っていったらいいのか。意外と日常の中で腑に落ちていないこともあります。

自閉症の診断を受ける時から、医療との関わりは切れることはありません。自閉症という障害ならではの、医療との上手な付き合い方について、一方的にお話を聴くだけでなく、意見のやりとりをしながら一緒に考えられたらいいなと思います。

お申し込みは、こくちーず(http://kokucheese.com/event/index/216059/)からどうぞ♪

◆イベントのご案内◆
プロジェクト部企画第3弾
『医療と上手に付き合う方法〜自閉症に対して医療は何ができるの?』

 「自閉症の原因遺伝子が見つかった」「自閉症の治療薬につながる物質が発見された」など年に数回はニュースがあります。これは自閉症・発達障害の研究が世界中で盛んに取り組まれている証拠でしょう。

 「生活で困っている「症状」を軽くする薬があるなら試してみたい。本人にとって、苦しみを取り除けるものがあるなら…」とニュースに接するたび、心がざわざわします。しかし、ニュースで報じられているような治療法が、実際に使えるようになるのはいつなのでしょう?

 現在、医療が、薬にかぎらず、自閉症・発達障害に対して「できていること」は何なのでしょうか? 近い将来「期待されていること」は何か? 健康に関して気をつけなければいけないことは何か? そんな素朴な疑問をみんなで出し合い、吉川徹医師に答えていただきます。そして、今私たちが医療と上手に付き合う方法を見出したいと思います。

・日 時:2014年11月16日(日) 14:00〜16:00

・場 所:なごや人権啓発センター(ソレイユプラザなごや)研修室
http://www.jinken.city.nagoya.jp/
(名古屋市中区栄一丁目23番13号 伏見ライフプラザ12階)
※ 地下鉄 伏見駅6番出口より南へ徒歩約7分

・講師:吉川 徹 氏(児童精神科医、愛知県心身障害者コロニー中央病院)

・対象:どなたでもご参加いただけます。

・参加定員:60名(先着順)

・資料代:愛知県自閉症協会会員=500円、 会員外=1,500円 

・申込方法:こくちーず(下記URL)からお申し込みください。
http://kokucheese.com/event/index/216059/

11月16日午前に、同じ会場で「プロジェクト部企画会議」も開催しますので、よかったら合わせてどうぞ♪