昨日豊橋で、愛知県自閉症協会・つぼみの会プロジェクト部の納涼会を開催しました。

8月8日=8・8と続いて、ハハ、パパで「親孝行の日」、ハハと「笑い」の日。
プロジェクト部、毎回、真剣に「学び、考え」ているのだから、「ハハとパパ」が「ハハハ」と笑う回があってもいいでしょう! というコンセプトで名幹事が企画してくれました。
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お料理も美味しくて、話も大盛り上がり。こういう肩の力を抜いた集まりもいいですね。

この機会に、わたしは新城まで足を伸ばしてきました。
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長坂さんのガイドで豊橋から新城へ向かいます。

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念願の「レインボーはうす」を訪問。


グループホーム、生活介護事業所、レインボーのお菓子屋さん、畑も見せていただきました。ひとつひとつを丁寧につくり、運営されている様子がわかりました。

長坂さんとお話をしていて、わたしが感じたのは、レインボーはうすを運営する社会福祉法人新城福祉会が担っている役割・責任の大きさです。

新城市の人口は、5万人弱。名古屋市の人口は、228万人です。
障害をもつ人は少数派ではありますが、人口の多い都市ではある程度の「数」になります。サービス提供をする場合の事業採算性を取るには、数が多いほうがやりやすい。参入する事業者の数も多くなり、選択肢が増えます。

一方で、小さな市町村の場合、事業提供できる法人が無い・1つしかないことがあるわけです。その場合、その法人のサービスレベル=障害をもつ住民のQOLに直結します。だから、ニーズに対し「新しいサービス」を創ることが求められ、変化・成長し続けなければなりません。

「新しいサービス」を創ると言っても簡単ではありません。エース級の職員を新事業に配置する必要があり、既存の拠点はどうしてもレベルが下がります。新しい人を雇い入れ、人材育成をしていく。しかし、新しい人材の確保は小さい町では難しい。常に、人のやりくり、質の担保に頭を悩ませながら、「それでもやらなければ」と日々の暮らしを支えている様子を垣間見ることができました。

わたしが一番印象に残っているのは、電車の踏切の所で出会った男性のことです。
その方は、長らく施設入所をしていたが、現在はヘルパーを利用しながら、一人暮らしをされているそうです。色々なことが日々起きるそうですが、「自分の部屋の鍵を自分で持つ」生活を絶対に続けたいと選ばれたからそれを支えていこうと覚悟を決めたと長坂さんはおっしゃっていました。

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夜の豊橋駅から見えた花火。この夏はじめてだな。


<おまけ>
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レインボーはうすにある幻想的なスヌーズレンの部屋で、ひと休み♪