うちのカイは今年17歳になる。ゆうべ妻と二人で昔のアルバムを見ていて。静止したカイはとにかく愛らしく。「どうしてあんなにたいへんだったんだろうねぇ?」と話していた。たいへんなことは写真にとれないから? 写真の中で輝いている彼をみることを、老後の楽しみにしようねと。
aokoikai
初こいのぼり カイ10か月

「カイパパ」は親目線でみて考えて発信してきた。語ってきた自閉症の苦しみは「親が感じる苦しみ」だった。それをクチに出して、ひとに聞いてもらうことが親にとっての癒しになることは事実。でも、わたしの親が「おまえは大変だった」と他人に触れて回るのを、わたしが聞いたらいい気はしないよね。

大人になっていくカイを、祝福したい。おとうさんはおとうさんなりに時を積み重ねて、きみがきみであることのWonderを心の底からわいてくるよろこびとともに抱きしめることができるようになったんだ。「◯◯だから」とか「XXだけど」とかそういう留保無しで。カイはさいこー、唯一無二愛してる。