今日は、愛知県自閉症協会・つぼみの会プロジェクト部の企画会議でした。
いつもどおり、チェックイン(ひとこと自己紹介)から始まり、3人の初参加者に向けてプロジェクト部の紹介。
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企画会議では、12月10日に豊橋で「明石洋子さん明石徹之さんの講演会」を開催すること、1月29日に岡崎で吉川徹先生の「医療セミナー」を開催すること、3月19,20日の特別支援教育フォーラムに今回はどんなふうに参加できるかな?などを話し合いました。

そして、「ネットワークかみひこうき」キックオフ会について、こうままさんから参加報告がありました。
「どこで? 誰と? どう暮らしていくか?」が、権利擁護の肝で、その願いをかなえる保障がなければ、土台からがたがたに崩れてしまうんだな……ということを思いながら聞いていました。

・ネットワークかみひこうき
http://ita-tkym.wixsite.com/kamihikouki

後半は、津久井やまゆり園事件について、対話をしました。
最初に、亡くなられた19名の方の、分かる限りの情報(年齢と性別)を一人ひとり読み上げてから、黙祷をささげました。
それから、一人ひとりが自分の言葉で、想いを語りあいました。
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ある参加者が言いました。あまりにもショックで、フリーズして何も感じなくなっていた。今日みんなと話して、ようやく感情が戻ってきた。

何か「正解」があるわけではありません。「結論」もありません。
既に、事件が起きてしまったことで、誰もが失ってしまった状態です。

一人ひとりに物語があるのに、
死は、存在を奪い、名前さえ奪ってしまった。私たちは、その人の物語を知ることができない。
塊や記号としてではなく、一人ひとりを区別して、祈ることすらできない──そんな理不尽。

下を向いて、疑心暗鬼になって、しあわせに暮らせなくなるのは、「テロ」の意図が実現してしまったことになる。そんなのはわたしはイヤだ。

死者を悼み、日常を取り戻していくこと。
一人ひとりの物語をつむいでいこう。静かな決意を胸に。
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今日のレジメ。番号も振るべきじゃなかった。記号じゃない。人間なんだ。