■【光とともに】第3話:自尊心を育てる

★はじめに

 カイパパ通信blog☆自閉症スペクタクルでは、ドラマ「光とともに…」をきっかけに、私たちの体験や思いを重ねていくことを目指しています
 第3話をきっかけに、
(1)祖父母を最強サポーターに! 2004年5月11日記事
(2)自尊心を育てる←現在お読みの記事
 を語りたいと思います。


★1 第3話でストローをさすシーン

 第3話では、光ママが2回光にジュースを渡すシーンがあります。このとき、光ママはパックのジュースにストローをさしてあげてから光に渡します。

★2 カイの場合

 カイがまだ3歳だった頃、ヨークをあげようと私がストローをさしてから渡したことがありました。そうしたら、カイはむちゃくちゃ怒って泣きました。何が起きたのかわけがわからなくて、妻に助けを求めると、
「カイ君は自分でストローをさしたかったんだよねー」と新しいヨークとストローを持ってきました。すると、カイは泣きながら自分でストローをさして飲み始めました。

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 妻が教えてくれました。
 カイはできることが本当に少ない(この頃は、ストローなしでコップに口をつけて飲むこともできなかった)。
 できないことは、失敗を恐れてやりたがらないが、自分でできると自信のあることはやりたがる。
 ストローさしは、カイにとって数少ない誇りを持って自分でできることだったのです。パパに横取りされてとてもショックだったのですね。

★3 自尊心の育て方

・自閉症スペクトラムの子の能力はデコボコがあって、不器用で苦手なことが多い=失敗体験が多い
・失敗の記憶は強く残るので、できなかったことはずっとやりたがらない

 親が心がけるべきは、

・できること(成功体験)をどんなに小さなことでもいいから見つけ出し、励ますこと

 それが自尊心の育ちにくいこの子たちの「自尊心の育て方」だと思います。


【光…をきっかけに語ろう】
・お子さんの自尊心を育てるために心がけていることはなんですか?
・「自信」をもつきっかけやエピソード、工夫があれば、教えてください。